RECORD
Eno.1451 西ヶ谷 鏡人の記録
家族との会話2
-----8月16日 西ヶ谷 鏡人19歳の誕生日、夕食後-----
『…さて、そろそろ誕生日プレゼントを渡すか』
「…俺もう大学生だし、別にそんな律義に用意しなくてもいいんだけど。ケーキだけで十分だろ」
『大人しく貰っとけって。特別な日に何もないのが続くと思ったより人生つまんなくなるぞ?』
「…経験則?」
『経験則。ほらよ、開けてみろ』
「封筒?(ビリリッ)…なんだこれ、キャンプ場のパンフレット?」
『つい先日大学時代の知り合いと会う機会があってな。副業みたいな感じでそこで管理人やってるんだとよ。
北摩の北部、確か月見台近くだったか?』
「へぇ?あの辺りだと北摩湖周辺が一番盛んらしいけど」
『そこそこ開けてる上に高い山の中にあるもんで天体観測にはもってこい、って胸張ってたぜ。
ま、他の避暑地に客持ってかれて、どちらかというと知る人ぞ知る穴場、って感じらしいが』
「山中だとまあ、アクセスの関係上他の行きやすい場所に流れるのも仕方ないだろうなぁ…。で?」
『同窓会の場で割引クーポン付きでそれを渡されてな、『知り合い誘って売り上げに貢献してくれ』だとよ。
鏡人、あっちで出来た知り合いと行って来たらどうだ?』
「…いや、そんな突然言われても」
『言い出しっぺだし、誕生日プレゼントとして軍資金は俺が出してやる。
団体客なら他に割引も入るからそこまで掛からんし、キャンプ側で初心者用キャンプ用品一式貸し出しもしてるから気軽に参加できるぞ』
「夏季休暇が既に半分過ぎてるんだぞ?俺は兎も角参加するやつらに予定組む余裕がないだろ、もう少し早めに言ってくれれば…」
『しょうがねぇだろ、同窓会あったの7月終わりだぜ?』
「その2週間ちょいのラグが致命的って言っているんだけど?」
『まあまあ、別にこの夏中に行けと急かしてる訳じゃねぇ。行けるタイミングが出来たら金銭的援護してやるって話だ』
「…まあ、それに関してはありがたく受け取っておくけどさぁ…」
『良いもんだぜ、仲の良い奴と行くアウトドアは。人間ってのは自然の闇の中で違う一面が見られるもんだ』
「(…もうそのイベントはカガミヤの停電騒ぎの時にとうに経験してるんだよなぁ…)」
『なんだその微妙な顔』
「…なんでもない。お望み通り、あっちに帰ったらソロで様子見に行って、良さそげだったら計画建ててみるよ。プレゼント、ありがたく頂くよ」
『おう、頑張れよー』
『…さて、そろそろ誕生日プレゼントを渡すか』
「…俺もう大学生だし、別にそんな律義に用意しなくてもいいんだけど。ケーキだけで十分だろ」
『大人しく貰っとけって。特別な日に何もないのが続くと思ったより人生つまんなくなるぞ?』
「…経験則?」
『経験則。ほらよ、開けてみろ』
「封筒?(ビリリッ)…なんだこれ、キャンプ場のパンフレット?」
『つい先日大学時代の知り合いと会う機会があってな。副業みたいな感じでそこで管理人やってるんだとよ。
北摩の北部、確か月見台近くだったか?』
「へぇ?あの辺りだと北摩湖周辺が一番盛んらしいけど」
『そこそこ開けてる上に高い山の中にあるもんで天体観測にはもってこい、って胸張ってたぜ。
ま、他の避暑地に客持ってかれて、どちらかというと知る人ぞ知る穴場、って感じらしいが』
「山中だとまあ、アクセスの関係上他の行きやすい場所に流れるのも仕方ないだろうなぁ…。で?」
『同窓会の場で割引クーポン付きでそれを渡されてな、『知り合い誘って売り上げに貢献してくれ』だとよ。
鏡人、あっちで出来た知り合いと行って来たらどうだ?』
「…いや、そんな突然言われても」
『言い出しっぺだし、誕生日プレゼントとして軍資金は俺が出してやる。
団体客なら他に割引も入るからそこまで掛からんし、キャンプ側で初心者用キャンプ用品一式貸し出しもしてるから気軽に参加できるぞ』
「夏季休暇が既に半分過ぎてるんだぞ?俺は兎も角参加するやつらに予定組む余裕がないだろ、もう少し早めに言ってくれれば…」
『しょうがねぇだろ、同窓会あったの7月終わりだぜ?』
「その2週間ちょいのラグが致命的って言っているんだけど?」
『まあまあ、別にこの夏中に行けと急かしてる訳じゃねぇ。行けるタイミングが出来たら金銭的援護してやるって話だ』
「…まあ、それに関してはありがたく受け取っておくけどさぁ…」
『良いもんだぜ、仲の良い奴と行くアウトドアは。人間ってのは自然の闇の中で違う一面が見られるもんだ』
「(…もうそのイベントはカガミヤの停電騒ぎの時にとうに経験してるんだよなぁ…)」
『なんだその微妙な顔』
「…なんでもない。お望み通り、あっちに帰ったらソロで様子見に行って、良さそげだったら計画建ててみるよ。プレゼント、ありがたく頂くよ」
『おう、頑張れよー』