RECORD

Eno.106 芟花艾の記録

𝘐 𝘎𝘶𝘦𝘴𝘴 𝘐𝘵’𝘭𝘭 𝘞𝘰𝘳𝘬 𝘖𝘶𝘵

 
家族って別に好き嫌いでなるものじゃないと思う。
拒んだってどうにもなるものじゃなかったし
家族として助け合い、大事にするのが当たり前。

だから多分、見ないようにしてた。
萌花が本当はどういう子で、萌花は俺の事、どう思ってんのかなとか。
てっきり、こんな俺は好かれてないだろうって決めつけてたから。


『わたしは、やっぱり、
 兄さんを悲しませるようなことはしたくない』

『兄さんのこと、だいすきだもん』



『お兄ちゃん!』



『行こ。兄さん。
 おでこ、冷やさなくちゃ』




地元にいたときより、ずっと萌花の顔、見れるようになった気がする。



萌花が神秘管理局に協力。それを見守ることにした。

心配はやまやまだけど、裏世界であのまとわりついてるのが役立ってる以上
無理して祓うと逆に萌花の身が危険だ。
完全に信用は出来ないけど、しばらくこっちも様子を見る事にする。

そうして少し問題が落ち着いて、また新たに気づいたこと。


「………萌花のまわりって、男子おおいの……?」




なんでこんなもやもやするんだろ。これ、お兄ちゃんなら当たり前なのか?
いかんいかん、自制しなくっちゃ……