■ Ino.11 ゆうれい島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
FACILITY
-
施設名
説明
場所
-
小屋
- 木々を使って建てた小屋。南国めいて佇むそれはもはや別荘。※効果未実装
砂浜
-
拠点
- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
森林
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
岩場
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
砂浜
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。これで陶器もピザも焼き放題。※効果未実装
拠点
-
ドラム缶風呂
- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が開放される。
砂浜
-
雨水回収装置
- シートを広げ、雨水を効率よく集めるための装置。雨天後に確認することで雨水を獲得できる。
砂浜
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
森林
-
漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで魚を獲得できる。
岩場
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
拠点
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。これで陶器もピザも焼き放題。※効果未実装
拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
森林
-
石像
- 大量の石を積み上げ削り建てられた石像。特に効果はないが、島のモニュメントに相応しい大規模な建造物。
拠点
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。これで陶器もピザも焼き放題。※効果未実装
拠点
-
太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
岩場
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
岩場
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
岩場
-
窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。これで陶器もピザも焼き放題。※効果未実装
砂浜
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
砂浜
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
砂浜
-
狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新後に確認することで動物を獲得できる。
森林
TEXT LIST
少年の記憶──01(1DAY)(Eno.186) - 2022-08-11 10:00:00
少年の記憶──02(2DAY)(Eno.186) - 2022-08-12 10:00:00
少年の記憶──03(2DAY)(Eno.186) - 2022-08-12 16:00:00
少年の記憶──04(3DAY)(Eno.186) - 2022-08-13 10:00:00
少年の記憶──05(3DAY)(Eno.186) - 2022-08-14 16:03:56
少年の記憶──05(4DAY)(Eno.186) - 2022-08-15 10:00:01
少年の記憶──07(4DAY)(Eno.186) - 2022-08-15 16:00:02
少年の記憶──08(5DAY)(Eno.186) - 2022-08-16 04:00:02
少年の記憶──09(5DAY)(Eno.186) - 2022-08-16 16:00:01
少年の記憶──10(6DAY)(Eno.186) - 2022-08-17 04:00:02
少年の記憶──11(6DAY)(Eno.186) - 2022-08-17 16:00:02
少年の記憶──12(7DAY)(Eno.186) - 2022-08-18 04:00:02
少年の記憶──13(7DAY)(Eno.186) - 2022-08-18 10:00:01
少年の記憶──14(7DAY)(Eno.186) - 2022-08-18 16:00:01
《*Last Day*》(Eno.186) - 2022-08-21 00:06:34
SUMMER'S DAY(Eno.190) - 2022-08-21 00:06:34
■ 漂着者一覧
- Eno.21
- 名もなきおばけっぽいの
- テスト島(小) その4
-
「おばけは探検する。おばけは対話を求める」
- Eno.186
- 幻夢の囚われ少年
- テスト島(小) その4
-
「オレは諦めない」
- Eno.190
- 贖罪のインディゴ
- テスト島(小) その4
-
「行こう」
- Eno.245
- ミケ・ネコマル
- テスト島(小) その4
-
ふにゃ〜!迷子だにゃ〜!
- Eno.275
- クレア・スティール
- テスト島(小) その4
-
「……、……ここは?」
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
がーん!
点数の低さにショックを受けた……。
「しょ、しょーがないだろ!
オレはまだ色々ケイケンってやつが足りてねーんだから!」
でもそうか、そういう時はそうしたほうがいいのか……と胸中反省。
「ま、これからに期待しとけよ!
