RECORD

Eno.382 フルルーナ・ワイズマンの記録

<rt>いぶかしむ</rt><rb>隠れた</rb>日


寮でタコパがあった。

ナオヤの尻を労る会?らしい。尻に何があったかは聞かなかった。

一年共がいろんな具材を持ってきて、会場はとても盛り上がっていたと思う。

なんかすごい辛いものがあったみたいで、ヒイロがそれを喜んで食べていた。

あれ、なんだったんだろう?

一年の、特にシハナってヤツがだいぶアグレッシブみたい。

自分はと言えば、モチが食べられることを知った。ライスケーキ。

コメを潰し固めたものなんだから道理ではあるかな、美味しかった。

あかしやき?ってのは食べられなかった、漬ける出汁がダメだった。

でも食べたものは全部美味しかったな、またあるといいな。


―――今日は月が見えた。

数日間見えなかった月。

その間の夜、ずっと頭が痛くて、いまどこにいるの?がし続けて。

日中はなにもないから、問題はなかったけど。

この声は、一体誰の声?



最近アキラの様子がおかしい。

なにかに怯えてるみたい。

前は最トモ二人を招待して部屋でお泊り会をした。

その時は怖くなかったって言ってくれた、よかった。

窓に置いたお守りは、なにも問題無かったみたい。

それから何日か皆でアキラを励ました。

今日は命を部屋に泊めさせたし、自分もお守りを置いてきた。

あの二人は、どことなく自分より距離が近そうだったからそうした。

多分、それでよかったんだ。


―――月 見た。

それは眼下の大地を見た。

誰かがいる、話している。

聞こえない声を推察は出来ない。

そこにある顔は、ひとり除いて知っている。

なのに、誰も何も教えてくれない。

二度もあったのに、二度も見たのに。

それ以上のことは、知れなかっただけなのに。