Ino.111 フィーネ島
ヒトリナガサレ
STATS
1人 / 人数
サバイバル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
知らないようで知っている世界。
確かなのは今ここにいるということ。
それだけわかれば十分だ。
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「……わかってるよ」
わかってるけどムカついたので、【黒】を捕まえて枕にしてやった。
嵐が過ぎるまで、こうして寝ておくくらいしかやれることはなさそうだ。
『ま、あれだな。これに懲りたら、こんな日に外に出ようなんて思わないことだ。
お前、昔から嵐とか雷とかになると逆にはしゃぐタイプだったもんなぁ』
非日常にテンションの上がるような子供だったし、怪我なんて気にもしないから、つい出かけてしまったのだろう。
相棒として、止めなかった【黒】にも責任はある。
『今は大人しくしておけよ。
とりあえず、この島にいる間はお前も人間と変わらないんだから』
「……やっぱり、壊れた護符じゃ駄目だったな」
元々大したものではないし、一度は働いたのだから、十分と思うべきだろう。
それはそうと、この怪我はどうしたものか。
何か、手当て出来るようなものを見つけなければならないかもしれない。
『まだ痛いのか? 治らないのか。
むう……おれが変身出来ないのと同じで、お前の再生力も落ちてるのかもな』
外の様子を窺いながら納得したように頷く。
やっぱりこんな天気の時は大人しくしておくべきだ。
ある意味自業自得だが、じっと黙り込む相棒の様子は気にはかかる。
傷がすぐ治る体というのは、長引く痛みに慣れていないらしい。
「……」
石が当たった部分をずっと手で抑えている。
じんじんするしひりひりする。
痛みがなかなか消えなくて、嫌な感じだ。
「ああ。水と食料があれば……なんとかなるだろ。
死ななければ大丈夫だ」
生きてさえいれば平気だ。
大体何でも、いつだってそうしてやってきたのだから。
『うん、嫌な感じの風ではあるな』
昨日雨が降った時とは空気が違う気がする。
杞憂だといいが、大体こういう予感は当たるものだ。
『とはいえ今からじゃ、何が出来るわけでもないしな。
備蓄だけして、被害が少ないのを祈るか』
「……まあ、そうだな」
【白】は少し離れたところから焚き火を見ている。
これくらい大きくなれば逆に平気だ……と思いたいところだが、どうしてもなかなか近づき難い。
まあ、何か焼く分には我慢できるから平気だろう。どうしても無理なら【黒】に頼めばいい。
「それはそうと……どうも、雲行きが怪しいな」
雨降りの空を見つめる。ただの雨で済めばいいのだが。
『よーし、大きな火が出来たぞ。
なかなかいい感じだな。これならでかい枝とかもそのまま突っ込んで燃料に出来そうじゃないか?
コスパがよくなるってやつだな』
パチパチと音を立てて燃える火を見ながら【黒】はご満悦だ。
明るいし、温かいから、もし海なんかに落ちても平気だろう。
「何か、はあったみたいだ。護符のおかげでわからなかったけど」
単純な造りの、初歩的な護符だ。
見たところそこまで問題はなさそうだし、直して清めておけば機能に問題はないだろう。
『どうした、ブランクス。
なんかあったか?』
砂浜を探索していた【黒】が戻ってくる。
彼の方は特に何事もなかったようだ。
「! ……護符が壊れた」
壊れたタリスマンを取り出す。
気づかないところで何か危険があったようだ。
もう少し慎重に動く必要があるかもしれない。
「どうかな。襲ってくるようなことはないと思うが。
でも、あの拠点はもう少し手を入れてもいいかもしれない。
獣は襲って来なくても、天候はどうなるかわからないからな」
この先悪天候に見舞われないとも限らない。
屋根なんかはもっと補強しておくのもよさそうだ。
「とりあえず食うか、イノシシ」
『こいつもなかったか……警戒心……。
いやでもなかなかのでかさだな。食いでがありそうだ。
……ていうか今更だけどこの島、こんなのも普通にいるんだな。
意外と危ない島か?』
Eno.583:Blancusは焼き鳥を食べた!ジューシーな味わいで満たされる……!
(体力+5、満腹+12)
