■ Ino.46 虹の見える島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
>>53316
むちむち、むちむちとよく咀嚼している。その目はキラキラしていてずっとあなたに向けられていた。子供が全力で親に美味しいアピールをしているようにも見える。
あっという間になくなった自分の分を見て満足気に鼻息をむふんとついた。
「···よいごはん はち···」
感極まっている。
「ありがとうはち!」
>>53266
おさかなさんの表情の変化に、ほほえましさを覚える。
実は、食べものの味はよくわからないのだが、おさかなさんが自分の分まで味わってくれているだろう、そう思うことにして、魚とはまた違った歯ざわりの、獣の肉を咀嚼する。
>>53178
「僕も、食べ慣れたものでは、ないんですが」
雑食の人間であるとはいえ、野生の獣の肉は食べつけていない。
普段、食事として出される肉は、管理が徹底された家畜のものだったから。
「……僕も、食べて、いいんですか」
おさかなさんの言葉と目配りに、何とはなしに意味を読み取る。
本当に、こちらの言葉を使うのが上手くなってきたな、そう思う。
「では、分けて、食べましょうか」
おさかなさんの分と、自分の分。
焼けた肉を切り分けて、渡す。
⋯宇宙猫の顔になった。感動している⋯。
Eno.260:おさかなさんは焼きイノシシを食べた!大ボリュームな肉塊が身も心も満たしていく……!!
>>53102
「うん? うん!」
あなたのことを様子見をしていたが、肉を焼きはじめたところを見れば言葉の意味を理解する。今まで嗅いだことがない香りが拠点に立っている⋯
フンフンと嗅いで⋯知らない獣臭の間に血の匂いがする。これには覚えがある。
「ごはん! た、たべ てみる!
ふたり たべてみる、ね!」
今まで話してきたことを組み合わせていく。自由選手権は卒業しつつあるようだ。『わけっこしよう』と伝えたいようだ。
>>52897
ぎゅ、と戻されそうになって、「わ」と間抜けな声を上げる。
それでも手を放してもらったので、焚火を改めて熾す。
「そういえば、……罠に、動物が、かかっていて」
森の罠はきちんと動作していた。素人にしては上出来だ、と思う。
「肉を、捌いておいたんです。……食べて、みますか?」
イノシシと思しき動物の肉を、火にかける。
魚とは随分違うと思うから、おさかなさんの口に合うかはわからないが。
>>52804
「おはよ ごさいま!」
ぎゅ!と一度とぐろに戻そうとするがそういえばご飯をとるのも久しいのではと思い出ししぶしぶ手を離す。起き上がるのを尾で助ければ火が消えた焚き木のそばへ。
「しょくじ よくなる、はち よくなる。」
>>52749
触れられる感触に、瞼を開ける。
随分、深く眠っていた、気がする。
いつになく、深く、深く。
おはよう。
自分に向けて、呼びかける、声。
「おはよう、ございます」
それから、今、置かれている状況を思い出す。
「……すみません、すぐ、どきますね」
おさかなさんに委ねていた身を起こす。
ひどく、喉が渇いていて、声がかすれた。
すっかり日が昇ったあたりで人魚も目が覚めた。
とぐろの中にいる男を確認してぺちぺちなでなで。
「はち、おはよ おはよー」
Eno.72:カルブは森林に罠を置いた!
