
「あ、見ちゃった?」

「そう。おれは本当は、怪奇なのさ」

「──秘密、だよ」
人を惑わし裏世界へ誘う、不思議な蝶がいるらしい。
その蝶は、鮮やかな青色をしているらしい。
その蝶は、約束を破ることを嫌うらしい。
怪しい蝶についていっては、いけないよ。
とある少女から逃げている。
オマエなんかとまた話す気はないよ。
嘘つき。嘘つき。約束を破ったくせに。
それでも、表に紛れようと思ったのは、

「……まだ、あの子が好きなのかな」
きみからおれは逃げるけど。
ねぇ、きみ。おれを見つけてみせて。


ENO.320
Lv.7MYS LV
62.9%MYS RATE
540MHP
250MSP
1550ATK
55DEF
350ACC
57RES
0SPD
マジシャン[10] フロンティア[9]

「あ、見ちゃった?」

「そう。おれは本当は、怪奇なのさ」

「──秘密、だよ」

「……まだ、あの子が好きなのかな」


『──聴こえるか、声無き声が』

『この魂をキミに捧げる』

『“俺”と共に歌え──
リャナンシーッッッ!!!!!』






























>>8251437
飲み物を飲みに来た時、
子供はその書き置きを見つけた。
「……………♪」
ちょっと嬉しそうな顔。
それをぎゅっと抱きしめて、
鞄に大事に仕舞ったのでした。
役に立てたかな。うれしいな。
楽しくない理由で覚えた料理だけれど、
それで“家族”をしあわせに出来るなら。
ごきげん。
飲み物のんだ後は、るんたった、
自室へ戻ったのでした。
にこにこ…………。
それからしばらく。
牛乳いっぱいのグラタンを作って、
容器に入れておいたのです。
『八織音お姉ちゃんへ
グラタンは冷蔵庫。
あっためて食べてね
ネオン』
張り紙、ひとつ。
>>8220943
にこ、と笑う。家族!
血の繋がりはないけれど。
ここのみんなは、大切な家族だから!
お菓子を買ってくれるみたい。
わくわく、目を輝かせて。
電子機器の類は部屋に置いて、
キッチンの方へ移動していったのです…………。
『いってらっしゃい』
最後にその文字だけ伝えて、
料理タイム…………。
>>8220611
文字を打つ。
『ボクも、世間のはぐれもの』
『みんな 味わってきた苦しみは違うから。
それで誰が悪いとか 決め付けられないの』
『おねえちゃんが強さを求めるようになったのは、
それだけの理由がある訳だし』
『八織音おねえちゃんは、
ボクらの大切な家族だもん』
穏やかな笑み、向けた。
続く問いに、うんと頷く。
冷蔵庫には何があるかな。確認して…………。
端末、文字を打つ。
『ちょっとしたグラタンなら作れそうかも』
『鍛錬、がんばってね』
>>8220238
「………………」
いじめか。覚えがあるな。
自分は声が出ないし力もないから、
何も言えなくて、怯えて逃げて。
そして母が自分に構わないのを良いことに、
家に引きこもるようになって。
逃げるしか出来なかった。
“弱いこと”がどういうことなのか、
ネオンも、少しは知っている。
自分が“何者かになりたい”と願うのと同じように。
貴方の“強さ”への渇望は原動力、根源的なものなのだろう。
これまで聞いてきた話をぽつぽつ、思い出していた。
『そうだね。
力があれば、色々なことが出来るね』
『何かを得ることも、自分を守ることも』
『力って、すごいものだよね』
文字を打つ。
『ボク、ここだと音楽とちょっとした料理しか出来ないけれど。
ボクで出来るサポートがあれば、
おねえちゃんのこと手伝うからね』
その在り方を、野蛮だとか否定はしない。
みんなそれぞれの地獄を経て、
その考え方に至っているのだろうからさ。
【電子の“証明”】──夢路音々── - 2025-11-22 01:36:30