Ino.19 馬車馬島
君たちは深夜のトラムに乗ったはずだった。
STATS
5人 / 人数
ハードコア / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
その日は珍しく、終電後にも動くトラムがあったらしい。
偶々予定時刻から遅延していたのか別の運行予定があったのか理由は定かではないものの、
何よりも助かったといった辺りだろう。
仕事か何か、或いは乗車券も持たずに紛れ込んだ不届きものか。
確かであるのは、あなたたちはそのトラムに乗り込んだという事だ。
それが怪異たる幽霊トラムとも知らずに。
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「M.B.と…… ハイドも行ったか。
私も続く。君も遅れるなよ。
様子がおかしかったら見に戻るつもりだが。
私も、そうだな……
少しばかり、持ち帰るべきものがあるか」
「さて」
「感想戦は船の上でも出来るからな。
一足先にワタシはあの大船に乗るとするよ」
持ってきたライトだとか、金目のものだとか。
保存食以外の飯も軽く詰め込んで、あ。ハンモックあるな。
ついでに金属片でも持ち帰りゃ多少の金にはなるか……と
そりの中に詰め込んだ。
「お前らも出遅れるなよ。
何を思おうが船と島は待ってくれないからな」
「何をもって一つの意識を得たとするのかではあるが、
等身大の身からは…… 途方もないことだな。
如何に広大でも、多くの手が入ろうとも、
"これら全て"が生きているとは……」
「……今まさに我々を呑み込まんとしている以上、
同情をくれる余地もないわけだが」
呑み込まれたものの自我が溶けたのか。
あるいは要素が自我を作ったのか。
そもそも生命の始まり自体謎に包まれている。不自然ではないか。
溶けたとしたら、私の自我はどうなるんだ?
「生きてると言って差し支えないかもな。
どうにも手を加えたのは個人に限らねえようだし。
色んなモンをごった煮にでもすりゃ、何もないところからこうもなる、と」
「身にはならん。
本の後書きとかそう言うのを読んだ気分。
――気になるんならそこに大体の内容を書いといたから」
つい、とメモ帳に書き記した内容をその辺に置いた。
ADVANCEMENT参照のこと。
「それで、こうなる――のか。
……一粒一粒は小さくとも、我々には十分に眩しい。
丁度あの日、御本の中で見たような……
……。そうだ。これではただ、美しいだけ……
本当に、これで終わりか?」
Eno.115:ハイド・スキンは星の記憶を空に掲げた。
仄かな光が空へと浮かび――そして、煌めきを振り撒いた。