■ Ino.29 星屑アロハシャツ島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
全速力で森から戻って来た。
「はぁー、ばァー……」
呼吸を整えつつ。
「……礼の盛り塩、すんげーな。
…俺の娘が祓われたと思うとすんげえ複雑だし、
正直、まだ飲み込めねえっつーか、
信じられねえけど………ハハ。」
八年半前の死とはいえ、
柚子澤にとっては昨日のことのように脳裏に張り付いている。
片時も忘れたことはなかった。
「よしよし……」
礼の頭を撫でた
硬めの肉球と強めの撫で力だ
「褒めでけせ?褒めればいいのか?よちよちよちよち」
なでこらなでこら
「俺が聞きたいっス……。なんでこんなことに……。
今回気苦労だったら俺もいい勝負だと思うんスよねェ~。褒めでけせ……。」
大量の涙を拭いとる。
「――いま、帰るよ。
愛してる……俺の大切な恋人。
何日お前をひとりっきりにさせたんだろ。
心配してるだろうな…………へへ。」
涙を拭いて立ち上がり、浜へと戻るだろう。
「お前を忘れててごめん。
最低の奥さんだ、俺……
いや、旦那かも………」
声が涙でめちゃくちゃになっている。
「お前を忘れていた間、
ずっと地獄みたいだった。
ずっと、思い出そうとするたびにあの光が――」
ぐず、と鼻をすすって涙を拭く。
「大きめの波でも当たった~?」
森に駆け込んできた……
そして、涙声でしゃくりあげながら……
小屋に辿り着き、ドンと音を立てて床に手をつき、四つん這いになる。
「……アズ、アズぅ…………」
Eno.211:バーバラスは焼いたサメ肉を食べた! 海の旨味と臭みが口の中に満たされる……!
「泣いたり走ったり忙しいやつだな〜
礼はなんでそんなびちゃびちゃなんだ?」
「礼………」
じーっと礼を見てから、急いで森に行ってしまった…
おしりペンされた。
「ひぃあう。」
だばだばの涙は止まらない……
「……恋人、恋人……
う、うん。
ぐす……」
何か想いが込み上がってしまったのか、きょろきょろと周りを見てから……
「ちょ、ちょっと急に小屋の様子が気になったから森に行ってくる…!」
森に向かって全速力で走っていった……
「船おめでと~~~っス。
これで帰れるんスねェ……。」
波打ち際から、一歩も海に入ってないのになぜかずぶ濡れで戻ってきた。
「いやいやいや、泣くのは帰って恋人に会ってからだろぉ!!!!!!」
おしりペン!
「いて。
あんがとな、ケイ。
もうちょい、もうちょい優しく撫でて………」
頭が撫でられて揺れている……
「そら泣くだろ、普通によお……」
裏返った掠れた声でそう言って、バーバラスを見て笑った。
「よしよし……」
柚子澤の頭を撫でた。ちょっと力が強い
ちゃちゃっと作ったたいまつに、焚き火の火を燃え移らせる。
それを掲げながら、大きく船に向かって手を振っていた。
「おーおー、泣くな泣くな」
「……みんな、無事で、
無事でよかった、ほんとうに………」
ざばざばと砂浜に歩いて戻ってくる。
「みんなは全然心配してなかったみてえだけど………
なんで俺だけこんな気苦労を…………」
柚子澤零都はボトルメールを見ていない。
船が来るらしいという浅はかな望みに頼ってはいけないと思っていた。
だが、そんな日々ももう終わるのだろう。
「よかった―――」
安堵でだばだばに泣いていた……
Eno.430:ケイ・シーンはクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
Eno.211:バーバラスはクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
「船だ船だ船だ!」
「助かった、んだねぇ……」