RECORD

Eno.346 海狛 呪理の記録

日記 竭、

日記。

文字のインプットはほぼ完璧です。
影は完全に私に定着してくれている。擬似的な身体の精製もいけそう。
液状に出来る性質がこんなにも相性よく馴染むだなんて。
嬉しい誤算もあるものね。…取り込むとき、とんでもなく不味かったけど。
何事も結果よければなんとやら、ってね。

ただ。
それでいったらあんまり良くない方向に進んでる話もある。
ちょっとがっかり。

みこま、縁を断つって決めたのにね。
最初の最初で頓挫して…あろうことか飲み込まれちゃった。
よりにもよって、月待ちゃんに。

例の約束もさらに強固なものにしちゃってほんとに予想外。
どうしたものかなぁ。

精神も変に安定しちゃって。心から幸せそう。ちょっとずるい。

でもいいの?
代わりなんて作ったら戻れなくなっちゃうよ?

いや、もう戻れないか。
人魚の性だね。お互いに大変だ。


ねぇ。
いつかはちゃんと本物にするか、本物を探すんだよ? 

貴女だけの王子様を…ね。