Ino.11 ゆうれい島 - シマナガサレ
テスト島(小) その4

■ Ino.11 ゆうれい島

体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下

STATS

5人 / 人数

体験版 / 難易度

スモール / 広さ

■ チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 20:45:54

「行こう!」

問いかけようとする言葉も断ち切るように、
少年の手を強引に掴んで、びたびたのまま走り出す。

向かう先はもちろん……『芸術』の前!

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 20:43:06

「ふふ」

最初にこぼしたのは笑い声。
咄嗟に耳を塞いだ手をそっと下ろす。

「サイコーにカッコイイわ、ガリョ!」

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 20:32:31

「へへ。
 さすがにこんだけ大声だしたら聞こえてるだろ!」

これでどうだ?とやり遂げた顔で少女を見遣る。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 20:22:16

「『芸術』ってなんだ??」

ぐりんと首を傾けクエスチョンマークが飛び出る。
えーと、えーと……あ!

「拠点近くにあるよくわかんねー石像か?
 あそこに集合な、りょーかい!おっけおっけ!」

「てか、オレまだほかにもミコに聞きたいことがある──ん?」

と、伝えきる前に目の前にメガホンが飛び込んできた。
これでオレが呼び出せということか。

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 19:59:50

湿ったままの髪を結い直す。
振り返って、少年を見る。それから、島の景色を。

「それじゃあ、みんなで『芸術』の前に集合」

叶えてやれると言われれば、望みを口にして。

「ガリョ、みんなを集められる?」

調子良く少年に要求する。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 17:48:02

「写真?どーやって……
 ああ、なんか撮れそうなやつが流れ着いてたっけ。
 ミコの未練はそれなのか?」

「もちろん、そんくらい全然叶えてやれるぞ!」

ドン、と胸を叩く。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 17:47:41

手は、掴めなかった。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 17:46:33

少女の一瞬の沈黙と、簡素な諦めと、
ひとりにしてしまう決断を下したのは少年。

「ミコ……」

波打ち際へ歩いていく少女の姿に思わず手が伸びる。
赤く傷のついたその手を掴もうと──…

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 17:05:29

でこぼこの岩場を飛び移り、波打ち際まで歩いていく。
顔を上げ、遠い水平線を眺めて。

「最期にみんなの写真が撮りたいな」

「私の未練、叶えてくれる?」

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 17:04:11

「そっか。
 それじゃあ、しかたないね」

「ひとりで行くよ」

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 17:03:50

「────」

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 16:49:05

「ごめん、ミコ。
 やっぱオレは一緒には行けない。
 やり残したことがあるんだ。オレには未練がある」


「まだ、死んでるけど死んでねーんだよ」

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 16:48:34

「それも、いいかもな……」

ここで終わりにしてしまいたい。
そうすればもうさびしい思いをすることもないかもしれない。

そんな思いも押し寄せるけれど──

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 16:46:19

少女の濡れた手が髪に触れるのであれば、振り払うこともなく受け入れよう。
乾いた髪が僅かに湿る。

「オレ、は……」

もう一度問われた甘やかな誘い。
最初のそれには手紙の中で答えた。


『何度もすりつぶされて、魂を洗って、罪をほろぼして、
 ぜんぶまっしろになれば、人の世界に帰してもらえるの』


少女は語る。
共に行けば、ふたりなら、"地獄"の旅も恐ろしくはないかもしれない。

そしていつか魂はきれいになって帰れる。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 16:44:04

少年の告白が一笑に付されなかったことに安堵し、なぜもう一人の少女の名が挙がったのかまでは気が回らなかった。
続いた言葉を脳裏で反芻するも、彼女の紡ぐ言葉は謎めいている。

それは少年自身も同じなのかもしれない。
少女には死んだ事実しか伝えてはいないけれど、まだ"完全なる死”を迎えてはいない──と認識しているから。
生死が曖昧な不確かな存在だ。