>>48861
「はいよ。…愛嬌、良いじゃねえか交渉だとか商いには役立つ、……んじゃ遠慮無く枝貰うぜ~」
砂を軽く掘って炉床を作り、焚き付けと細めの枝をぱきぱき折りながら設置し
「まあ船を沈めるとか悪さするとか、俺の方でも個体差あっけどそんな感じだったしな、……あの人魚えーと…オサカナサン、だったか……人間の男といたし友好的だし、人魚もやっぱそれぞれなんだろうなぁ」
ごそごそと火口を用意し焚き火を安定させようと枝でつつきながら
食事の準備をしながら、島のどこからか聞こえてくる歌声に耳を澄ます。
「こりゃ人魚に魅了されるっていう逸話にも頷けるぜ」
人魚が歌い、男を寝かし付けている⋯⋯⋯
>>49349
瞼を閉じたまま、歌を聴く。
少しだけひんやりとした手、穏やかな波間に揺れる、ような、歌声。
誰かに身を委ねて意識を手放すことなど、今までにどれだけあっただろう。
……幼い記憶、まだ、そこにいてよいのだと、言われていた頃の懐かしい感覚を、思い起こしながら。
ゆっくりと、眠りに落ちてゆく。
>>48461
ンン、ランラとくちずさむ穏やかな子守唄。
あなたをお昼寝の底に落とすためリズムよくそしてやわらかく、鼓動のように頭をなで続ける。
眠るまで、やめてといわれるまでずっとそうしているだろう。
>>48660
「咄嗟に出ちまったもんだ、忘れてくれよ…こんなおっさんに愛嬌あってもなァ」
額を片手で押さえながら渋い顔を浮かべ。
「お、そうか。前に仕事でいった所じゃ人魚は男を誑かして海に引きずり込む…なんて言ってたから、少し気にかかってはいたんだがよ。あの子はそういう類のもんじゃなさそうでよかったぜ。ホラ、あの子以外うちの島全員男だしなァ」
そう言ってさっきほど浜辺でその人魚の少女が置いたであろう魚を取り出し。
「カルブ、火ィ頼めるかい?俺の拾ってきた枝とか使って構わねェよ」
言いながら先ほどの資材から手ごろな細めの枝を取ると、口から尾に向かって一直線に刺して。
>>48252
「出てた出てた、んにゃぁってよぉ~まあチェイスは愛嬌があっから許されるよなぁ」
砂を落としている姿をしみじみと眺め自身に飛んできた砂もぱっぱと払い
「お、飯、賛成!息抜きの運動もしたし何か焼くか!…そうそうその人魚の子、見た見た、なんか俺にもくれたんだよなぁ…」
>>47968
瞼を閉じて、おさかなさんの手が自分を撫でるのを感じる。
本当は、必要ない、と伝えるべきだったのかもしれない。
そんな風に触れられても、自分は何かをおさかなさんに返せるわけでもない。
それでも、されるがままでいる。
へーき、と繰り返されるのを、聞いている。
「……歌……」
人魚の歌。言葉ではなく、けれど、不思議と頭の中に響く、ような。
男には歌の良し悪しはわからない。
けれど、じっと、その声に耳を傾けていた。
>>48187
「………すまん……え、そんな声でてたか?」
無意識のものだったので自覚はないようで、差し伸べられた手を掴みながら首を傾げた。
「…いやまァ、砂の上だから怪我はねぇよ。風も強いし、キャッチボールはこの辺にしとくか….」
口に入った砂をぺっぺっと地面に吐き捨てながら、ブルブルと砂のついた頭を振る。
「そういや人魚の嬢ちゃんがいるの見たか?その子に最近やたら魚を渡されてて、結構な量になっててよ。せっかくだから飯にでもしないか」
>>48034
「?!だははははっ!……おぉっと、っとと…、猫みたいな声も出んだなぁ~大丈夫かよチェイス」
砂浜に盛大に転けた様子を横目に小走りでボールを回収し脇に挟むと、砂にまみれた男の傍に近寄って
「おいおい俺に唾つける前に自分の怪我に唾つけることになってねえか?ほら、立てっか?」
少し屈み手を差し出し
>>47037
「えっ、妹?……俺男だけど?なんで?」
笑いながら説明する男に訝し気な視線を向ける。妹という単語に何か他の意味などあっただろうか。それとも海賊特有の隠語か何かか?
「まァ色つけてもらえるならそれに越したことはねェが、すぐに金が欲しい時ってのもあるからな。それにアンタが商人としてデカくなることだってあるかもしれねェしな。先に唾つけとかねェと」
投げ返されたボールをまた取ろうとするも、突然強く吹いてきた潮風にボールが流され、むちゃな体勢を取る羽目になり。
「んに˝ゃ!」
濁った悲鳴と共に砂浜へとダイブ。
>>47719
自分の体に重みを感じればうんうんと頷いて、あなたの頬、耳のした⋯首、刈り上げ、頭と念入りに撫でていく。わしわし、なでなで。マッサージやスキンシップのようでもあり、母親が子供の体に怪我がないか確かめているようでもある。
「はち、はち へーきよいね
はちねー へーき、おさかなさん よかった」
少し歌うような口調。次第に人の言葉は人魚の歌に変わっていくだろう。
>>46998
つぎはぎのクッションを受け取る。
守られている、そう感じる。
「おさかなさん、は、優しいですね」
守られなくとも生きてゆける。そう思ってはいる。
けれど、ずっと――この島に流れ着く前からずっと感じていた空白に、言葉にできない何かが沁みる。
「優しい、な」
少しだけ、おさかなさんの体に体重を預ける。
甘えてしまうほど、弱っていたのだろうか。
男にはわからない。