■ Ino.44 かわいいくま島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「そっかぁ…… じゃあもうみんなと会えないんだー」
「皆で記念写真位取っとく?? 」
「まぁ……ロンドンだのルギノスだのタニモリだの俺も聞き覚えが無いから違う世界から来てることは否めんだろう」
「帰りたい場所があるんなら、あの船に乗ってるヤツにその場所を言えば大丈夫だろ。……多分。
少なくともこの島には残らない方がいいぜ」
「お船乗ったら おうちにかえれるの??」
乗ることには迷いがある様子。
「多分そうなんじゃないか?迎えの船の奴も海を介して世界を渡れるとかって言ってたしな。
俺も聞く地名が大体聞き覚えないから尚更」
「ルギノスって町の名前も聞いたことないし、タニモリ……っていうのは地名? 国の名前??」
「聞いたことない名前ばっかり……」
「あれかな? やっぱり皆住んでる世界が違うとかそういう感じなの??」
「たにもりのお家…?やはり聞いたことのない名称だな…ちゃんと帰る場所はあるってことで良いのか?」
「くまめのおうち?
くまめのおうちはータニモリのおうち!」
それ以上詳しくはわからないらしい。
「くまのお嬢ちゃんの話もしてるんだぜ。お嬢ちゃんはどこに帰る予定なんだ?ほら、お家だお家」
くまさんたちがむずかしいはなしをしているという思いでながめている。
「真理ではあるな…船旅も風の機嫌次第だが何処かにはいつだって辿り着いてるもんだし。運が悪けりゃそういう事だし…
ここで今日まで生き延びた俺達は運が悪い方には案外傾かないかもしれないしな。楽観視、かもしれんがな」
「じゃ〜そういう事で。
多少の経験と、ちょっとした信条さえありゃ存外どこでも生きてけるもんさ。
ここで船が来るまで無事だったことも含め、な。
ダメならダメで運が悪かったってことだろ」
「あ、あれだ!海の男やってるとあれだ、放っておけねぇ性分みてぇなもんが染み付いちまうっつーかそういうアレだ!
…思えば確かにここに来るまでも帰る先も不明な奴がいるもんだなぁ…アンタは何処でもやってくって顔だが…嬢ちゃんはどうするつもりだろうな」
「なぁんだ忙しいご身分で心配事か?
どうせ元より根無しの類だ、何処へ行こうとも帰ろうともさして変わりねぇって事だよ。
目にかけるンなら俺なんかよりそこの小さいガ……子供の方がアレだろ、うん」
来歴不明、行先不明は彼女もそうであった記憶がある。
「曖昧な言い方だな…帰るあてがない口か?」
「ぜ〜んぜん知らねえ土地の名前だな。うん。
……俺は、どうだろうな。
まぁ上手いことやるだろう」
「わぁ かわいいおふねだー!」
「そのものを持ち帰れない場合、それこそ石像や拠点。そういう物がある時ってこれが便利ってわけだな」
貰ったカメラを指して。
「俺はとりあえず港町ルギノスに帰ることになるかね、積み荷が流された事、船がなくなった事、報告で多忙になる気がする……そうか、考えてみりゃ同じ世界出身じゃないやつも多いってことか」
ロンドン、という言葉などを聞きながら。
「くまめちゃんなら石像持って帰りたいって言うかなあ?」
「くまめちゃん、くまさん好きだもんねー?」
「そう言えば、皆はどこに帰るの? 私ね、ロンドン市内の孤児院だけど、みんなはきっとイングランド住まいじゃないよね?」
「……普通の荷物なら手伝ってやらねぇこともないが、石像やら拠点まで持ち帰るとは言わないでくれよ?」
船が重みで沈んでも困る。
……というのは冗談だが
(乗ったり下りたりして荷物を積んでいる)
荷物はそれほどなかったはずでは…??
「なんかこう、持っていくものなんてないんだけどー」
「ココ沈んじゃうって思ったら、保存食とかも記念に持って帰りたくなって…」
エルは船に乗り込みました。
エルは船から降りました。
エルは船に乗り込みました。