『死んではいないのに生きてもいない』少女。

『生きてはいないのに死んでもいない』少年。


似ているようで違う。違うようで似ているふたり。

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 14:54:54

「おなじ“地獄”を旅してみない?」

「もういちど生まれる日まで、私と、ふたりで」

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 14:54:09

「ガリョ、もう一度聞くね」

濡れた手をゆっくりと、目の前の少年の頭へと。
それを赦すなら、指先で触れるように髪を撫でる。

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 14:53:02

「私は、死んでないよ」

ぽつ、と簡潔な答え。

「でも、まだ生きてもいない。
 世界に帰るために、最果てに行くのよ」

ぽつぽつと、さらに言葉を続ける。
答えは少し複雑になった。

「何度もすりつぶされて、魂を洗って、罪をほろぼして、
 ぜんぶまっしろになれば、人の世界に帰してもらえるの」

「いまは、その途中」

ひとつひとつ、言い聞かせるように言う。
そうして並べたのは、手紙の内容とほとんど同じ。

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 14:52:12

「ふふ。私はさいしょからお見通し」

「──なんて、うそ。
 もう死んでるってことにしとけば、
 さみしい島でもちょっとは楽しくなると思っただけよ」

語られる少年の言葉に、大きな驚きは見せない。
ゆるゆると返事をして、ほんの少しだけ微笑んでみせる。

「ミケがかわいそうね」

唐突に、たったひとりの名を挙げた。
その言葉が何を示すのか、口に出されることはない。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 13:57:57

「オレが死んでココにいるってことは、ミコたちもそうなのか?
 ……ミコも死んでるのか?」

ごくり、と喉が鳴る。

「でもさ、オレやっぱどうしてもここがあの世だとは思えないんだ。
 なーんか違うんじゃねーかなー?って、こう……本能ってやつが否定する、みたいな?」

この感覚をなんと伝えればいいのか、少年には語彙力がない。

「……ミコは、生きてるよな?」

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 13:57:18

「オレ、本当にマジのマジで死んじまってたみたいだぜ!
 すっかり忘れちまってたけど、色々思い出したんだーははは」

にかっと歯を見せ、なんの憂いもなく笑いながら少年は話す。

それも、死因は自殺だったのだとも続けよう。
詳細までは省き要点だけの告白となっただろう。

「だからさ、オレはきっと天国にはいけねーんだ。
 じーちゃんが言ってた。
 自殺すると死んでも怖いとこに行くことになるんだって」

それは別にいいのだと、ただ少年が気になるのは。

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 13:55:23

「そ、そんなんじゃ、ねー、し……うん」

少年よりも上背のある少女に窘められ、
見透かされてしまったことに少しばかりバツの悪そうな顔をし、うっすら透ける青い鱗に目を奪われながらも頷く。

「その、オレ……ミコに聞いて欲しいことがあるんだ!」

作り話だと笑われるかもしれないけれど、正直に話してしまおう。

「最初にミコがここは『あの世』だって教えてくれただろ。
 オレらは天国にいく途中なんだって。
 でも死んだ覚えはないし、そうだとしてもココは夢の中なんだろってオレは思ってた」

「でも……」

ほんの少し言葉は詰り、けれど止まることなく──

Eno.190 ->Eno.186

ミコ

[Eno.190] 2022-08-18 13:13:32

「水遊びしてたの」

そうして喋るあいだも、しずくが落ちて足元を濡らす。
湿ったワンピースの下から濁った青色が透けている。
瓶に込められた鱗とよく似た色の──

「どうしたの、ガリョ」
「話を反らしちゃだめよ」

Eno.186 ->Eno.190

ガリョウ

[Eno.186] 2022-08-18 12:54:36

「お!」

探し人から返答がきた。
呼ばれたほうへと視線を向ければ、

──びしょ濡れの少女の姿があった。
それに、いつもとは様相も違い……

「あ…」

少女の手に瓶があることに気がつく。
中の手紙はもう読んでしまったのだろうか。

いやそれよりも気に留めなければいけない事はほかにもあって……

ええっと、何からどう言えばいいんだろう。
まだ『お』と『あ』しか発してない。


「……海にでも潜ってたのか?
 ずぶ濡れのままだと風邪ひくぞ!」