Ino.64 おれたちの島島
ムショから無人島へ おれって流されやすいんすね……煙だから…… ※ロールもゲームも自分のペースで
STATS
4人 / 人数
カジュアル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
各自ソロキャンプ感覚でゆるゆるサバイバル
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「……そこまでセンノーできてっから胡座かいてんっしょ〜……」
だから、克服する気になっただけでも上等だとは言わないでおく。
「……永遠に休んでてもい〜んすよ……」
見上げて話してた男。
立ち上がればひらひら手を振り歩み去る。
「……自覚はしてたんだけど。
自覚してた以上だった。……親父の前で失敗する前にわかってよかった。対策を立てる。
………。…………………今度こそ本当に休むわ」
「…………きしょいのはわかってんだけど」
呼吸が安定してきたので立ち上がった。
服や頭についた枯れ草を払う。
「サーカスの象が野生に帰るのは無理だし。これから折り合いつけてくしかねぇ……」
「……………………うわぁ…………、きしょいっすよ……」
羽毛でつついている……。
「………おれから離れりゃいいのに……もーさぁ〜……、おれ使ってアンテーしてんじゃん……なんすかコレぇ…………」
「わかってるよ。お前を親父と一緒になんかしてねーよ」
頭を抱えているというよりは、頭を守っているような姿勢。
「………親父は、こういうとき、跪いたら褒めてくれる。お前とは違う」
「…………おれがちげーのは……わざと優しくしねーとこ。
ガキの頃からアメとムチで教え込むなんざ、猛獣の調教じゃねーの……」
しゃがみ込んで、頭の上から追い打つように言葉を落とす。
「…………そんなの……アンタが一番よくわかってんだろ……」
「それは私にも若干返ってくる話ですね……」
寄り添うことはできないが、気持ちの一端を理解することなら。
自分もまた自ら現世を手放したものであるからして。
「……あなたみたいな人が近くにいたとして、
巡り巡って疎遠になっていた気はしますが」
一瞬想像してみて。ただの本の虫では交わらないなと。
死後の世界で地に足つくこともあるなんて悠長な話だ。