Eno.426 柚子澤 零都 - シマナガサレ

■ Eno.426 柚子澤 零都

日本に帰るぜ!!!

STATUS

100 / LIFE

脱出 / STATE

ICONLIST

PROFILE

読み:ゆずさわ れいと
日本の鎌倉市在住35歳男性
…ということが身分証明書から判明しているだけの記憶喪失の男、だった
子供の頃からの夢だった消防士になったが、娘の死をきっかけに人生が崩壊
多くの挫折を経験、その後、お笑い芸人になり『人を笑顔にするヒーローになりたい』という夢を今度こそ叶えようとするも
一度だけプチブレイクしその後は長く低迷
さらに不運が重なり死を選ぶことにした彼が向かった旅先で、現在の恋人と知り合い、現在に至る

最近はサバイバル得意な歌うま芸人として知名度をじわじわと向上させている柚子澤は
テレビ番組の無人島生活企画で船に乗り込んだ
だが高波が船を襲い、柚子澤だけが行方不明になった
数日後、奇跡的に生還した柚子澤が笑顔でテレビ画面に映っているのかもしれない

記憶復帰率:
100%
もう男は記憶喪失ではない

思い出した記憶:
それは柚子澤の心のなかに、確かに蘇った

男は己の過去について多くを語ることはなくこの島を去ることになるだろうか
少なくとも、過去の痛みの記憶について自分から口を開くことはないだろう

消防士時代になにがあったのか
思い出したくない記憶ではあったが
それと同時に恋人との幸せな日々も思い出すことができた
だから、きっと大丈夫だろう

────

最後に思い出した、最も大切な記憶:

娘の名は柚子澤薫、4歳の時に交通事故で死去
恋人の名は小豆香、28歳の内科医

娘の死をきっかけに男は転落人生を歩んだ
それから8年、絶望のなかでもがき苦しんだ先で、現在の恋人と出会った
出会ってまだ半年だが、柚子澤にとっての生きる理由だ


男にとって過去は絶望であり
だが
失っては生きてはいけない希望で

だから海に行こうとした
死者に、呼ばれるように


だがこの島にはタイムリミットがあった
幾度とない幸運、そして仲間の助けにより
柚子澤はイカダに乗って波に攫われることなく
通りがかった巡視船に助けられ、仲間たちとともにこの島を去るのだろう



────
PL:
同島の皆様、七日間柚子澤と過ごして下さりありがとうございました!
どこまで柚子澤の記憶話に皆さんを関わらせて許されるものか悩みつつ
礼さんが霊媒師だったため、本来なら登場する予定がなかった柚子澤の娘を出すことにしてみて、ラストはこのような形に…
全然最初から予定していたわけではなかったです
やっていいのかどうかはすっごい悩みましたが楽しんでもらえたでしょうか……
柚子澤の重たい経歴(細かく決まってる)までは語らずに真夏の島の怪談って感じで〆られたので……なんとかまとまったかも!?と柚子澤PL的には胸を撫でおろしています(芋さんが奇跡的なタイミングで首から離れてくれたのには感動しました)
娘の霊は霊媒師である礼さん以外には見えないため(ケイさんも見えそうな気はするけど相当微かな存在であるということでひとつ…)
秘話進行で全貌が見えずごめんなさいと思いつつ、見えないほうが怪談っぽくていいかなあという意図もありました
大変お騒がせしましたが柚子澤PLはとってもたのしかったです!! 大丈夫かなって常に不安ではあったけど笑
人数が少ないがゆえにTRPGの卓っぽくて、これまでどの交流ゲームでも味わえなかった不思議な濃密さ、アットホームな感じがあって凄く得難い時間だったように思います。
楽しかったです!! 星屑アロハシャツ島のみなさん、ありがとうございました!!!
南村@namimura7