Ino.74 無名の島
クリスマスカラーの、あれ。(誘い合わせ済シマ)
STATS
2人 / 人数
サバイバル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
ジーランティスで今再び邂逅するらしい。
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
Eno.65:海老原 有一とEno.892:御手洗風弥はカレーライスを食べた! 口の中が、全身が、カレーで満たされていく……!!
「カレーみたいな匂いがするから、
入れたらカレーになるかなって思って」
思いの外大雑把だった。
「なんとなく、テレビで見たカレー店とかのことも薄ぼんやり思い出しながら作ったから楽しかったよ」
「あ、この香り……カレーだね!
ふふ、一から作るってなんだか本格的だなぁ。
やっぱりこれもここにいるからこその体験だ」
カレーライスを食べたのはいつ以来だったか。
「パン派かご飯派か…忘れたから」
「どっちも作った。」
大人2人にはちょっと足りないが、
確かにカレーらしいものができている。
「普通に街にいた時も花火を自分で上げたりしなかったから」
「本当にここだけの思い出だな。
俺は多分、異能がまた働くようになったら……こんなにいっぱいのお喋りもしづらくなるし。」
「……本当、ここが無人島だなんて思えないような思い出だなぁ」
光が散った夜空を見上げたまま、風弥はしばし物思いに浸っていた。
もし、誰かが後ろから引っ張ってくるのなら、
その人の気持ちも一緒に連れて行かせてほしい。
俺は結局『エゴ』から逃げられない。
普くを助けるヒーローじゃない。
自分と自分を見ている人を助けたい。
当然だ。
『悩んだ』けれど。
俺はどこにいたいか。
生きていたいか。
救えなかったものに背を向けて
生きてて良いのか。
でも。一度火をつけてしまった花火玉みたいな感じだった。
一度決めてしまったら、この気持ちは後ろ向きには戻れない。
「花火は一瞬だけど、灯台ならもっと長く灯せる。
それも、いいな。」
焚き火台の傍で鍋(にしている容器)を少し揺らしたり、
マンボウに甲殻のナイフを入れている。
「色々探してるうちに混ざってた石も、
けっこう山になってたし……
積み上げたら、結構な高さだ」
「そうだなぁ……今日で昼と夜が……5日くらいは経つかな。
週に一度くらいは船が通るっていうのを信じるなら、そのうち通りかかるかとは思うけど」
手元の松明を眺めてまた少し考えている。
「花火以外だと……灯台を作るのはどうだろう? 船に対しての目印として効果は大きそうだし。
明かりを使えば夜でも目につかないかな」
「わあ、ピカピカになってる」
そりで運ばれ、設置される大砲。
「……」
「きっと、この島が沈む前にだれか気づいてくれるよな。」
「俺たち、ここに生きてるぞって」
「何日って言ってたっけ……
今、何日経ってるっけ」
「これで使えるようになったかな」
手入れを終えた大砲を満足げに眺めている。
「砂浜の方に設置しようか。
一応火薬を扱うわけだし、拠点からは少し離れた場所の方がいいはずだからね」


