■ Ino.42 どきどき!わくわく!ぷかぷか島
フリーにスモールハードコアで大暴れ〜!
STATS
3人 / 人数
ハードコア / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「に、イノシシ肉を挟んだサンドイッチ~」
美味しそうですね。
「パン」
小麦の生地を練って焼いたものですね。
「寧ろいつも俺様の指示聞いてもらってて
アンタらがやりたい事やれてねえんじゃと思うとな……」
「まあ、それはそうだが。
ああ、作るモンだが―――」
「気を配るのがうまいな。さすがシュパーズだ」
助かると言われたことに、ふっと笑みを返した。
「疲れる分には別にいいよ。みんな条件は同じだろ?
ところで――遊び心のあるもの? どんな物なんだ?」
目を輝かせてシュパーズを見ている。
「あ、バレた。
いや今は合っても無くてもいいさ、そのうち……
ちょっと遊び心あるモンでも作ろうかと思ってさ」
「ラザルも水汲み助かるぜ。ドラム缶もあるし
コンテナの空きもある。ついでに最近は色々と疲れることを
させちまってるしな」
小声を耳ざとく聞き取った。
「2本分ぐらいなら海水のストックがあるよ。
これじゃ足りないかもしれないけど」
声をかけつつ、ドラム缶を拠点の外に運び出した。
持てるギリギリまで雨を溜める目論見だ。
「あ、何個か海水汲んでくるの忘れた。
……まあいいか、嵐の後で十分だ」
「そ、実は俺様計画的だから
さっさと作るモン作って後はバカンスなんて考えて――」
雨が降ったのを見た瞬間、
ドラム缶を抱えて時間いっぱいまで雨水を汲みに行った。
忙しなさすぎる。
「だな。学んでも死んだら意味がないもんな。
早いところ、資材を集めてボートを作ろう。
作ってしまえば、あとは島が沈むぎりぎりまでのんびりしててもいいもんな」
そんな余裕があるかどうかはわからないけれど。
天を仰げば、ぽつぽつと雨が降ってきた。
「雨が降ってきたな……。そろそろ嵐が来るか。
水、集めないとな」
「雨!!」
「つってもその学びを生かすには
ここからちゃーんと脱出しないとだけどな!
全く、旅行には適してそうなモンなのに勿体ないぜ」
「だからよ、あとどれだけになるかは分かんねえが――
俺様たちなら少なくとも、どうにでもできるさ」
「うん、僕も研修でここに送り込まれたけど、すごく勉強になってる」
「……来て良かったな。
シュパーズの先を見て指示を出す手腕を見習いたいなと思うし、ルディと話してると今まで目を向けてなかったことに気づかされる。
あと余裕を持つってことがどういうことなのか、少し分かった気もする……。
学びが多いよ、本当にね」
「そゆこと。先人サマも雑だよな。
リディもリディでただの研修っつー割にゃ複雑だし。
でもこんな機会でもなけりゃあ学びが無かったのも事実だ。
その点では感謝してるかもな!」
「じゃあそっちの世界の人間は、長いこと地下に住んでるってことなのか。
なぜ住むようになったのか失伝しまうぐらいには長く――」
「ルディの方も込み入った事情があるみたいだし、世界も色々だな」
「職業病だよなァ」
やはり軽薄に笑う。
「それは難しい話じゃねえ、『分からねえ』のさ。
何で俺様たちが地下に済むようになったのか、
地上はどうなっちまってるのかが一切合切抜け落ちてる。
だから下手に地上の道を拓けば最悪の場合だってあり得るのさ。
……因果は逆だが地獄の窯のようなモンなんだよ」
「ああ、だからなのか。常に『先』を読んで行動するのは」
納得がいった、という風に相槌をうった。
「崩れたり、災害が起きる危険性があっても地下に住まないといけないってことは、何か訳ありなのか?
地上が住むのに適してないとか、そもそも地上が『無い』とか……」
「まぁそうなると困るから対策を練ったりなんかするのが
俺様たち技術者の仕事なんだぁな」
「天災人災問わず様々な問題と欠陥を抱えた上で
地下で暮らすのは簡単な話じゃねえ。
……あんたの思うようなことも起こるさ、どうしてもな」
「ドーム型で、三層構造」
巨大な半円型のケーキの断面を想像したかもしれない。
「街って呼べるぐらいなら、かなりの大きさだよな。
地震とかで崩れたりしないのか?」
「どんな、つってもなあ」
「バカでけえ空間に、三層構造の街があるんだよ。
だからこう、狭い通路っつー感じよりも大体はドーム型の形をしてたか?
その中で暮らしてるのさ」
「そういえばシュパーズは地下世界で暮らしてたっていってたもんな……。
地下世界ってどんなところなんだ?
坑道の中に街がある……みたいな?」
「まァだろうな。
人間は無力だからそうなっても仕方ない」
「俺様ァ? っあー、元より天気もさしてねェ
ところで暮らしてたからな、やっぱり晴れ間が好きだよ。
眩しいと思うきらいこそあれどな」
「天気など今までさして気にしたことはありませんが、人の身というのはそういったわけにもいかず、不思議が沢山ですね」
「天気は好みがあるらしいですよ。シュパーズはどんな天気が好ましいですか?」
「終始コメントと行動に困る天気」
「私の損傷は軽微です。それにしても何だか妙な天気ですね。雨がいっそ降ったならば、心置きなく水の収集などに移れますし、悪天候にも身構えることが出来るのですが……」