
【9/4追記】現在低浮上です。企画に関して御用の方はメッセージかSNSからお声がけください。


ENO.402
Lv.20MYS LV
100.0%MYS RATE
600MHP
310MSP
2150ATK
100DEF
470ACC
650RES
10SPD
マジシャン[15] サイオン[15]

神秘物記録番号 03-XXXXX-XXXXX






























>>7651614 >>7651620
「其りゃ気付かなかったな。
危うく正月には御年玉もくれてやる所だった」
皮肉を言い残し、日為もまたこの場を立ち去る。
まだ厳しい日差しの降り注ぐ晩夏の出来事であった。
>>7646869
>>7648100
「扨、まだ日は高いがもう良い頃合いだ。
乃公は帰る。今宵は月見の心積もりでな。
お前も御苦労だった。駄賃は何が良い?」
日為は駐車場とは逆の方角へ数歩進む。帰りは車を使う気は無さそうだ。
>>7646869
「まあそんなもんだな。
言い伝えの山神と言やぁ白マシラを置いて他に無い。
然にあらん。
ああ、集落は単なる学者崩れの戯言だ。忘れろ」
毛皮継承集落説、当事者によってばっさり切られる。
「腐れ縁も何かの縁だ。一つ裏話をしてやる。
久陽山が白マシラ信仰に乗っ取られる前には
別の山神信仰があったのさ。
ちっと許り古い話でな、誰も元の神を覚えちゃいねぇ。
言い伝えなぞ所詮はそんなもんだ。
肝心な話が全て後世に残る訳じゃない。
白マシラの話とて同じ事。
実は物語はとうに取り返しの付かぬ程歪んでいるが
其れに気付いてねぇだけかもしれねぇぞ。
お前も、この土地の連中も、
乃公もな」
雀にふっと息を吹きかけて追い払うと空っぽの皿が残された。
日為は一万円札(ガバガバ高校生エミュ)と共に皿を長椅子に置いて、立ち上がる。
(続)
>>7597856
「不都合って訳じゃねぇさ。隠し立てする事でも無い。
ただあの小猿の手並みは如何許りかと思ってな。
言い伝えにゃ白マシラが山神として語られてたんだろうが、
他のは居なかったか? 白マシラ以外の山神は?」
あたかも他に候補が居るような言い方。だが勿論あなたが聞いた限り久陽山の山神は白マシラのみだ。少なくともあの研究者はそのつもりで話していた。
この短い問いの間に日為の餅はぺろりと四つ平らげられ、最後の一つは軒先から物欲しそうに見下ろしていた数羽の雀に差し出される。忽ち皿の上に茶色い尾羽の渋滞が起きた。
>>7420343
「まあ、事情ってのは何にでも有るさ」
あなたの小さな疑問に端的な言葉で返したのだった。
そして団子屋の女将さんに対する無礼な呼び方については、「此奴等の名前まで逐一覚えちゃいねぇ」と述べた。この男の名を冠する辞書があるならば、コンプライアンスという言葉はまず見つからないだろう。
餅を取りに一旦老女が店へ引っ込んだ時、日為はぽつりと言った。
「未だに此の餅を作る家があるとは流石に思わなかったな」
程無くして老女が持って来た餅は、よく見かける甘い餅ではなかった。魚のすり身、おろし大根、くるみ等から成る餡を掛けた、おかず系の餅――いわゆるふすべ餅と呼ばれるものに似ていた。
無論この餡にはどう見ても火が通っているが、日為は何故かそれを平然と口へ運び始めた。何ならいつもより箸が進んでいるような風でもある。
「時に、雲隠。
オメェ此の地の言い伝えについては如何程聞いた?
どうせあの資料館の男がぺらぺら喋ったんだろ」
>>7332023 >>7335117
神社を出た後の日為はまたあなたの足取りを気にしなくなり、ずんずん先陣を切って道を進んだ。
餅屋は幸い営業中である。
民家の軒先に長椅子とのぼりを置いただけの古色蒼然とした佇まいの店。その玄関先では、老女が昼日中の太陽を浴びてぽかぽかと客を待っていた。
日為
「おう、女。
一服してぇんだが、餅はあるか」
女将さん
「んだっす。毎朝御釜にいっぺこさえるからよ」
非常識な問い掛けに、老女は愛想よく頷く。
日為
「腹が減ってんだ。五つ程持って来てくれや。
連れの分も頼む」
日為は勝手に注文を終えて長椅子に腰掛けた。
プロローグ:逆星の足跡 - 2025-05-04 00:48:36
間話① - 2025-05-15 00:39:33
第壱話:長者の笥① - 2025-05-21 19:54:36
第壱話:長者の笥② と、間話② - 2025-05-23 01:18:31
第壱話:長者の笥③ - 2025-05-24 19:43:59