Ino.19 馬車馬島 - シマナガサレ
ハードコアスモールパスワード付
悠遠たる途中下車

Ino.19 馬車馬島

君たちは深夜のトラムに乗ったはずだった。

STATS

5人 / 人数

ハードコア / 難易度

スモール / 広さ

OVERVIEW

その日は珍しく、終電後にも動くトラムがあったらしい。
偶々予定時刻から遅延していたのか別の運行予定があったのか理由は定かではないものの、
何よりも助かったといった辺りだろう。
仕事か何か、或いは乗車券も持たずに紛れ込んだ不届きものか。
確かであるのは、あなたたちはそのトラムに乗り込んだという事だ。


それが怪異たる幽霊トラムとも知らずに。

チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


「……やりたい事はやったしな」
「精々、その時があったら既にお前が飽きてる事を
私は祈っておくよ」

第二優先でも叶うのなら、まあ。いいか。

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「……はいはい」
「それって結局生首って言わねえ?
お前の言い分を理解できねえでも無いけどさあ」

「――……はあ、言うだけ無駄か」

きっとこの思考は平行線だと決めつけて諦めた。
期待と言うのは、なんとも贅沢なものらしい。

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「使われんまま終わるんも寂しかろ?」
「拾ってもやっぱりだ~~め、
 って感じやったら埋めたげる埋めたげる」

物は言いよう。
やることには変わりなし。
諦念を見てるとほらほらもっと頑張れとしたくなるから。

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「俺はもうちょい見たいからあ」
「飽きとったら埋めるけどお」

「言うてあれよお」
「面だけでも出しとったら何かになるかもわからん」
「諦念は面白ないから」

墓に埋まる骸のふりしたそれを、
つつき回して鳴かせたくなる。


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「だからそれで良いんだって」

駄目ならダメ、とは文字通りにして。
時間なんて有り余ってるようで振り返れば酒瓶の様に積もっている。

「……結局使い潰しかよ」

ロクでも無いね、と肩を竦めた。

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「墓立てたらほんとに死んでしまうやん」

他人を完全に理解するには僕らは自我が強すぎて、
ついでに言えば人生の時間も短すぎる。

「俺は俺の楽しいが優先やからあ」
「飽きたら埋めたげるよ」

二番目にはあなたの意思を尊重する。

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人の解釈なんか勝手な偏見で済ませて良いと思っている。
その実が異なれども、それを認識するのは用意ではなく
何もかもを理解するにはあまりに悠遠だ。

「いやそのまま墓でも建ててくれよ」

骨だって半分埋めてる様なものなんだから。

「楽しいのはお前だけじゃん」

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そう見えそうだなと思っている。
実際そうしてるのが好きで、そうしているし。
人によっては羨ましかろうな、とも。

「んは」
「丸ごと埋まったら掘り出したげるよ」

多分その方が苦しいんだけど。
だってもう肺が埋まっているから。

「その方が楽しそうやもん」

普通に普通の諦念を抱えるあなたが、
掘り出されて苦しんで転がっているのが見たいだけ。

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「︎──まあ」
「駄目ならダメで丸ごと埋めるしかねーだろ」

曰く、無駄に頭抱えて過ごすならと言う。
特別な展望は無い。特別に望むことも無い。
普通に普通の諦念をしながら、生きている故に生きている。

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「お気楽」

その点では、凡そどんな目に遭おうと笑っていそうな君は、
少々羨ましい。口には出さなかったが。

「……息なら既に詰まってるが」

肺は既に埋まってる。

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「んは」
「大変そ」

「群れん中でしかよう生きんのに、
 群れん中が息苦しいかあ」

難儀やね、と笑った。

「えらい代価やったこと」

自己意思があったとは言えだ。

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「そうするって決めとるからね」

そうするから、そうなる。
そうなるから、出来得る。
寛容とも適応とも。
生き延びるという点ではきっと美徳だし、
楽に息をするという意味でも長所かも。

「地に足つけたくてつけたくて埋まりそうなんも好きよ?」

見ていて面白いから。
自分とは異なるから。

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金貨は情報代として押収した。

「……今は・・前者。
確かにこの島に居るせいで落ち着いてはいるけど
それを抜きにしても今後はどうだか」

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「お前はそれが出来そうだから良いよな」

嫌味ではなく割合と素直な賞賛だった。
何事であっても環境に適応できると言うのは美点ではある。
寛容的とも適当とも称せよう。

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「付けられたら付けられたで楽しむことにするう」

尺度のないものってふわふわしていて。
巡り合わせという名前のタイミングと言動次第でどこにでも転ぶのだろうと。
そしてそれを良しとする。

「身体全体ダメなん?」
「いうかそもそも存在自体が~~いう感じ?」

見た目は満足。中身はもうちょっと。

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する側はする側の視点でしか物を見ないし。
される側はされる側の言い分があるだろうし。
理解しないわけでもない。金貨の押し付けはお詫び代わり。
詫びになるかは知らないが。


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「余程と変な口や手を出さなけりゃ、或いは影踏みされなきゃ
まあ大丈夫じゃねーの。……とは言え」

彼処に居るのもまた狂人の類だしな。

「ん」

見るものは見たし満足しただろう、と付け直した。

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「……」

本当に、と口に出そうになった。
正気も狂気ですら誰の尺度でも測れはしない。

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「あらありがとお」
「覗いてみよかな~~」
「無理やり付けられるんは嫌やけど」

付けられちゃった人には興味ある。

「はあい」

存外素直に返した。
ついでに金貨も添えて。

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「される方からしたらねえ」

肯定。面倒なのには変わりがなく。
精々加減があるかないかくらいかも。
この飽きっぽさから逃れられるなら狂っても構わないが、多分そう思ってるから狂っていない。ほんとに?

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「……」
「興味あるんなら技術者の裏話、覗いてみな。
そう有名な話じゃないが叩けば出る埃だ」

曰く、少し漁れば話の端くらいは聞けるだろうと。

「でもお前には関係ないだろ? …そろそろ返してくれよ」

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「無自覚でもなくても面倒なのには変わりねえよ」

タチの悪さが少しばかり変わるか、変わらないか。
異能があるから狂人とは成るが狂人故に異能持ちとも限らず
各々の性分とは逆らえぬものであるからして。

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隠されると暴きたくなってしまう性。
盛ったのでじゃれついた。

「あ、へえ」

そんな話は……聞いたことあるかな、ないかな。
情報屋というわけでもないから、ないかもしれない。

「お困りやったんやあ」

世知辛いね。蜘蛛の糸はいつでも獲物を絡めるためにある。

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「悪癖やあいう自覚はあるんけどねえ」

我ながら。つくづくと。
きっとあなたの方が良識も善性もある。

「それも思うけどお」
「俺の運命は"これ"やないらしくって」

生憎と。
なんでだろって自分でも思うけど。
じゃあこれ以上があるのかな、と胸が踊る気持ちもある。

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