RECORD
Eno.77 磯向井 利慕の記録












❖回顧録

「船に乗るだけだったはずなのに!!」

「くそう……トージャク先輩め……
でも先輩は別に悪くないしな……
やっぱあの怪盗が悪い。爆発していい気味だ」

「あああおお〜〜 ヘロヘロ過ぎる……
飯食うのが怖すぎる……」

「ただ、まあ。
良いことは良いことで色々あったな」

「いや、あったかな………………」

「辛い思い出だらけで凄いが――
一応、ちゃんと船に乗れたし。
螺千城って建物が、湖抱えられるくらいヤベェ場所って知ったし」

「荒くれの部類だろうけど、船乗りがどんなのか見れたのは大きいな」

「船員っぽい人も同乗してたけど……
怖強の怪奇の手下っぽいんだよなぁ」

「…………」

「母さんに言ったら嫌がれるのは必須」

「ましてやクレーさんが知ったら、裏にまで走って怒ってきそう」

「だったら行くしかねぇよな!!
螺千城!」

「母さんにバレない様にしつつ――
ウッッッ胃が!!!」