■ Ino.42 どきどき!わくわく!ぷかぷか島
フリーにスモールハードコアで大暴れ〜!
STATS
3人 / 人数
ハードコア / 難易度
スモール / 広さ
FACILITY
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施設名
説明
場所
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拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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木の拠点
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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ドラム缶風呂
- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が開放される。
拠点
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太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
拠点
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蒸留2号機
(元施設:太陽熱蒸留器)- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
拠点
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窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。設置した場所でアクション『窯焼き』が解放される。
森林
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
砂浜
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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寝て待つ家宝
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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稚拙な罠
(元施設:漁罠)- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
砂浜
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倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
森林
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倉庫 Ver.2
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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巨・貯水槽
(元施設:コンテナ)- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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超・貯水槽
(元施設:コンテナ)- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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ノアの箱舟Ⅱ
(元施設:小船)- 材料を集めて作った、お手製の小船。設置することで、中規模以下の島なら脱出の準備を整えることができる。
拠点
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書き置き
- 誰でも書き残せられるように置かれた筆記用具。拠点に置くことで、拠点で書き置きを行うことができるようになる。
拠点
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石臼
- 大きな石に溝と穴を彫って擦り挽きできるようにしたもの。設置した場所でアクション『臼挽き』が解放される。
拠点
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野生のユニットバス
(元施設:岩風呂)- 穴を掘り舗装をし、真水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が設置または強化される。
森林
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天界式汎用略式砲台型武装【ワルキューレ-α】
(元施設:大砲)- 大きな弾を打ち出すための古典的な臼砲。設置した場所でアクション『打ち上げ花火』が使えるようになる。
拠点
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ベルほにゃほにゃの壁
(元施設:壁材)- 拠点を補強するための壁材。拠点に置くことで拠点強度を+1し、拠点内にいる限り強い風雨による影響を無効化する。
拠点
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花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音によって、遠くの船に存在を知らせられる確率が大きく上がる。
拠点
TEXT LIST
漂着や島流しって流行りなのか?(Eno.218) - 2022-10-16 04:00:02
やっぱ漂着式研修が流行りらしい。(Eno.218) - 2022-10-16 16:00:01
物事は緩急が大事とされる(Eno.218) - 2022-10-17 22:00:01
(Eno.218) - 2022-10-20 04:00:02
最初から執筆されていたページ(Eno.309) - 2022-10-27 10:00:10
■ 漂着者一覧
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「…………」
砂浜。自分が初めに送られた場所。
天使の輪が僅かに光りだして、それが『回収』だと理解する。
「座標、位置を。ラザルの所へ……。半時間程度の猶予を、申請。彼に、話をする必要があります」
「――承認、確認。30秒後、移動します」
30秒後。光の粒子が天使を包み、その姿は消えた。
