RECORD
Eno.623 飯田飯太の記録
機関選択
”裏世界”に迷い込んでから数日。
監視対象として過ごすか、自分を脱出させてくれた人のように協力者になるかを偉い人に選ぶように言われ、どうするか悩んでいた。
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背もたれに体を大きく預け、息を吐く。
人間に、どうしても心惹かれてしまうものがあるとするなら、俺の場合は隠された真実やそれを隠そうとする意志や防壁そのものなのかもしれない。
今の自分の技術を、もし全部教えたとして一番有効に使ってくれそうな所は何処だろうか。
そこで気づく、カレントコーポレーションに決めるための理由探しをしている自分に。
もっともらしく悩んだフリをしながらも、恐らくずっと…それこそ生まれた時から、好奇心には逆らえないのが俺の業なのだろう。
結局のところ、俺の興味関心はカレントネットワークスの技術に傾いていた。
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荷物をまとめてカバンに突っ込み、拠点を後にする。
自分についてまた一つ知れた俺の顔は、たぶん気持ち悪いくらい笑っていたと思う。
監視対象として過ごすか、自分を脱出させてくれた人のように協力者になるかを偉い人に選ぶように言われ、どうするか悩んでいた。
「将来性を考えるなら、カレントコーポレーションかな…いや、この前の一件もあるし神秘管理局に入って守って…いや、新入りにそこまでしないか。裏世界にかかわりすぎるのも怖いしアザーサイドコロニストは却下かな…」
「でも、waveDとかsurf弄れるのは魅力的だよなぁ。あれも謎にセキュリティ固いけど、神秘ってやつが関わってたりするのかな…気になる…」
背もたれに体を大きく預け、息を吐く。
人間に、どうしても心惹かれてしまうものがあるとするなら、俺の場合は隠された真実やそれを隠そうとする意志や防壁そのものなのかもしれない。
今の自分の技術を、もし全部教えたとして一番有効に使ってくれそうな所は何処だろうか。
そこで気づく、カレントコーポレーションに決めるための理由探しをしている自分に。
もっともらしく悩んだフリをしながらも、恐らくずっと…それこそ生まれた時から、好奇心には逆らえないのが俺の業なのだろう。
結局のところ、俺の興味関心はカレントネットワークスの技術に傾いていた。
「よし、決めた。カレントコーポレーションにしよう。あの社長なら全部バレても最悪許してくれそうだし。」
荷物をまとめてカバンに突っ込み、拠点を後にする。
自分についてまた一つ知れた俺の顔は、たぶん気持ち悪いくらい笑っていたと思う。