RECORD
Eno.564 安那 雪の記録
記憶、記録
今日はクラスの子達と駄菓子屋に出かけた。
嬉しかった。楽しかった。
妾は今まで斯様に遊びに行く事はなかったのだ。
髪色や目の色でいじめられた事もある。
口調が変だと過去に学校側から矯正された事もある。
これは生まれついてのものだ。
残念ながら、髪も口調も一時的にはどうにかなれど完璧にそうはならなんだ。
妾は常人とは違う。
違うからこそ、誰かを気に掛ける節はある。
例えば大喰らいで燃費が悪い中華娘。
例えば派手な見目の割に真面目で清い虎の少年。
例えば頓珍漢で次の行動が全く読めない奇特な青年。
彼奴等には目を光らせておかねばな。
無理をせぬ様、抱え込まぬ様。
まぁ、これは勝手なお節介だが。
─────
腹が空いた。
だから、たまたま通りがかった者を襲って喰った。
そうしたらなんだ、存外美味いではないか。
この雪山の先には都があるという。
それを目指して、時折人間が通るのだ。
もう周囲の動物は狩り尽くした。
だから仕方なかった。
吾は食糧を野生動物から人に変えた。
人間共も、そうして食糧を増やしていったのだろう?
それと何が違うというのか。
嬉しかった。楽しかった。
妾は今まで斯様に遊びに行く事はなかったのだ。
髪色や目の色でいじめられた事もある。
口調が変だと過去に学校側から矯正された事もある。
これは生まれついてのものだ。
残念ながら、髪も口調も一時的にはどうにかなれど完璧にそうはならなんだ。
妾は常人とは違う。
違うからこそ、誰かを気に掛ける節はある。
例えば大喰らいで燃費が悪い中華娘。
例えば派手な見目の割に真面目で清い虎の少年。
例えば頓珍漢で次の行動が全く読めない奇特な青年。
彼奴等には目を光らせておかねばな。
無理をせぬ様、抱え込まぬ様。
まぁ、これは勝手なお節介だが。
─────
腹が空いた。
だから、たまたま通りがかった者を襲って喰った。
そうしたらなんだ、存外美味いではないか。
この雪山の先には都があるという。
それを目指して、時折人間が通るのだ。
もう周囲の動物は狩り尽くした。
だから仕方なかった。
吾は食糧を野生動物から人に変えた。
人間共も、そうして食糧を増やしていったのだろう?
それと何が違うというのか。