RECORD

Eno.139 浮季草 斂華の記録

◯◯◯◯が言えなくて

 誰かに話したい。
   聞いてほしい。
     許してほしい。



 ……ふと、そんな気持ちが浮かぶ時があっ
 それがどんな結果を生むのか定かではないけれど、もし命があったとしても、関係性の破滅が待っている事は明らかだから、胸の内に隠
 傷つきたいのか、楽になりたいのか、背中を押してほしいのか、どれが本心か分からないって思ったっ
 ああ、自殺願望ってこういう風に生まれるんだろうな、という薄らぼんやりとした思考だけがあっ


 指先に埋もれたトゲのように、心の端に隠れて刺さっていて、はっきりとした形にできない言葉が隠れている。
 ふと、一人になった時に、口に出せそうだと浮かんでは、消えていった。