RECORD
Eno.60 千夜 理央の記録
ワンステップアウト
ここのところ、俺の知らない景色が度々広がり。
思い悩むことも増え度々相談するかSURFに手が伸びては躊躇い。
これは俺自身が考えるべき、超えるべき壁だとひとつひとつ。
整理整頓していきながら考えていけたらと思う。
・衛生兵としている俺の在り方のままでいいのか
『超新星』へ出て思ったが、戦闘兵としてやっていく場合
俺は歴戦の戦闘兵と比べてやはり実戦経験の浅さから技巧と神秘に頼らねば勝てない。
それは恐らく戦場の怪奇に対しても同じではないであろうか?
ならば今まで通り衛生兵、そして今ならば工兵として
自身の得意な後方支援に徹するべきかと考えていたが。
最近異術遠隔兵の科目を受講できることを知り、講師に出会い。
はっきり言ってしまえば俺と同じ能力者の科目があると思わず。
そこら中に自分と同じ能力者が現れるのは複雑な心境ではあったが…逆に隠れ蓑にもなる。
そして俺が戦闘兵と転向するならこのクラスだとはっきりと考えた。
もちろん後方支援…衛生兵としての在り方を捨てるつもりはない。
あくまで俺の戦場においての『択』…考えを増やす、といった具合だ。
やれることは多い方がいい、とは方々から聞いている。いい機会だ、と。これに関しては結論づいた。
・『俺』としての在り方
俺は基本的に皆を見守る立場でありたかったし、実際そうであった…とは思う。
時折混ざって談笑したり共闘したり勉学に励んだり…とかく角を立てずにいたかった。
が、先日の『GYUHO』にて、久々に俺の競争心及び闘争心に火が付いた気がする。
トラップだらけのコース、それに対する対応力、バイクのジョーとのチームプレイ。
ソロでの走破は中々に熱く、歯ごたえのあるステージは面白かった。
問題は一般レーンでの複数人の競争で…その前日にひと悶着あり。
俺はその時点で数名に勝利するという『目標』ができ『競争心』が生まれていた。
そのせいか結果は自身が大ブレーキとなり散々だったがジョーがカバーしてくれ…感謝しかない。
甲羅を誤射したり結局場外乱闘したりとなんというか大人げない事をした。
今落ち着いて思えばなんであそこまで俺は熱くなったのか分からない。
だがあのレースをきっかけに俺の感情が表に出やすくなったのは確かだ。
これを是と取るか、否と取るかの答えはまだ出ていない。
ただ闘争心、競争心に関してはここぞという時以外は閉まっておこうと思う。
普段の俺はやはり平静を保ち、皆の後ろに一歩引いて立っている。
恐らくはそれが自分としても落ち着く立ち位置だ。
・とある先輩に関しての認識
…正直、時折愚行というか阿呆の発言というか…なんというか…それは置いといて。
『壱ノ蛇』の先輩としては世話になっており、経験に基づいた強さと人望を持っている。
だからこそ俺は敬意と忠義を持って、また『ダチ』として時に雑な酒飲み仲間だ。
しかしだ、しかし。
俺にはあの背が幼い頃から見ていた『憧れの背中』に時折重なってしまい。
あれはフィクションであり、先輩は現実だ…そう必死に今搔き消そうとしている。
いい歳をして情けない。いっそ酒の場で話せば笑い話として昇華できるだろうか。
・烏丸椿
俺がこんなことを考えてるなんて露知らず、烏丸は俺の部屋でのんびりとしている。
リラックスしているようでなにより。すっかりとあの頃と同じだな。
強いて言うならば違うのはお互いが相思相愛であるという事くらいか。
こういう時…何かした方がいいのだろうか。頭を撫でるのは嫌がる女性もいると聞いた。
少し悩んでれば目が合ったので軽く笑えば、ふにゃといった感じで笑い返す。
今は、俺はこれで俺は幸せだ。この空間が、この時間が。とても安らぎを感じる。
…烏丸からの『サイン』を都合のいいように受け取って、どこかで一歩踏み出すは迷うが。
…それは今であろうか?もう少しだけ…この穏やかな微睡の中で2人。
俺も大概臆病かもしれない。烏丸に下手に手を出し傷付けるのが怖いから。
だが、いつかは。
手を握る、それ以外の触れることも。
思い悩むことも増え度々相談するかSURFに手が伸びては躊躇い。
これは俺自身が考えるべき、超えるべき壁だとひとつひとつ。
整理整頓していきながら考えていけたらと思う。
・衛生兵としている俺の在り方のままでいいのか
『超新星』へ出て思ったが、戦闘兵としてやっていく場合
俺は歴戦の戦闘兵と比べてやはり実戦経験の浅さから技巧と神秘に頼らねば勝てない。
それは恐らく戦場の怪奇に対しても同じではないであろうか?
