RECORD

Eno.179 沙魚川 銀の記録

資料に挟まっていた音声ログ

………

2人ほどの足音の後に何かがガラスの板を力なく叩く音が聞こえる…
壊れない事を確認したのか叩く音は止んだ。

「この本の蟲という怪奇…睡眠や食事は行いますが排泄はないみたいですね」


「満足感を得るだけで代謝はしないみたいだな。
まるでごっこ遊び…やはり怪奇というものは面白い」


「それと…この個体については様子を見てコロニストに引き渡す、ということでしたよね?大丈夫なんですか?」


「前世の記憶を呼び起こした上に現在調査して弱化させている。きっと大人しくなるだろう」

「それでも駄目だったら処分するしかないさ。
現在一体しか見かけないから慎重に扱わなければならないが…」


ここで録音は終了した。