■ Ino.56 猫と歌と四季の島
のんびりする島だよ。
STATS
6人 / 人数
サバイバル / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「あの船、やっぱり使わずに済んでよかったですう…
皆のヒーローにはまぁ、なれませんでしたが。」
「――…と、皆さん皆さん~っ
やりましたやりました、
助けてくださるみたいですよう~」
救助船の乗組員さんに会釈をして。
皆の方に振り返って声を張っています。
これはみんなが砂浜に来てから
しばらくして、のろのろと現れた少年。
「本当だ。
壊れていないほうの船だ」
壊れているほうの船もあるからね。
少年の持ち物は少ない。
忘れ物も、おそらくは、ない。
砂浜へ向かおう。
気を取り直して。
皿をまとめてタライに入れて、
ざっと水をかけて流して。
ぴかぴかにする必要は無いので、簡単に。
それから、拠点の中を
少しだけ整理した。
必要なものを取りに戻って来る者も
いるだろうし、基本的には
全部そのままでいいのだけれど。
「……また後悔しそうだ」
拠点内を見回して、ぽつりと零す。
どうしてか、忘れていたけれど。
自身がここへ来る前、何をしていたか。
それを、ふと、唐突に。
鮮明に思い出したから。
「出る前に……
綺麗に片付けておけばよかった。
そうすれば、手間を掛けさせることも……
……。」
首を横に振る。
今は、砂浜へ向かおう。
心配されるのは本意ではないし。
「モゴモ」
残り物を食べながら来ました。
完成したまま置いていたイカダに
波が打ち寄せているのを横目に、
救助船へと足を向けて乗組員さんとお話し始めています。
「モゴモ。」
口いっぱいにご馳走を詰めて、
出ていった皆さんの後を追いました。
「……まだお腹空いてたの」
かごに詰めているねえ。
「船だね~。
お、ほんとだ。
もしもの時の為に用意してくれてたんだねえ」
気が利くし、助かるなあ。
「……あはは。」
外文明の音に、ほっとしたような顔。
酸っぱいジュースを啜ります。
そして残っていたピザを一切れ咥えて、
バウムクーヘンをバスケットに詰めて。
え~と、あと――…
「うん、じゃあここはお任せしちゃおうか。
先に行ってるね、ワカくん」
頷いて、一足先に砂浜へ。
「そうか。……本当だったんだ。
良かった」
どうやら件の手紙は嘘ではなかった。
その確証が無かったから、
不安があったけれど。
ここが本当に沈んでしまうとしたら、
広げたままの食器などを
片づける必要は無い。
……でも、そのままにするのも
少年はなんだか嫌だったから。
「……皆は、砂浜を確認してきて。
俺は少し片づけをしてる。
……テーブルを綺麗にするだけだから、
すぐに向かうよ。」
何か思う所がある様子でそう言った。
言葉通り、ほかのことをする気は無い。
だから、皆は気にせず
砂浜へ向かって構わないだろう。
「船だ~~~~~~~~!!!!!」
砂浜に来れば最早一目瞭然。
目に入った救助船の姿に歓喜の声を上げます。
「手作りのボートもある…!!!
誰か作っててくれたのかな…?!」
「花火とか上げたから気づいてくれたのかも!!行ってみよう!!」
「お迎えが来たのかも?」
「……もしかしたら、例の手紙にあった船……?
ち、ちょっと見に行ってみようか?」
救助が来たのかどうか、確認しないと…!
「……………今、何だか聞こえたね…?
………汽笛みたいな…」
ワカくんがきょろきょろとするのと同じく、幽霊も音のした方角を向いて皆に声をかけます。
──そうやって、島の名を考えたり
写真に名を書き込んだりしていた頃。
不意に、聞き慣れない音が聞こえてきた。
知識のある者であれば、
それが船の汽笛だとわかるだろう。
特に、船に乗っていてここへ流された者などは。
音はどうやら砂浜の方から聞こえてきている。
少年はなんだかわからない顔をして
キョロキョロしています。
そうだろうね。
「えへへ、ありがと。
みんなの手書き文字……」
愛し気に写真を眺める。
名前の一文字一文字からそれぞれの
性格がにじみ出るような気がして。
インクを伸ばしてしまわないよう
気を付けながらそっと指で触れた。
カラフルな文字がいっぱい!
実際の筆記用具がレインボー文字なのかは不明
「じゃ、じゃあ。あたしも……」
倣って同じように。
春原遥
秋枯夕映 ...〆
ちゃんと書きました。
どうやらちゃんと読み取れるタイプの文字です。
「じゃあ、私も書くねぇ~」
ツラツラツラ~っとトウヤくんの横に名前を書いていきます。
御園夏海(旧姓 水無月夏海)
「はいは~い。書きます書きます」
にこにこ顔で写真に名前を書いていく。
御園冬弥
この島の新しい名前が決まりました。今からここは『猫と歌と四季の島』です。