RECORD
Eno.1451 西ヶ谷 鏡人の記録
分からん
どうやら後輩の女子にデートを申し込んでしまったらしい。
そしてよく分からんが、相手はOKを返して来た。
分からん。一日考えてみたが全然分からん。
言葉足らずだったのは認めるが、それでも何故了承が取れたのか。
話の流れ的に唐突過ぎるだろうに。むしろ怪訝にされるのが普通ではなかろうか。
ここにきて、対人経験がないのが如実に響いてきている。
一般的にこの流れは正しいのか。俺の選択は正しかったのか。
今日の昼過ぎに、彼女と二人で食事に行く。
一応準備は出来ている。念のため服は新調したし、行く予定の店へのルートも確認済み。
最初は何となく心配して気遣っただけだけど、今は…。
あの時は本題ではないからと、あえて横に退けた話をもう一度反芻する。
︙
何故、俺なんかにあんな話を振ったのかも定かじゃないが。
…はぁーっ、もう知らん、分からん。俺は無知だ。
なら。
「知るしかないだろ。俺に出来ることなんて、探究する事だけなんだ」
そしてよく分からんが、相手はOKを返して来た。
分からん。一日考えてみたが全然分からん。
言葉足らずだったのは認めるが、それでも何故了承が取れたのか。
話の流れ的に唐突過ぎるだろうに。むしろ怪訝にされるのが普通ではなかろうか。
ここにきて、対人経験がないのが如実に響いてきている。
一般的にこの流れは正しいのか。俺の選択は正しかったのか。
今日の昼過ぎに、彼女と二人で食事に行く。
一応準備は出来ている。念のため服は新調したし、行く予定の店へのルートも確認済み。
最初は何となく心配して気遣っただけだけど、今は…。
あの時は本題ではないからと、あえて横に退けた話をもう一度反芻する。
>>3589983
「ふふ、ちょっと嬉しい」
ぽつりと溢して、スカートを正して座り直す。
「私は、元々根暗で地味な女なんです。
小さな頃から訓練と依頼漬けだったから、ろくに友達もできやしない。
それでず~~っと向こう側に入り浸って、気付いたら無理が祟って死んじゃった。
それが何の因果か、先々月……ぐらいですかね。
何故かこの街で生き返っちゃって。
折角だし、友達がいっぱいいたクラスメイトみたいに振舞ったら、私でも案外イケるかな~~……なんて」
自嘲じみた溜息ひとつ。
「……まあ、全然イケなかったんですけど」
何故、俺なんかにあんな話を振ったのかも定かじゃないが。
…はぁーっ、もう知らん、分からん。俺は無知だ。
なら。
「知るしかないだろ。俺に出来ることなんて、探究する事だけなんだ」

