■ Ino.46 虹の見える島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
>>54955
「ま、お礼を言うのは嬢ちゃんにだけどな。いつも魚だけ置いて姿が見えねーから、きちんと礼を言わねーと…」
そう言って自分も魚を一つ取るも、見た目通りの猫舌なのでしばらく息を吹きかけてある程度熱を逃がそうとし。
「だな。まあそれも含めて、みんな揃って運が良かったってこった」
魚の身を歯だけでちびちびと頂きつつ、何か思い出したように顔を上げ。
「…そういや、ここに来た時にボトルメッセージ見つけたろ?確か7日に1度船が来るとかなんとか。計算があってればそろそろ7日経つはずだが…船、来るのかねェ…」
>>56987
不意に顔を近づけられて、鼻先が触れ合う感触。
その行動には、ただただ、面食らって、目をぱちぱちと瞬かせる。
けれど、続けられた言葉には、思わず、瞼を伏せる。
……結局、平気でないのは、自分なのだ。
その、ひとつの祝福を、受け止めきれない、自分なのだ。
胸が詰まる。きっと、それは、悟られてしまったと思う。おさかなさんは、ひとをよく見ているから。
それでも、何とか、気を取り直して。
手渡されたものを、見る。
ナイフだ。金属の。
「……これは、おさかなさんの、ものですか?」
それを、どうして自分に。
言葉にならない問いかけとともに、おさかなさんを、見る。
>>56000
じっと見つめ合う。人魚は今、一番強く感情を感じているかもしれない。
へちへちと這ってあなたのちかくへ寄っていく。不意をつくように顔をさらに近づけて、あなたの鼻先と自分の鼻先をくっつけてすぐに離れた。
それはネコでいう親愛の挨拶のようだった。
「··· おさかなさん は はち、いる
だいじょぶ、へーき。はち、いきる よい
よく、よい。」
まるで言い聞かせているような声。「あなたが大人になってうれしい。」と言っているようだ。
そして島では見かけない金属のナイフをあなたに差し出す。人魚が最初から持っていた、唯一のもの。
>>55765
問いかけに、首を横に振るのを見た。
でも、寂しそうだ。
それに、どこか、苦しそうでもある。
そのくらいは、男にもかろうじて判断できた。
「僕は、ずっと、一緒には、いられない、けど」
それだって自分の都合に過ぎない、と男は内心で思う。
「帰りたい」と思っているのは、「八〇七番というものはそうあるべきだ」と思っているからで、それ以上ではない。
それでも、言葉を続ける。
「おさかなさんが、辛そうだと、……僕も、平気では、いられない、です」
真っ直ぐに目を見つめて、言う。
>>55627
少し考えるような間。そしてふるふると首を横に振る。この7日であっという間に大人になったのは喜ばしいことだからだ。苦手なエサ取りを克服したあなたを褒めなければ母親ヅラをしていた意味などない。
人魚はやっと顔を上げて、あなたと目線を合わせる。眉は下がっていたけれど甘え鳴きも呼び鳴きもしない。人魚自身、合わない環境で徐々に体調を切り崩していた影響もあるが、そのまま一言も話さないであなたをみつめるだけだ。
>>55349
押しのけてしまった……。
しょんぼりとうなだれたおさかなさんを見て、ちょっとした罪悪感に囚われながら、上体を起こす。
「おさかなさん」
呼びかける。
「おさかなさん、ごめんなさい」
真っ直ぐに、そちらを見据えて。
「おさかなさんは、嫌、でしたか?」
「はぁ〜〜煙草………煙草吸いてえなあ…」
>>55291
「グルルル···ヴァッ!!」
ズルン、どしん!
ずらされ落ちる人魚。ちょっと威嚇したものの噛み付いたりはしない。子供が親を押しのけていくことは通過儀礼であるからだ。
しょんぼりとうなだれたまま上半身を起こす。もうあなたを子供扱いできない悲しさや寂しさはあれど、認めるしかなくなったのである。
>>55142
言葉による返事はない。
けれど、拒否、拒絶、その感触だけは伝わった。
退かない、退きたくない、それだけの理由が、おさかなさんにはあるのだろう。
……けれど、答えてはもらえない。
男には、おさかなさんの気持ちはわからない。
「おさかなさん」
もう一度、呼びかけて、返事がないことを確認する。
――本当は、どうしても、そうしたくはなかったけれど。
おさかなさんの尾を掴んで、強く、横にずらしてみせる。
おさかなさんがしがみつこうとしても、唸ってみせたとしても、それでも。
>>54942
尾が大きすぎて人魚の顔は見えない。しかし抱きつかれている足に首を振っている感触があるだろう。退かない。
上に乗っている尾をおもいっきり横に退かせば自重に引っ張られて人魚を転がり落とせるはずだ。
どうしても行くのであれば退かさなければいけない。退かそうとすると獣のように唸るがそれは無視しなければならない。
Eno.72:カルブは焼いた魚を食べた!海の幸の味わいを感じる……!
>>53642
「だはは、素直なのも良いとこだと思うぜ、おぉっ、美味そっ、ありがたく頂くぜ!…ハッふうぉ、ぁっ…っぢ、…ハフ、ハ…フ…んむ、……、…、あ~うめえ…」
遠慮なく火の通っていそうな魚に手を伸ばすと思い切り齧り付き、熱さにばたばたと悶えながらも嬉しそうに咀嚼している
「ハフ、……ン…ムグ、…ま、見た目が良いのも多いしな…、……一緒にいた…ハチ か…真面目そうな…ムグムシャ…、…男だったし、荒くれ者とか、ンム…、ンッ……ン…エロ爺にとっ捕まんなくて良かったよなぁ」
食べると喋るを繰り返しながらあっという間に一匹を食べきり
>>54022
すごい体勢になったな、と思う。
ただ、片足を握られたということは、起き上がるな、という意味なのだろう。それはわかる。
「おさかなさん」
魚じみた尾に腹部を圧迫されて、苦しいけれど。
別に、苦しいのには慣れている。
それよりも、おさかなさんがどうしてこんなことをするのかが、心に引っかかって仕方ない。
「おさかなさん」
てちてちと、遠慮気味に尾を叩く。
人のそれとはまったく異なる手触りの部位。
「困って、しまいます。……どいて、くれませんか」
無理やりに退かすようなことは、したくなかった。
それだけは、したくなかった。
Eno.260:おさかなさんは岩場に罠を置いた!
