Ino.20 ものっすごい拾っ島
ドキッ!初心者だらけのシマナガサレ!
STATS
6人 / 人数
カジュアル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
大前提
・無理はしない
・寝ろ
・リアル優先
・連絡相談していこうな
・報告はいいかんじに
・寝ろ
おやくそく
・アイテムに紛らわしい名前を付けない(誤使用防止)
・LIFE0で更新時間を迎えるとそのあとは何もできません
その上探索などでスタミナとかじゃなく
LIFE直受けのアクシデントが起こることもあります
無茶や挑戦はリカバリーの効く範囲でよろしくね!
・万が一トラブった場合企画主を必ず間に挟んでください
いいか、絶対だぞ
そんなことが起きないのが一番です
いぬは君たちの良心と善性を信じているからな
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
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「んなわけないじゃないですか~」
「革靴は食べられるっていうからもしかしたら、的な……?」
力無く笑いながら串を振る。
デカい上になんか熔けている。むしろよく焼いたな。
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折角の船だから、と持ち込んでいたものを持って甲板へ。
ストレートのラムは唇を湿らせる程度に
他に島もみえない海を眺めている
ちび…ちび…
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>>170733「……………アスター……どの。」
彼を真似て、敬称をつけてみる。
浮かれていた。楽しいことばかり考えていた。…………なるほど、常世は甘くない。
>>170750「………………ああ、おつかれさま」
アセイの背を見送った後も、小烏はしばらくの間、海を眺めていた。
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「……では、私もそろそろ休息に入らせてもらおう。疲れはしたのでな」
そういうと、用意された船室の方まで戻っていった。あくまで気にしすぎるな、と手を振りながら。
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>>170673
「好い。許す」
「まあ、異世界へ流されるなどアスター殿のような事情でもなければそう経験することなどないものよ。此度は仕方あるまい。私とて、私の世界の軍が実は決死の捜索活動を行っていて、その行動が他に迷惑をかけるかもしれない……などという可能性は口にはしていない」
「極論、気にしすぎるなということよ。アスター殿はこれまで、というのを本人が悟ってもいた。浅岡くんも大怪我でなければその内目を覚ます。悪いと思うなら謝るでもいいと思うがな」
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>>170576「……ありがとう。」
……千年、幽世で過ごしてきたのだ。長くいたものが、前ぶれなく消え去った。そしてもし、その傍に計り知れない何かがいたのなら…………例えば、自分ならどうするか。
「もう少し……予め、可能性を考えて伝える……べきだった。それは間違いない……。」
大きな課題が出来てしまった。と、目を伏せる。
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>>170492
「好い訳がなかろうが。だがこれ以上小烏を責めようが何も変わらんだろう」
「あの獣の様な世界が来たのも、あるいは呪の効力の一つだったのかもしれん。アレが来なければ、無論別の方法でアスター殿は絶えていたろうが」
「だから、それが来たのは小烏のせいか?という話よ。わざと、呼んだわけではないのだろう?」
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>>170483「………ゆりこ……」
「………………あの青い霊、相当に強いものらしい。アスターが海に落ちるのと同時に消えたようだが…………幽世が異様に警戒していた。」
アスターが落ちた水底を見ながら、運ばれていくゆりこを見送りながら、拳を握る。
俺は何にも気づけなかった……気づけていれば、結果は変わっただろうか。…………変わらなかっただろうか。確かめるすべはない。
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「…………俺はなるべく早くこの船を立った方が良いな……来ないとは思うが……」
あくまで予想だし。……いや、あの時ついて行けばよかったのか。そしたら確実にもう来ないし。
あの時は……とにかくこの場を収めようと、考え無しに喋っていたらしい。
>>170436 「…そ、それでいいのか……」
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安否を確認しにでてきた船員に運ばれて、救護室に運ばれていく
今はどんな青も見たくない
その気持ちに応えるように、船内へ。
せめて、変えられない運命でも
できるだけ、苦しみませんように
花言葉を説明できなかったお守りを、なくしませんように。
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「とはいえ……」
周りを改めて、見渡す。
「子供二人は船内で助かったものの、アスター殿は海へ投げ出され……何故か浅岡くんも転がっているな。頭を打ったか?」
超能力が使えそうになっていただなんて知らない。今の揺れで変なところをぶつけたのだと思っている。
![](imgs/no_image.png)
――ヂッ
きっと自分の世界も近い
0と1が流れ込んでくる
『電気信号に干渉するチカラ』が戻ってきたのを感じる
わかっている
こがちゃんを迎えに来たやつがいなくても
あの青が落としていた
手は、届かなかった
わかっている
――パチ、ジジジジッ
でも、きっかけは"やつ"だ
こがちゃんが呼び掛けている
あれにも意識がある?
思考がある?
それなら
ありったけのきもちをチカラにのせて
――届けることはできなかった。
大きなのを溜めている間に消えていて
放つ先のなくなった感情が、
一瞬だけ視界を真っ赤に染めて、使い手の意識を落とした。
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「…………すまん、あの存在は………なんというか、世界なんだ。」
幽世。巨大な何か。魂を喰らい、腹の中に収めるもの。
自分の世界に置いて命では無い死者を飲み込むもの。腹の中に世界を持つ獣。
「……もう来ない。恐らく俺が島に迷い込んだ時、幽世は…………自分のものを、略奪されたと考えた、んだろう。だから回収しに来た……」
ぽつぽつと、知っていることを話す。
とはいえ、その多くは推論や、本人曰く、と言った事が多かった。
……少なくともこがらすの言う事に嘘は無いのだろう。獣の方は分からないが……
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「……行ったか」
「……説明できるかどうか知らんが、説明してもらおうか。今後何度も襲い掛かって来るようではたまらんからな」
その巨体が姿を消すのを見届けた後、少しだけ問い詰めるような形で小烏丸へと声を投げかける。安全の面でも、知っていることは全て言えという、圧もあるか。
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こがらすが悪態をつくのを見てから。
幽世と呼ばれた獣は、まるで煙に透けるように消えてゆく。今まで船を揺らしていた質量が、嘘のように。
そして、それ程大きなものが消えたにも関わず、船が揺れることは無かった。