Ino.3 「野球しようぜ」――中島 - シマナガサレ
テスト島(中) その1

■ Ino.3 「野球しようぜ」――中島

体験版用の中くらいの島です。 想定人数:12人以下

STATS

10人 / 人数

体験版 / 難易度

ミディアム / 広さ

■ チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


Eno.155 ->Eno.420

イワン

[Eno.155] 2022-08-20 20:38:37

「だからと言って、本当に必要なものまで捨てちゃってもダメなんだけどね……あ、ボールは返しておくよ」

どこか遠いところを見ながらつぶやくと、それからボールを手渡した。

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:35:37

「その、教えてくれて、ありがとうございます」

しっかりとお辞儀をして……来た時と同じように、また小走りでその場を後にする。
手持ちの"思い出"から、厳選したもの以外を島に還すために。
ポケットに詰め込んだ落ち葉が零れて、風に飛ばされたり。忙しない。

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:33:24

彼の「割り切らないと」という声を、頷きながら聞く。
とは言え、飲み込むにはほんの少し抵抗感があるのだろう。ほんの少し…ほんの少しだけ、複雑そうな表情を浮かべつつ。

今は理解できなくとも、"全て"を手元に置いておくことはできないのだ、と。
オトナになるにつれて理解していくであろう。

Eno.155 ->Eno.420

イワン

[Eno.155] 2022-08-20 20:24:40

「飲食物と、今後使いそうなものぐらいでいいと思うよ。あとは……思い出になりそうなものも少しあっていいとは思うけど。それでも全部は無理だろうし、多少は割り切らないとね」

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:18:17

そうは言えど、長らく傍に置いて持ち運んでいた物なので愛着もあるのは確かだ。
使い終わったゴミのように"捨てる"以外の方法を取りたい……が、何も思いつかなかったのである。

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:16:50

そういえば、砂浜にもドラム缶がたくさんあったな……と思い返す。
島の発展に大いに役立ったであろう、それら。

「はい……持って帰ったら、」

流石に荷物になりそうだから……と。
見境なく集めたおもちゃで、おもちゃ箱を溢れさせて叱られる"小さい子"の気持ちではある。

Eno.155 ->Eno.420

イワン

[Eno.155] 2022-08-20 20:11:55

「僕は持ち込めそうにないものは島の中に埋めたかな……ドラム缶とかは特にかさばったからね」

島の内陸を指した。

「ボールも、その様子だと処分に困っている感じかな」

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:08:31

「…ありがとうございます」

相手の提案に、少し嬉しそうに笑う。
そうでなくても、河原で綺麗な石を拾った小学生でもあるまいにきのみや落ち葉でポケットがパンパンなのだ。

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:06:28

おどおどとしつつ、ゆっくり近寄る。

「えっと……ずっと持ってたから、どうしていいかわからなくて」

海に流していいのかな、などと。
アヒルのおもちゃと比べると、なんとなく置いてもこれず捨ても出来ずに迷っている……と言った旨を告げる。

真剣な相談と言うよりは、「ゴミ箱はどこですか?」のような気安い感覚ではあるのだろう。
声に怯えや迷いといった様子はなく、顔を合わせた当初よりもずっとリラックスした声色だ。

Eno.155 ->Eno.420

イワン

[Eno.155] 2022-08-20 20:06:17

「レイ……もしよければいくらか持つよ。一人でその量は厳しくないか?」

ボールは一度ポケットに入れて、運搬を手伝う姿勢を見せる。

Eno.420 ->Eno.155

レイ

[Eno.420] 2022-08-20 20:02:58

子どもが手に大きな布切れ(物資を包んでいたのだろう)を持ち、慌てた様子で駆けてくる。
置いてくるにも量が多く、かといって持ち帰るにも……と甲板をうろついていたのだが。

「あ……イワン、さん」

長らく森に居たからこそ、彼がよく森で樵をしていた姿を見ていたのだ。
斧を持ち、一心不乱に伐採をしていた頃よりも幾分かのんびりとした様子なので緊張感はない。

「ごめんなさい、その……落としちゃって」

Eno.155 ->Eno.420

イワン

[Eno.155] 2022-08-20 19:47:46

「……ボール?」

船の上で島を眺めていたら、足もとに何かが当たる感覚。
ぽてぽてと転がってきたそれは、おそらく前に森の中で見た――レイのものか。
返したほうがいいのか、それともこのまま持っていたほうがいいのかで迷っている。

Eno.387 ->Eno.2

汪介

[Eno.387] 2022-08-20 13:48:36

アキノキの言葉に、ん? と首を捻った隙に、猫のようにするりと逃げて行ってしまった。

「あ、おい待てよ! ……行っちまった」

 去っていく彼に手を伸ばすが、その頃にはもう遠くへ行ってしまった。

 ……まあ、いいか。
 彼が何を指してああ言ったのか心当たりはないが、何気ない一言が誰かに響くこともあるだろう。
 本人がああ言ってくれてるなら、それでいい。

 短くない船旅、また話す機会もあるだろう。
 その時ゆっくり、聞いたり聞かなかったりすればいい。

 苦笑と共に、去っていく彼の背を見送った。

Eno.2 ->Eno.387

アキノキ

[Eno.2] 2022-08-20 10:26:59

(でも、って言おうとしたら噛んだにゃ……)

最後の最後で締まらない!

