■ Ino.3 「野球しようぜ」――中島
体験版用の中くらいの島です。 想定人数:12人以下
STATS
10人 / 人数
体験版 / 難易度
ミディアム / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「……そうだね。あとは待つしかないし、船の揺れに備えて英気を養っておこう?」
おさかなクッションを抱えて、適当なところに腰を降ろす。
「……ま、この数日間、みんなよくがんばったさ」
久木沢には水を差しだして。
自分は慣れているが、みんなほとんど一般人だろうに。
無人島でのサバイバルを立派に生き抜いたのだ。
Eno.45:ルビーブラッドは焼いたサメ肉を食べた! 海の旨味と臭みが口の中に満たされる……!
「とはいえ船が近くまで来るのにもまだ時間がかかるでしょうし……食事や休息くらいは十分とれそうですねー。 ……さめ、いります?」
「――――うっ……ううっ……あ……」
ギリギリで張り続けていた緊張の糸が切れたか、緩んだか。わずかばかりの虚飾も波音と共に剥がれた。
「……ちょっとしたパーティーだな」
周囲の面々がクラッカーを鳴らす様子に、そんな感想を漏らした。みんな一体どこで拾ったのだろうか。
Eno.2:アキノキはクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
Eno.403:久木沢 杏子はクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
Eno.45:ルビーブラッドはクラッカーのヒモを引いた!!
プス……
「わっ」
クラッカーを鳴らすのを見て、それに習うように持っていたクラッカーを鳴らした。
思ったより音が大きくてびっくり。
Eno.420:レイはクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
猫耳の彼に貰っていた鍵尻尾のクラッカーを鳴らした。
めでたいので。
Eno.103:逢樽 颯はクラッカーのヒモを引いた!!
パァン!!!!!!
「あぁ、帰れるとホッとして疲れが押し寄せてくる気がする……」
砂浜に座り船を眺めている。
呼吸が落ち着きようやく実感と安堵とこれからどうしようかなー…という真逆の不安とをまぜこぜに砂浜へ振り返るとそこには燃え盛るトーテムポール像が。
いや待てそういえば浜の向こうにはアキノキさんが建てた燃えてる招き猫もいた。
なにこれ。
「…ま、まあとても目立つ……よね?」
「やっと味付けされた飯が食べられるな。
冷えたビールで乾杯でもしたい気分だなあ」
「……はは、なんだかんだでもうすぐここの暮らしも終わりか。
思い返してみると何かと楽しかったな」
「はぁ……」
安心したようにまたぺたりと砂浜に座り込む。
そして盛大に燃え上がっている像を見やり……森林火災にならないだろうか……。
「便箋がウソついてなくて良かったよ、ホント」
ちょっと不安だったらしい。
未知への理解を深めるべし、その言葉は善にも悪にも働くものだ。
「…………ぅあっついな!」
ごうごうと燃え盛るバーニングトーテムポールから離れた。木材くべすぎかも。
「おっ、よし、こっちに向かってるみたいだ」
行動力の化身たちのおかげで気づいてくれたようだ。
その後はエピローグの通りでしょう。
突然の大きな声に肩を跳ねさせたり、元気よく飛び跳ねているひとりを確認したり、燃え上がる像の熱を間近に感じたりしている。
ようやく、帰れるんだ。
ゲホッ
むせた。
船のー!灯りがー!!見えましたぁあーーーっっ!!!!
たくさんたまっていた落ち葉や枝を両手いっぱいに抱えて運び……
「……!?」
何かできている!
しかも燃えはじめた!
「お、ほんとに通りよるわ。遭難したとはいえ、ラッキーじゃったなワシら。」
ぴょんぴょん飛びながら遠くの方を見ている