Ino.19 馬車馬島 - シマナガサレ
ハードコアスモールパスワード付
悠遠たる途中下車

Ino.19 馬車馬島

君たちは深夜のトラムに乗ったはずだった。

STATS

5人 / 人数

ハードコア / 難易度

スモール / 広さ

OVERVIEW

その日は珍しく、終電後にも動くトラムがあったらしい。
偶々予定時刻から遅延していたのか別の運行予定があったのか理由は定かではないものの、
何よりも助かったといった辺りだろう。
仕事か何か、或いは乗車券も持たずに紛れ込んだ不届きものか。
確かであるのは、あなたたちはそのトラムに乗り込んだという事だ。


それが怪異たる幽霊トラムとも知らずに。

チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


「……はぁ」

火を付けた気は無かったんだけどな。
勝手に盛られちゃどうしようもない。

「……契約を飲んだから自己意思落ち度が全く無いとは言わねーけど。
ワタシの、ワタシだけが生来持つ様な思想や偏執が起因じゃない」

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「録でもない」

猫にしては悪質であるし、猫じゃらしは草花ではないし。
この場で見れば、この場限りで見れば発症しているらしい男は幾らかの
善性と良識があったのかもしれない。
所詮は主観だが。

「ワタシよりお前の方が余程とらしい・・・よ」

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「聞いたあ」
「内訳知りたなっちゃってえ」

どちらにせよ火が着いたら踊るしかなくって!
隠し立てしてるそれを覗きたくなったから。

「へえ」
させられた・・・・・?」

なったんじゃなくて?

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「そ」
「生き甲斐」

可愛いものでしょ? と宣う。
本当に可愛いかは知らない。
猫じゃらしにじゃれつかずにはいられない猫。

哀れと言われれば、そう? なんて返す。

それより、というものを見つけてみたいとも思う。
今のところないんだけど。好奇心と踊るだけ。

あなたはそれになる人かな、どうかな。
どうだろうね?


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「前に言わなかった? ワタシの都合だって」

好奇の目。自分の中身を漁りたがる目。
人が折角隠し立てしているのに構いやしない。

「全部お前の述べた通りだよ。
見られるのも知られるのも、文字通りに認知が嫌」
「頭おかしい奴に頭おかしくさせられてそのまま」

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「楽しく、ね」

人の肴にされるだけなのも不愉快だが。
こうも清々しいまでに己の欲を優先させていると面白いものだ。

いっそ哀れでもある。

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「あ、きれえ」
「見て得したわあ」

海の色に緑を混ぜたみたいな。
じぃ、とあなたの目を覗き込む、金の目。

「なしてお顔隠しとるん?」

舌打ちに笑みを返した。

「見られるんが嫌?」
「知られるんが嫌?」
「認識が嫌?」

「なんでえ?」

知りたがり。好奇心。
満足はまだ遠くってさ。

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「そうよお?」
「楽しく生きるために生きとるんやから」

自分の身も他者の不快感も。
そりゃあ多少秤にかけることはある。
でもやっぱり、それらはこの欲よりは優先されないから。
あなたの思う通り反映されない傾向にはあって。

目を付けられた時点で。
引っかけられてしまった時点で、って。
そういう理不尽なそれ。

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「……で」
「満足かよクソ野郎」

これと言って特別な事はなく、苛立ちは見せど狂乱や暴力の気配はなく。
台詞を吐き捨てては改めて舌打ちをした。
今までより、声だけが明瞭だった。

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「興味だけで毎回ンな事してんのかよ」
「暇潰しみてえに手え出しやがって」

大概にして、興味だとか好奇心だとかの餌にされる人間と言うのは存在するし
それの意思って反映がされないがちで。

君が思う所の楽しさや何だって、対象には存在しないし、関係の無い話。
強いて言うなら引っ掛かった時点で負けなのかも。

「――…あー、ックソ」

ずる、と奪われたそれが君の手に残る。

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サウナを越えてしまいそう。

「んなこたないよお」
「興味のあるもんにはぜぇんぶ興味ある」

何もかもが見たいから。
普段ならないはずの出会いにだって。
これ幸いと指を伸ばして引っ掻ける。

だって新しいものって楽しいし?
ちょっと嘘。古いものを探るのも好きだ。
つまり好奇を擽るならなんでも良くて、興味がなきゃ全てダメってこと。

だからあなたが取りたがる距離だって気にせず。
ぴんっ、と指先で跳ねるように、届いたそれを奪うかも。

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まあ、これより厚着をしていれば熱中症まっしぐらであり。

「……ッチ、性悪が…」

会話からして自分と相性の悪いのは理解していたし、
私生活であれば関わり合いになりたくないタイプだとも思っていた。
笑い声が耳に触る。

「人の顔なんか、見ても面白くねえだろうが、っ」

退屈なんてこの島じゃ今更で大義名分にすらなりはしない。適当だ。
指の伸びれば顔元の、顔を隠す革細工に位は届くのかも。

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事実厚着だときつい。
この人物もそれなりに着込んではいるものの。
あなたほどではないか。

「んは」

自ずと示された抵抗に、かすかな笑い声。
反発に快楽を示した。

「やろ?」
「退屈やから引っ掻けようと思ってえ」

なんて、そんなのは言い訳に過ぎない。
欲のままに動いているだけだから。

指先くらいは引っかかってしまうかもしれないね。
だって湿気たままくらいの節操のなさだったから。

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「…!」

今度とは言っていたけれど舌の根が湿気たままにも程がある。
それなりに油断していた男は当然と出遅れて、向かう手首を掴めたか取り逃したか。

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「そりゃ出る用事もねえのにその辺ほっつき歩ってもな」

体力を無駄に消耗するだけだし、直射日光は洒落にならない暑さだし。
服の中はある種疑似サウナじみていたのが正直なところ。
ついでにアイスもアラモードの添え物になった上で食われたし。

「んだよ勿体ぶって、」

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「さっきの続き」

不意に指を伸ばした。
何の躊躇いもない仕草。躊躇がなく自然で、予備動作がない。


――やり慣れている。

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「あ。おったおったあ」

とてとてと近づく。無防備。

「や~そんな大したことやないんやけどお」

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大体にして外に出ていなければ拠点に籠りがちであるからして。
そこまで広くも無い商業用テントの中だし、探せばすぐにでも。

「何」「どした」

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「♪」

周囲が落ち着いている頃だろうな。
ひょいとあなたを探して歩いている。

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舌打ちだけが帰った。もういいだろ、別に遠慮が要る相手ではないらしいし。

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残念、って笑う顔が微かに。

「また今度ね」

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