それきり天使は、島のどこからも消え失せていた。
「……貴方に、幸あれ……」
手を組んで、深々と長く祈り――……その間もまだ流れる涙を、拭う事もなく。
それから、男から背を向けて、天使は水を爪先で蹴りながら、走るように去っていくか。
「ひぐっ……ぐ、ひぐぅ、うえぇ……っ……」
どのくらい泣いていたか。
声を枯らす勢いで泣き叫んでいた天使は涙を拭きながら、ふらふらと立ち上がる。
脱出パックは返した。御守りも、同様に。
彼の旅路に必要だと思ったからだ。
自分は予定通りに、回収される手筈になっている。
随分と水面が上がっている。
ぱしゃり、と地面を蹴りながら、もう一度シュパーズの方に向かって視線を落とす。
「やだあああああ!わああああああーーん!!!う、わああああーーん!!あああああーーーん!!やだああ!やだあああああ!!こんな、やだあああああああ!」
ダムが決壊する、という言葉が正しかったか。
直後、堰を切ったように子供のように涙をぼろぼろと零し、大きな声を上げて天使は泣きだした。
「いや、いや、いやです、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、私が、私が全部悪かったんです、ごめんなさい、シュパーズ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、いやです、嫌、やだ、やだ、やだ、やだあ……」
じわり、じわりと、今まで『無かった』はずの熱が、天使の瞳に浮かんでいく。
その雫は、僅かに男の手を伝ったかもしれない。
しゃくりあげる声音が、喉から漏れ出して――……
「シュパーズ……!」
握った手から、力が僅かに抜ける。
それを慌ててきつく握り返すか。
軽口もたたかず、黙した男に、天使は一瞬だけ目を丸く見開く。
――それから後は、男は何も語らなかった。
ああそう言えば
人は最後には神に縋るものだと天使が言っていた覚えがある。
死にたかった訳じゃない。
誰も彼もが生きて、そして3人で助かる未来を夢見ていた筈だ。
だから。
(今際ぐらいは、祈ってやってもいいな)
その慣習に倣うことにした。
後は何も、男の口から語ることはない。
「シュパーズ。彼を……どうか……どうか……」
きゅ、と握られた手がゆっくりと持ち上げられ、祈り、救いを求めるように天使の胸の前でくまれる。
どこに求めて祈るか。それは、天使にとっては絶対に存在しない筈の『信仰』の形だ。
ただ、まだ天使は肉体をもった存在であり、天使ではない。
故に、力なき人間が神という所在不明の藁にすがるものと、同様だろう。
「命が助かって、元の世界へ帰る事を……私は……」
繰り返す。
『貴方の命が助かり、帰るべき場所に帰れますように』
『どうか、どうか』
『貴方の命が助かり、帰るべき場所に帰れますように』
瞳を閉じて、小声で。
貴方の無事を、貴方の無事だけを、天使は奇跡を祈るのだ。
「っはは」
思わず笑いが零れた。
馬鹿にするものでも、蔑むものでもない。
もうそうするしかなかった。
……温い体温の手が握られる。
「元より水ン中落ちてここに来た人間だ。
精々祈ってな」
"何方とも"明言はしなかった。
できなかった。
「…………。はい、でも、私は……貴方もどこか、何かの奇跡が起きて……どこかで、生きてくれないかと……そう、最後まで……最後まで、祈りたい、と……」
あまりきちんと動かない身体をゆっくりと動かして、近づいて貴方の手を取り、緩く握ろうとする。
「はい。覚えます。私は、忘れません。シュパーズ・レープハウト、貴方の事を、絶対に……」
「ああ、でも、死なないで……」
「良かったよ
コレでマージで二人揃って沈んだら
色々とやり切れねえからなあ、ホント」
長い息を吐く。
「……この研修で学んだこと。
得た事。喪った事。成功したこと。失敗したこと。
嬉しかった事に、悲しかった事。
全部覚えて先に進んでいけ、ルディ」
「はい。天使の証たるこれだけは、最後の最後、所謂現在のような状況における生命維持の為に必要なので、意図的に残るようになっていました」
「そうですね。手遅れです。貴方にとっても。
もっと早く確認しておけばよかった。物質を整理するときに確認を怠らなければよかった。いいえ、そもそも拠点の中に入れておけばよかったのです、その為に改築したのですから」
「……失敗ばかりが、降り積もります」
「……」
「ま、どちらにせよ手遅れだぁな」
穏やかな波の音が聞こえている。
遠くから、動物の鳴き声が聞こえている。
「やっぱちゃんと天使なんだな」
帽子をゆっくりと外せば、頭に天使の輪が現れる。
一部が欠けているものの、一目見ればそれと解るか。
「…………」
黙したまま、ゆっくり顔を手で覆う。
「……後悔や、裏切り……。はい、きっと、そうでした。私も、逃げる貴方の後ろを追いかけているときは、そうでした。自分の失態を後悔して、少なくとも、私は私の行動の責任を取らねばならない、と考えていました」
数秒、考えるように発言が止まる。
「そうですね、私は私が受けるべき傷を、ラザルと貴方に、与えてしまっていたのですね……」
「もう顔も見れねえだろう分、好き勝手言えるからな。
……って言うとあんまりにも悪いが」
「……それで結局、独りの人間を産んでる自覚はあるか?
どうせ生き残るから。すぐに会えるからじゃねえ。
後悔や裏切りってのぁ傷として深く残る」
「そうですね。きっと、シュパーズが言うならそうなんでしょう。ラザルには、申し訳ない事をしてしまいました」
「ですが、私、今、すごく……悪い、と思えていないんです。不思議ですね。貴方をここに一人、残したくなかった。
死の危機を間際にして……一人に、したくなかったんです、きっと。ですので。海に沈むなら、私だけか、一緒が良かった、のかもしれません」
「そうそ、覚えとけ」
もう動くだけの生命力を持ち合わせていない男は
ごろ、ともう沈むだけの船に背を預ける。
「おーおー、謝っとけ謝っとけ。
……俺様の分もな。
多分俺様より根に持つぞ、アイツぁ」
「……なんで医療セット、残して置かなかったんだ……
シュパーズが簡単に無理する人間だって分かってたじゃないか……」
船の甲板の上に、崩れ落ちた。
「『悔しい』な。悔しい……。すごく悔しい……」
「意地、というのは碌でもないのですね、記憶しました」
「問題ありません。島が沈んだ後、私は上司から回収される手筈になっています。……私は。私だけは。
その後、ラザルの所に次の研修先として赴く予定になっています。恐らくそれは滞りなく行われるでしょう」
「その際に、誠心誠意頭を下げて謝罪します」
「しゃーねーーだろ、
意地と意地がぶつかったらこうなるに決まってんだ。
ったぁく、ラザルどうすんだよアイツぜってーウジウジすっかんな」
「ルディ、としての私は嫌だとさんざん言いました」
「聞きいれてくれなかったのはそちらかと考えます。
挙句の果てに追いかけっこなんかさせられました」
「だが」
「"天使として"の言葉なんざ聞く気はないもんでな」
「私は天使として欠陥品です。どのような罵詈雑言も、肯定します」
「ですが……多くを、と、貴方は言いましたが……。結果として、貴方が船に乗らなかったため、最も少ない数になってしまいましたね」