RECORD

Eno.382 フルルーナ・ワイズマンの記録

ほとりにて



「……」

学校をサボって1日中裏世界を徒歩でぶらぶら。
あのバイクがなければろくに怪奇とも戦えないのに無謀とばかり。
気づけばそこは漆黒の湖面が広がる湖畔の縁。

「あーあ……みんなどうして隠し事するんだろ」

全員正直なら 見せれバ いいのに。
      全員素直なら 見せれバ いいのに。
             全員忠実なら 見せたラ いいのに。
そんなくだらない考えばかり 甘く白い幸せな世界 が頭を埋める。

見えてしまう 視てあげル 気づいてしまう 視てあげル わかってしまう 視てあげル 
       隠したいコト、逃がしたいコト、ナくしたいコトあれも、これも、全部愛してあげたいかラ


太陽のない黒い世界に輝く光降り立つ月は、何よりも眩く、何もかもを知ろうとする見せてヨ 君のすべてヲ
  ぐるり、反転


「……全部ぜーんぶ、『視えちゃう知りたくない』のにネ」

黒く塗りつぶされたはずの湖面にいつも身につけているアクアマリンの宝石
輝く月が映し出された。そろそろアタクシにくれるかナ?








                                                            「ぜってー、嫌だねコイツはあーしのもんだ