オレは超絶イケメンのカッコいい男になる予定だからな」
それについては恥ずかしげもなく言い放ち、自信満々だ。
「あと、まじめは誉め言葉として受け取っておくぜ」
ははっと笑い、鼻をかく。
もうそろそろ時間がやってくる。
これでしばしお別れとなるだろう。またいつの日か会える時まで──…
「ふふ、それなのに指輪?」
手に乗せられたそれをつまんで、光に照らす。
「38点」
「こういうときは、手に置くんじゃなくて……
ちゃんと指に嵌めてあげるほうがカッコイイのよ」
くすくすと笑いながら、「ありがとう」と囁く。
ダメ出しをしておきながら、リベンジさせるわけでもなく。
まんざらでもなさそうに自ら指に嵌めた。
「ガリョって、本当にまじめね」
「ゆ、指輪ってとこに特に意味はない、んだけど、な」
ちょぴっとつっかえつつ、かなり照れながら。
貝殻のネックレスも候補の一つだったらしいのだが、それはもう持っているかもしれないと本能が働き、なんとなくこちらを選んだようだ。
「何か"物”があったほうがミコもさびしくないだろ。
それに……それを見ればいつでもオレの事思い出せるだろ!」
ふん、と少しそっぽを向きながら強がってみる。
だから今は突っ返さないで欲しい。
もし必要でないなら知らない所で海に返してもいいのだ。
そんな少年の我儘。
差し出された手を握り、その手の平に小さな指輪をぽとりと置く。
おもちゃのようなそれは価値あるものではないかもしれない。
けれど、少年の約束の想いは宿っている。
たとえ少女に直接口にはしなくとも。
とっさにその空白に手を突っ込んでみたくなった。
しかし理性が警鈴を鳴らす。
少女は口をつぐんだ。
白い帳の中の闇は闇の中に隠したままで。
だって、そのほうがロマンチックだから……。
頷く。
「……約束まではしないよ。
その時までは、ガリョには自由でいてほしいから」
言われたとおりに、手を差し出す。
改めて、鱗と同じ青色の瞳で少年の顔をじっと見つめた。
<何もない……からっぽだ!>
濁った青い鱗。
でも吸い込まれそうな目の離せない青。
別の姿も見せてくれるんじゃないか、と思わせてくれる不思議な。
「ああ、持ってる。
ちゃんと手紙と一緒に大事にしまってあるから大丈夫だ。
オレがどこに行こうとも一緒に必ず持っていく。目印だ」
力強くうなずき、鱗と手紙がしまってある上着のポケットを叩く。
それと、ズボンのポケットに手をつっこみ、何かを握りしめて引き抜く。
「ミコ、手だして欲しい」
叶うならば、と懇願する。
<その中には>
続
<のぞいた>
続
<ミコが>
続
己のうなじから鱗をいちまい剥がす。
青い、濁った色の鱗。
濡らせば昏い藍色に透き通る。
「目印」
「持ってて。この前、瓶に入れた」
「……」
「うん、信じてる。
私はずっと、青い海にいるよ」
しばし、少年の言葉に耳を傾け。
波に消えそうな静かな声で、そう答える。
「いつか、会いに来て」
「迎えに行くよ、私の船で」
最果てへの片道きっぷは、もうどこかに流れてしまったけれど。
「んと、オレ、ミコと一緒に世界の果てには行けないって言ったけど……」
頭をかきながら言葉を探す様にぽつぽつと話し始める。
「それはさ、『今は』ってだけっつーか。
オレも実際のとこ自分の置かれてる状況を全把握できてるわけじゃなくて。
ただ漠然と今進むべき道はこっちだって心に従って突き進んでるだけというか」
要は猪突猛進しているだけということ。
「だからさ、オレの目標が達成したらミコに会いにいくよ。
いつか、最果てに。だから……」
それまで漂いながら待ってていてくれ、なんていうのはさすがにおこがましいか。
「ん」
承諾を示す、ごく短い返事。
「なあに?」
つんつん、とあなたの肩を少年が叩く。
それは出航までのどこかの短い時間での出来事だろう。
「ミコ、行く前にも少し話しいいか?」
少女はにこにこと笑顔で返事をしてみせる。
名前だけでは手紙が送れないことぐらい、
お互い承知の上でありながら──
ここはあえて言わないのだろう。
もしかしたら、本当に手紙を送り合う日もいつかあるかも。
今は、在るかどうか分からないものに希望を託すことにした。
「おう、そうだな。
オレも送るから、ミコも送ってくれよ!」
なんて笑って返した。
『じゃあ住んでる場所教えあおう』とか、
『"巫女"って神様につかえる人と同じ字だよな?』とか、
『ミコはなにものなんだ?』とか……
本当は少女に聞きたい未練はたくさんあるけれど、
写真撮るときにズルしちゃったし、訊ねてもはぐらかされてしまいそうな気もするから止めとくんだ。
困らせてしまうかもしれないから。
「……ガリョってこうやって書くの?」
渡されたものをまじまじと見て。
一画ずつ覚えるように、指で文字をなぞる。
「これでいつでもお手紙送れるね」
そう囁き返した。
いつぞやと同じセリフで、そっと何かが書かれた布切れを渡す。
『輪音 牙了』(リンネ ガリョウ)
「オレの名前、こう書くんだ。その~…」
少し気恥ずかしそうに鼻の頭を指でかき、
「お、覚えとけよなっ」
命令口調でそう伝えてきた。
少女にだけ聞こえる程度の声で。
「うん、行こう!」
いいっか、後でまた聞けば。
まずは少女の未練を晴らしてやるのが先だ。
掴まれた手を握り返し、目的地へと一緒に。
「だろ!」
少年にとってなによりも嬉しい言葉をもらえてご満悦だ。
「でさ、ミコは──とと」
急に手をひかれ、言葉は跳ねた。