Ino.65 無名の島
不穏なし全年齢(ロスト可)のお試しわいわい島
STATS
12人 / 人数
カジュアル / 難易度
ミディアム / 広さ
OVERVIEW
身内向けゆるゆる島
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
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──ふたつの船を見送った後。
書き置きにしていた革手帳を手に取り、
中を読み返してはもう届かない言葉を書き綴ると、宝物のように仕舞い込んだ。
「さて、私もそろそろいこうか」
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>>166303
「ふふ、今のうちに、ねー?」
悪戯が成功したなら、くすくすと楽し気に笑う。
「ユグにね、分けてもらったんだー。
甘い味、幸せの味、かもー?」
最初に君が持っててくれた羊羹のお陰で、エネルギーを補給できたことが随分助けになった。
今回のこれは、それより儚くて……唯、君に楽しんで欲しくてその為だけに用意しておいた甘味だ。
感想を聞けば嬉しそうにまた声を上げて笑って、それから君の隣に座って海を眺めるのだろう。
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>>166128
「どうした?。…む」
呼ばれて素直に振り向く。
すると、口の中に何かが押し込まれた。
食感だけでは何かわからなかったので口内でころころと転がせば、強い甘さが口の中いっぱいに広がる。
これは砂糖かと認識したときには溶けてざらりとした食感と甘みが舌先に残るばかりだ。
「甘いな」
思わず口からそのままの感想がこぼれ落ちる。
人間に近づいた味覚ではやはり今までより強烈に感じるようだ。
それに、島での生活の中で最初に持っていた羊羹を除いて初めて口にする強い甘さだったからというのもあるだろう。
「むう。甘すぎるくらいに感じるのに、どうしてか体が満たされるような感覚がある」
そう言って首を傾げているが、もしかしたら人の体に近くなっているせいで当分が足りていなかったのかもしれない。
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>>166124
もし君が呼び声に応えて振り向いてくれるなら、ほい、と何かを君の口に放り込もうとする。
小さな砂糖の塊だ。
持ち運べるように押し固めただけの代物だから、小さな悪戯が上手くいったとしても、飴みたいに長くは楽しめず、あっという間に溶けてしまうだろう。
その分ふわりと、純粋な甘さが一気に広がることだろう。
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>>163532
「蔦蔓。」
海を眺める君に、そっと声を掛ける。
静かな声だが、少しだけ企むような……楽しげな響きであるとも感じられるかもしれない。
▽
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>>161008
「……残られるのですね」
しょぼしょぼでしおしおの顔になり、
悲しげな視線を向けるが、あなたの選択を尊重する。
「ありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をして。
名残り惜しそうに手を振ると、踵を返して歩き出す。
𝙂𝙤𝙤𝙙 𝙡𝙪𝙘𝙠――
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「『星渡りの船』、かぁ……。
いい船だね。どこへでも行けそうな船だ。」
この不思議な島の素材と皆の手を集めて造られた船は、小さくともはっきりと……少なくとも此れの鶸色にはとても頼もしく映ったのだろう。
星の果てだけじゃなくて、それぞれの帰るべき場所へと連れてってくれる船だ、と。
Eno.355:トリネコの樹は星の記憶を空に掲げた。
仄かな光が空へと浮かび――そして、煌めきを振り撒いた。
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>>160138
「もちろん!君たちの旅路の安全を祈っておいたよ。
私はねリヴィウィエラ、妻に逢うために世界を渡って此処へ来たんだ。
もし逢えたらきっと君達のことを話すよ。
リヴィウィエラもどこか遠いところを目指しているんだね。
それなら私の祈りも多少は役に立てるかも知れない。
元気でね。気を付けていくんだよ。……さあ、もうお行き」
最後に頭を優しく撫でて、貴方の望みも成就するよう願いを込めた。
さようなら、私のちいさな友達。たくさんの素敵な思い出をありがとう。
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>>160445
「こちらこそ。少しの時間だったけど楽しかったよ。
蔦蔓も元気でね。
白虹も、ちゃんとみんなと一緒に帰るんだよ」
去り行く背を手を振って見送る。
楽しい時間はあっとう間だったねぇ。
![](https://www.rabbithutch.site/usagoya/picture.php?user=Oounabara&file=3.webp)
>>159848
(可愛い……)
今では白虹の奥底に眠る乙女心が、
多少浮上し顔を覗かせていた。
>>159936
「ぅ、そうですね。もう船に乗った方が良さそうです……」
この島は今にも沈みそう。
ゆっくりと話をしていたいのは山々だが、
それは脱出してから幾らでもできることだ――と、
船の方へと向かうだろう。
今日までみなが繋いでくれたいのち、だいじに。
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>>159322
「む。そなたは残るのか。
我らは訪れたばかりなれど、これも確かな縁だろう。
快く迎えてくれて感謝しているぞ。
達者でな」
残るということがどういう選択か大凡知りつつも、そう言って手を振る。
当人に悔いでもありそうならまた話は別であったのかもしれないが、そうでないならこれくらいがきっと見送るにはいいのだろう。
>>159840 >>159936
「うむ。私もまた会えて嬉しいぞ。
知り合いに会えるとなれば遭難もしてみるものだな。
実際、楽しい経験だった。
そなたにとっても良き日々であったのだろうか」
和やかにそう話す。
透矢との島での忙しなくも楽しい日々に加え、日暈という知り合いとも再会できたとなれば嬉しいこと尽くめだ。
積もる話も色々とあるだろうが、乗船時間が近づけば透矢に促され二人共浜辺へと移動したのだろう。