Eno.2 ->Eno.387

アキノキ

[Eno.2] 2022-08-20 10:22:38

「元々虫除けにゃ。サバイバルにゃあ必需品」

そんな歴史があった気がする。
口振りの割にあまり気にしてはいない様子。

「そうだね、皆頑張ってた!イワンは頑張りすぎだったねえ。でも皆、できることをしてた。
 ……それでもね、オースケにはそれ以上に助けられたの」

物資ではなく、心を。

「……直接言うと気恥ずかしいけどにゃ。で」

それだけ言えば、背中を向ける。

「ありがと、オースケ!」

特に止めなければ、そのまま走り去るだろう。

Eno.387 ->Eno.2

汪介

[Eno.387] 2022-08-19 22:14:49

「悪かったな、煙くってよ。
 そう言われると思ったから大っぴらには吸わなかったんだよ」

 嘘だ。
 煙草だけは独り占めしておきたかったからだ。
 イワンには一本だけくれてやったが。

「水の話か?
 それ言うなら全員がそうだろ。
 アルやイワンの木材にヒデキの肉、久木沢や逢樽の魚にさ。
 船が来たのはあの猫灯台のおかげかも知れねえしな」

 皆、助けられた分だけ助け合ってた。
 ここはそういう島だった。

Eno.2 ->Eno.387

アキノキ

[Eno.2] 2022-08-19 21:41:15

「元の世界に着くまで暇だしね。
 ニオイは少ない方がいいから」

猫はタバコのニオイに敏感だ。
見掛けたら渡そうと作っていたらしい。

「こちらこそありがと、オースケ。
 僕が生きてるのは君のお陰でもあるのです」

にっこりと笑顔を浮かべて礼を返した。
お世辞でもなんでもなく、本当に生きる助けになったから。

Eno.387 ->Eno.2

汪介

[Eno.387] 2022-08-19 20:46:08

 放られたそれをパシっと受け取って。

「お、こりゃまた気の利いた餞別だな。
 有り難く使わせて貰うぜ」

 そう言って、早速ポケットに突っ込んだ吸い殻を貰った携帯灰皿に移す。

 猫耳に紐までついて、その場ですぐに作れるものでもあるまい。
 昨夜煙草を吸ってたのを見て作ってくれてたのか。

「……ありがとうよ、アキノキ」

 その気遣いが嬉しかった。

Eno.2 ->Eno.387

アキノキ

[Eno.2] 2022-08-19 20:38:22

「にゃーにしてるんですかオースケ。
 こいつは僕からの餞別」

……どうやら船から見えていたらしい。
ヒモ付き、そして猫耳付きの携帯灰皿を放った。
あなたはそれを取ってもいいし、取らなくてもよい。

Eno.420 ->Eno.387

レイ

[Eno.420] 2022-08-18 23:28:47

皆が帰るぞ、と盛り上がる砂浜で、そっと荷物に何かを紛れ込ませる子どもがひとり。

真っ先に気が付き、こまめに物資を運び、そして砂浜に顔を出す様に声をかけてしてくれたことには感謝してもしきれない。

暫くすれば、素朴な……見た通りに言えば、不格好な貝殻のネックレスが荷物に紛れ込んでいることに気が付くかもしれない。

傍には「いっぱい助けてくれて、声をかけてくれてありがとうございました 玲衣」と書かれた紙が添えてある。

Eno.420 ->Eno.415

レイ

[Eno.420] 2022-08-18 23:18:52

帰れる、というムードで盛り上がる中、そっと荷物にカニを紛れ込ませる子どもがひとり。

森の中でやり取りをかわした中にあった、「カニは好き」という手紙を思い出したからだろう。
とはいえ、戻る先にまでカニを連れていく必要は無いだろうが……。

カニはハサミのあいだに「いっぱい助けてくれてありがとうございました 玲衣」と書かれた紙を挟んでいた。

Eno.387 ->Eno.420

汪介

[Eno.387] 2022-08-18 11:45:33

 呼びかけに応えてかようやく姿を見せた森の人に、軽く安堵すると共に驚きを覚える。
 まだ子供じゃねえか。
 お礼の字面から、女じゃないかとは思っていたが……。

 寝ているようなら、邪魔はすまい。
 起きたら、少し話をしてみよう。
 そう思い、少女の近くに腰を下ろした。

 ……まあ、この子が起きる前に俺が寝ちまって気付けないかも知れないが。

Eno.387 ->Eno.2

汪介

[Eno.387] 2022-08-18 00:32:31

「おう、そうだな」

 に、と笑ってあなたに同意する。
 日々の暮らしに脱出の準備、しなければならないことは沢山ある。
 猫の手も存分に貸して貰おう。
 そんで願わくば、みんなで笑って島を去ろう。

 ここに来た連中、皆それぞれ多かれ少なかれ何か抱えてるみたいだが、それでもみんないい奴なんだ、島から脱出した後も笑っていて欲しいもんだ。
 そのためにできることは――。

「……ん、なんだそれ、招き猫の石像か?」

 遠くからでも目立つし、何より面白そうだ。
 俺にも一枚噛ませろよ、なんて言って、あなたの事業を手伝い始めた。

Eno.420 ->Eno.387

レイ

[Eno.420] 2022-08-17 23:13:42

この人は、なんども助けてくれたし、おそらく気にかけてくれている。
きっと、このオトナの人は怖がらなくていい、"良い人"だ。

「ちゃんと、お礼……言わないと……」
そう呟いて、脚に力を入れて立ち上がり……
砂浜へと、向かうことにした。