>>53968
呼ばれてもぷん···とそっぽを向いたまま、敷いた男の顔側に尾を、足側に上半身。男の片足をぎゅ、と抱いて起き上がれないようにする。
一体どうしたいのか、人魚は答えない。ただ自分は男に体重で勝てるとは考えているから、あなたが人魚の尾を叩けばそれなりに重心をずらして呼吸はしやすくなるだろう。
時折ぺすぺすと尾びれがあなたの顔をなでてくる。
これを許すのならば人魚はある程度時間が経てば退いてくれるだろう。けれどもそれはあなたが子供としているという答えだと受け取るということ。一種のマウント攻撃である。
>>53878
こちらを、押し倒そうとする力がかかる。
……受け流そうと思えば、できたと思う。
少し、重心をずらすだけ。男にはそれができたはずだ。
けれど、そうはしなかった。
力をかけられるまま、その場に倒れる。
体にかかる、ひとならざるものの重みを感じながら、そっぽを向くおさかなさんを、見上げる。
「おさかな、さん」
自分は、果たして、怒るべきだったのだろうか、それとも。
わからないまま、じっと、その横顔を見つめている。
>>53751
押し倒すような力がこすりつけていた頭に込められる。人魚はなぜ怪我をさせかねないような力を込めたのか自分でもわかっていない。男の声のトーンが気に入らないわけでも、その言葉が受け止めきれないわけでもなかった。
たぶん、この男は同種ではない。
ヒレはないし、どちらかといえば二足歩行のアレのほうが似ているから。
あっちはもっとモコモコしていたけれど···
男が転んだり、すこしでも自分の胴の下に敷けられたらそっぽを向いて、そこから動かなくなるだろう。
>>53749
「おさかなさん、」
男は、嘘がつけない。
「ご飯を、取ってこないと、いけません。水も。……そうしないと、僕も、おさかなさんも、ふたりとも、生きて、いけません」
そうでなくとも、自分は偶然ここに流れ着いただけで、この島が沈む前には脱出しなければならなくて。
つまり、必ず。
「ずっと、一緒には、いられない、ですよ」
>>53675
一体、どうしてしまったのだろう。
男は困惑する。
今までこんな風に引き留められたことは、なかったから。
体に押し付けられた、きれいな色をしたおさかなさんの頭を、恐る恐る、撫でる。
食事はしたところだし、睡眠は十分にとった。
しかし、おさかなさんは、そうではない、何かを訴えている。
これは――。
「……寂しい、の、ですか」
寂しい。
知っているけれど、意味を正しく理解しているかは怪しい、そういう言葉。
>>53616
「クゥーンクゥーン 0oo0···」
構ってほしいので、目線は合わせない。どことなくうつむいたまま屈み込んだ体のすきまに頭を押し付ける。
「はちへーきない おさかなさんへーきない···
はち、ごはんする ふたりおやすみ、ある」
『ここにいろ』と言っているようにきこえる。これは、人魚がわがままだ。
>>52078
「言いたいことはわかるがね…俺ァそういうのはどうも苦手で。せいぜい腹の探り合いくらいのもんだ」
火が起きれば枝に刺した魚を焚き火の周りに立てていき。
「おさかなさん…そのまんまだな?ああ、最近あまり見かけないと思ったら嬢ちゃんといるのか。懐かれちまったのか、それとも惚れ込んだのやら…」
時々向きを変えながら魚に火を入れ、焼き目がついたものは少し火から遠ざけながら、「ま、適当に食えよ」と男に促し。
「人魚なんて涙とか鱗だけでもそうとう値打ちがつくし、食えば不老不死…な〜んて聞くしな。俺も生き物は扱わないが…同業や他の海賊なら速攻捕まってたろうよ」
>>53595
「……どうか、しましたか?」
立ち上がって、出かけかけたところに、声が聞こえて。
おさかなさんの前に、屈みこむ。
視線を、合わせる。
「何か、……何か、ありましたか?」
男には、おさかなさんの気持ちがわからない。
ただ、何とはなしに、心細そうな声を聞いて。
どうしようもなく、放っておけない気持ちになってしまった。
>>53563
人魚は思った。こんな美味しいご飯をこの男がもってくるようになったのだ。これは一人前の···エサ取りができ、自分で仲間に分け与えられる群れの長にふさわしいのではと。
「···」
なんだか寂しくなった。そんなことをしなくても全部面倒を見るのにという悪い母性と、一人前になってくれて嬉しいことへの期待。立ち去りそうな男の気を惹きたくてしょうがない。
「···クゥーン クゥーン んぇ、んぇ···」
>>53476
「おいしく、食べられた、なら、よかったです」
きらきらとした視線を向けられれば、感謝の言葉を向けられれば、こちらも嬉しい。
「また、何か罠にかかっていたら、捌いておきますね」
魚のような尾を持つおさかなさんは、陸の獣を捕るのは向かないだろうから。
自分が、おさかなさんにできることは、このくらいだ。
自分の分を食べ終わり、水を一口。
「では、少し、使えそうなものを、探してこようと、思います」