Ino.100 ランゲルハンス島
みんな健康には気を付けなあかんよ
STATS
7人 / 人数
カジュアル / 難易度
ミディアム / 広さ
OVERVIEW
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「死んじゃいますよ!?!?!!?」
もしかしたらいちばん死にそうな顔してたのはこの子かもしれない。
「船員さんに謝りなさい! ふたりとも!!!」
めちゃくちゃキキちゃんの教育に悪いことになってなぁい? あああああ
むちゃくちゃ咳き込んでるし、
全てを見守っていた船員に躊躇ない引き上げをしてもらった。
「命を振り回す遊びですねこれは」
「おいしくはないですね」
それでも、煙を喰む。
吸われて焼き燃える芯から口を離し、ゆるく燻らせた。
うまく感じる時など、たまにあれば良いほうだ。煙草など。
この子はマッチ、見たことないかな。火をつけるものとは理解しました。携帯灰皿、えらい。
それはそれとして。
いままでそんなにおい、しなかったから。たぶんこのひとが煙草をはじめたのは、ここごく数日。下手をしたら、船に乗ってからだなと。
「美味しいですか?」
故郷でも、煙管で嗜んでいたひとはいた。本物が手に入らないときは、蓬なんかの野草を。
「ん、ああ、煙草です。
船員さんに分けてもらったのを、自作と混ぜて喫んでおります」
馴染みあるマッチと、ちっこい携帯灰皿も借りている。
「風下にいくと臭いがつきますので、お気をつけて」
ふわ、と煙のにおい。混じる香りは、島で覚えがあるものかも。
「アルさん、それは?」
紙巻きを見たことがない。ただでさえ高級品の紙の、煙草の邪魔にならないものとなると、とてもとても。
なんとなく、水平線の向こうに目が向いた。
「未来でも、あるのね。お味噌汁」
母の味、故郷の味、というのも、変わらないらしい。
……この先、また飲むことがあるかな、わたしは。
けれど、写真の中で、見たことのない表情で笑う顔から。
とても豊かで幸せな生活なのだと、それだけは説明されずともわかった。
「……帰ったら、まず何をするの? 何がしたい? しずむちゃん」
写真がいちまい表示されるごとに、『これはなあに?』の嵐だ。
コンクリートの建物は巨大な岩をくり抜いたものに見えるし、アスファルトは黒い石を敷き詰めたものに見える。色とりどりの車は鉄でできているかどうかもわからない、謎の物体だ。ハンバーガーもどういった食べ物かわからない。遊園地のアトラクションなんかもう、なにがなにやら。
きっと。想像にも説明にもお互い、苦労したことでしょう。