「ガレット……チョコとかアイスとか包んだバージョンもあったら最高なのですが」

甘味に脳を支配されている。

「……よし」

新メニューの存在に迷いを見せ。
結局いつものと両方頼み着席。

「俺はもう要りませんねぇ、身長……これ以上となると、頭ぶつけまくってデカいたんこぶできそうです」

「わかってきたなら良かったです。健闘を祈りますよぉ。
悩んだ分、いっぱい喜んでもらえるといいですねぇ」

頑張れー、とエールを送りつつ。
追いミルクのウェーブにノる。

「あげたい人の瞳や髪の色に似ているやつを、とか。
そういう絞り方でもダメそうです？
あとは小分けに出来そうな物だけにして色々詰め合わせ、ってのも良いかもしれませんねぇ」

「自分の好きな物にありったけのありがとう、って気持ちを込めるのが一番効くんじゃないです〜？
俺の持論ですけど」

ミルクを消費しつつ。