RECORD

Eno.392 悪喰 白の記録

探査記録『安喰村』

実施日:■■■■年■月■日(現日付から5年ほど前)
探査概要:『神秘漏洩インシデント・392』にて判明した断絶された空間に存在するとされる安喰村を調査課含む特別探査チームにより探査する。(詳しいことは当該報告書を閲覧のこと)

探査結果:書籍の内容のほぼ全てを裏付ける証拠が村落内で発見された。
また村落内に生存者はおらず、全て人の口腔が齧り取ったような傷で致命傷を負わされて絶命している。数は23名にもおよび、またその全ては表世界の戸籍は存在せず、村の中で管理されていた名簿でのみ、その身元が記されている。名簿に現存していた名前も23名であったことから、村の人間は全滅したものと見られる。
全体的な文明レベルは予想の通り極めて低く、平安時代初期あたりの文化をベースとしながら、所々で違う時代の文化が紛れ込んでおり、独自の文化が形作られている。このことから、基本的には完全に断絶されていながら、密かに表世界との交流自体は持っていたことが考えられる。

アクジキサマへの信仰を示す物品も多く見つけられ、村全体で信仰していたものだと考えられる。信仰はおよそ350年以上前から続いていたとされ、その記録も残されている。
それとは別に何らかの信仰がそれ以前にもあったことを示すものも確認されたが、具体的な内容は判明していない。

この探査では書籍に書かれていた白髪の子供とアクジキサマと呼ばれる神秘存在を発見できなかった。断絶された空間から出たのか、それともまだ村のどこかに隠れているのかも不明。
恐らくは村の住民を全滅させた犯人であると思われるため、その潜在的な危険性から発見を急ぐ必要があると思われる。