ならば今まで通り衛生兵、そして今ならば工兵として
自身の得意な後方支援に徹するべきかと考えていたが。
最近異術遠隔兵の科目を受講できることを知り、講師に出会い。
はっきり言ってしまえば俺と同じ能力者の科目があると思わず。
そこら中に自分と同じ能力者が現れるのは複雑な心境ではあったが…逆に隠れ蓑にもなる。
そして俺が戦闘兵と転向するならこのクラスだとはっきりと考えた。
もちろん後方支援…衛生兵としての在り方を捨てるつもりはない。
あくまで俺の戦場においての『択』…考えを増やす、といった具合だ。
やれることは多い方がいい、とは方々から聞いている。いい機会だ、と。これに関しては結論づいた。
・『俺』としての在り方
俺は基本的に皆を見守る立場でありたかったし、実際そうであった…とは思う。
時折混ざって談笑したり共闘したり勉学に励んだり…とかく角を立てずにいたかった。
が、先日の『GYUHO』にて、久々に俺の競争心及び闘争心に火が付いた気がする。
トラップだらけのコース、それに対する対応力、バイクのジョーとのチームプレイ。
ソロでの走破は中々に熱く、歯ごたえのあるステージは面白かった。
問題は一般レーンでの複数人の競争で…その前日にひと悶着あり。
俺はその時点で数名に勝利するという『目標』ができ『競争心』が生まれていた。
そのせいか結果は自身が大ブレーキとなり散々だったがジョーがカバーしてくれ…感謝しかない。
甲羅を誤射したり結局場外乱闘したりとなんというか大人げない事をした。
今落ち着いて思えばなんであそこまで俺は熱くなったのか分からない。
だがあのレースをきっかけに俺の感情が表に出やすくなったのは確かだ。
これを是と取るか、否と取るかの答えはまだ出ていない。
ただ闘争心、競争心に関してはここぞという時以外は閉まっておこうと思う。
普段の俺はやはり平静を保ち、皆の後ろに一歩引いて立っている。
恐らくはそれが自分としても落ち着く立ち位置だ。
・とある先輩に関しての認識
…正直、時折愚行というか阿呆の発言というか…なんというか…それは置いといて。
『壱ノ蛇』の先輩としては世話になっており、経験に基づいた強さと人望を持っている。
だからこそ俺は敬意と忠義を持って、また『ダチ』として時に雑な酒飲み仲間だ。
しかしだ、しかし。
俺にはあの背が幼い頃から見ていた『憧れの背中』に時折重なってしまい。
あれはフィクションであり、先輩は現実だ…そう必死に今搔き消そうとしている。
いい歳をして情けない。いっそ酒の場で話せば笑い話として昇華できるだろうか。
・烏丸椿
俺がこんなことを考えてるなんて露知らず、烏丸は俺の部屋でのんびりとしている。
リラックスしているようでなにより。すっかりとあの頃と同じだな。
強いて言うならば違うのはお互いが相思相愛であるという事くらいか。
こういう時…何かした方がいいのだろうか。頭を撫でるのは嫌がる女性もいると聞いた。
少し悩んでれば目が合ったので軽く笑えば、ふにゃといった感じで笑い返す。
今は、俺はこれで俺は幸せだ。この空間が、この時間が。とても安らぎを感じる。
…烏丸からの『サイン』を都合のいいように受け取って、どこかで一歩踏み出すは迷うが。
…それは今であろうか?もう少しだけ…この穏やかな微睡の中で2人。
俺も大概臆病かもしれない。烏丸に下手に手を出し傷付けるのが怖いから。
だが、いつかは。
手を握る、それ以外の触れることも。