
「これだけじゃ自己紹介にならない?」

「確かに。それじゃ、もう少し僕の話をしましょう」
◾︎"センドウさん"
容姿可変/年齢不詳/都市伝説「道案内する道路標識」
迷子の道案内をしたり、逆に帰り道を隠してしまうとされる迷わし神の一種。近代化に伴って道路標識の要素を取り込み都市伝説となった。
かつては「悪い子はセンドウさんが迎えに来るよ」という脅かし文句が一部地域の家庭で用いられていたとか。
「センドウさんに捕まった時は犬の鳴き真似をすると帰り道が現れる」などの逸話も存在する。
固有の形を持たない意志を持つ現象神秘。
であるがゆえに、人間を模した化身の姿を取ることで人との交流を図っている。
これらの化身は容姿も人格もバラバラであるが記憶は共有しており、総じてセンドウさんとしての自認を持っている。
百堂巡は4番目の化身。
百堂塾の歴代塾長はすべてセンドウさんの化身である。
化身は独自の決まりに縛られており、決まりに逆らって自発的に人間を助けたり願いを無視したり、一部の望みを口にするといったことがほとんどできない。
前者は実際の種族とは無関係にこちらが人間だと認識している相手に適用される。
問われなければ答えない。
願われなければ応えない。
人と神霊とは斯く在るべきだと、そう定めたが故に。
世界観上の立ち位置
人間に対して非常に友好的な部類の怪奇。
表世界で塾講師として子供を導くのは好意からであるし、裏世界でも迷い込んだ子供を伝承通り表世界に送り届ける役目を進んで果たしている。
大人? まあ昔は子供だったわけですし。困っていたら助けてあげますとも。
裏世界にも「百堂塾」は存在しており、表世界と繋がっている物置の扉を管理しつつ怪奇たちへ表世界での生き方を教えている。
担当分野は切符の買い方やATMの使い方といった日常概論。必然的に機械の扱いが中心になっている。
元々アザーサイドコロニスト[架橋部]によく顔を出していたが、9月末から正式に所属している。
神秘《道々廻》
伝承に基づいた「導く/迷わせる」神秘を引き起こす。
その性質は特に「道」が存在する場所で強く発揮され、後年取り込んだ性質である「道路標識」も神秘を構成するひとつの要素として頻繁に出現する。
そのほかは大人しく生やした標識でぶん殴る程度。
なんです物言いたげな顔して。怪奇的には大人しいじゃないですか物理ですよ物理。
乱立する標識、忽然と現れる袋小路、異様に長い渡り廊下。
開かない踏切、近所に繋がる古鳥居、帰り道を指す青看板。
千道惑って行き止まり、御用の無いもの通しゃせぬ。
先導辿ってお帰りなさい。
余談
塾の代替わりは他の怪奇や管理局に協力してもらって今日までトラブル無く上手いこと運んでいる(もちろん記憶操作などはしていない)。
お気に入りの羽織だけは代替わりをしても引き継いでいる。
代替わりした後の化身はあくまで「必要無いから使わない」だけであり、必要があればヌルッと入れ替わる。
バイタリティ強者系怪奇。
朝〜夕方は大学で勉強し、夕方〜夜は表の塾で勉強を教え、深夜〜朝は裏の塾で勉強を教えている。
4代目に限らず眠るという機能自体が無いが、睡眠の概念が無いだけで戦闘で袋叩きに遭えば普通に昏倒はするらしい。
欠けた記憶
北摩の何処かに実体のある依代として道祖神があるらしい。
が、人間がそれを忘れ去った結果、当の本人もそれが何処にあったか思い出せなくなってしまった。
この経緯もあり、由緒の明白な神に対しては若干肩身の狭い思いをしているとか何とか。
昔から北摩の地に棲む怪奇であれば覚えているかもしれないし、何処とも知れない該当地域の古老から聞けることはあるかもしれないが……
※知っていることにしたい場合はPLにお声かけください。


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