RECORD
Eno.26 朔 初の記録
露呈するのは、だから時間の問題だったんだろう。
露呈、はまだしていないか。
あの子に見えては、まだ無い。
けど、バド部1年生の間で噂になってた話が、ついに私の元にも届いていた。
当然だった。人数がそこまで多いわけでも無いし。
怖いもの見たさで、招待されたグループをのぞいてみた。
というか、入るのを断れなかった。
一年みんな入ってるよって。
友達もそうなんだろうか。
いつも私はそうだった。
いつも私はそう。
グループにいる顔ぶれは、バド部1年だけじゃなくて、2年生も何人かいるようだった。
あっさり見て、全員は見なかった。
友人がいるか確認しなかった。
いたら、末恐ろしいような気がした。
嫌な気持ちが広がっていくようだった。
あの子ってクラスのグループにも入ってなかった。
バド部のグループにも当然いなくて。
ここのグループにも、勿論、いなかった。
だから見られることがないとたかくくっている。
「………」
グループを開くの、躊躇した。
まったりとした空気で通知がくる。
その通知も、怖くて見れなくて、目を瞑っていた。
チラと見たそこには。
悪口!陰口!陰湿!冷笑!コラ画像なんか器用なもんだなぁ!
悪意。
悪意悪意悪意!!
ただの暇つぶしと娯楽。
通知は切った。
そのグループに入ってしまったことには違いがない。
でも、ろくに開くことはなかった。
それを責められることも、なかった。
責められることがないのに安堵した。
自分は目立つあの子と違って、縁っこの人間なんだとせせら笑った。
一体いつから変になってしまったかはわからない。
ただ、一瞬にしてに近しい速度には違いない。
先輩1人、いなくなってこれには、違いなかった。
それでも、クラスで過ごす彼女は何事もなく普通だったし。
ちょっとだけ怖がりの、クラスのマスコットとしての立ち位置は崩れなかった。
私はそのグループにいたのに、平然として話していた。
いただけで、何も言っていない。
ただ、冷や汗。
面の皮が厚かった。
じわ、じわ、と。
夏の湿り気が霧散するように。
冬の底冷えは、すぐそこに迫っていたのに。
春の暖かさが来て、それでも、進級するまで何事もなかったから。
寝ぼけた頭を持ってしまったのだ。
CASE:19
露呈するのは、だから時間の問題だったんだろう。
露呈、はまだしていないか。
あの子に見えては、まだ無い。
けど、バド部1年生の間で噂になってた話が、ついに私の元にも届いていた。
当然だった。人数がそこまで多いわけでも無いし。
怖いもの見たさで、招待されたグループをのぞいてみた。
というか、入るのを断れなかった。
一年みんな入ってるよって。
友達もそうなんだろうか。
いつも私はそうだった。
いつも私はそう。
グループにいる顔ぶれは、バド部1年だけじゃなくて、2年生も何人かいるようだった。
あっさり見て、全員は見なかった。
友人がいるか確認しなかった。
いたら、末恐ろしいような気がした。
嫌な気持ちが広がっていくようだった。
あの子ってクラスのグループにも入ってなかった。
バド部のグループにも当然いなくて。
ここのグループにも、勿論、いなかった。
だから見られることがないとたかくくっている。
「………」
グループを開くの、躊躇した。
まったりとした空気で通知がくる。
その通知も、怖くて見れなくて、目を瞑っていた。
チラと見たそこには。
のぞいてみよう
悪意。
悪意悪意悪意!!
ただの暇つぶしと娯楽。
通知は切った。
そのグループに入ってしまったことには違いがない。
でも、ろくに開くことはなかった。
それを責められることも、なかった。
責められることがないのに安堵した。
自分は目立つあの子と違って、縁っこの人間なんだとせせら笑った。
一体いつから変になってしまったかはわからない。
ただ、一瞬にしてに近しい速度には違いない。
先輩1人、いなくなってこれには、違いなかった。
それでも、クラスで過ごす彼女は何事もなく普通だったし。
ちょっとだけ怖がりの、クラスのマスコットとしての立ち位置は崩れなかった。
私はそのグループにいたのに、平然として話していた。
いただけで、何も言っていない。
ただ、冷や汗。
面の皮が厚かった。
じわ、じわ、と。
夏の湿り気が霧散するように。
冬の底冷えは、すぐそこに迫っていたのに。
春の暖かさが来て、それでも、進級するまで何事もなかったから。
寝ぼけた頭を持ってしまったのだ。