■ Ino.3 「野球しようぜ」――中島
体験版用の中くらいの島です。 想定人数:12人以下
STATS
10人 / 人数
体験版 / 難易度
ミディアム / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「わはは、燃えろ燃えろ~!」
ざっくり石を積み上げ、木材をふんだんに使ったそれでボンファイア!
Eno.103:逢樽 颯は砂浜で石を積み上げ、石像を建てた!
島中に知らせるべくメガホンに手をかけようとしたが、あの超遠距離では呼びかけよりも目印を用意するのが優先だろう。素材置き場の方へ走り、何やら組み立てはじめた……
「…………? 灯り、ですね……?」
ToDoタスク強制終了。
…………何をしたら良いのか分からなくなってきた呆けている。
「帰れ、る……?」
急な事だったので驚きつつ、慌てて火にくべられそうなものを探す。
流石このチャンスは逃せないだろう。
「お」
自慢だが目はかなり良い。
水平線の光を注視する……。
「……船かもしれない。
よし、目印になるものありったけ用意するぞ」
と、追加で火を起こします。
「汪介さんとか私とか…食料や水を届けに定期的に回ってた係がたまたま見つけやすかったんでしょうか、ね……場所でなく人を探そうとした時になんとなくいるなーみたいな…?」
なんとなく感覚で魚や水を配っていた系であった。
「とはいえ私達もあまり立ち入ってない場所も島の中にはありそうですしね…」
「……」
砂浜に座り込んだまま、海を見つめる。
普段なら、邪魔する物が何もない何処までも広がる海……なのだろう。
「……」
ずっと同じ水平線だったそこに、遠くに光るちいさな点。
まだまだ視力に自信はあるが、この闇夜では星々のそれか希望の輝きか判断しきれない。
「アルさんアルさん、あれ、おふね?」
「だいたい見てきたが、やっぱり誰もいないな」
戻ってきた。
島のあちこちを回っていたため彼は把握していないが、救助の船は来ただろうか。
自分も、探しに行った方が良いかも……と、考えたが。
夜という状況も踏まえ、下手に動かない方が良いだろうと思い至る。
「……」
なんとなく、貰ったクッションをぎゅうと抱いた。
「……いたのか、マジで」
気づかないとは不覚だった。
どこかで無事に生きているといいのだが。
「脱出してるなら一番いいんだけどな……ちょっと見回りしておくか」
「うん?行方知れずの人が居るのか」
岩場にはよく通っていたが、これ以上の遭難者は記憶にない。奇跡的に入れ違いが多発して会ってないだけかもしれないが。
「これだけの人数が居て見かけてないなら一人で脱出してるかも……は、流石に楽観視し過ぎかな」
「もっと他に、いたんだ……」
周囲の話を聞いて、なんとなく現状を理解する。
そのひとりの顔を見たことはないが、自分が"ひとり"で過ごしていた事を思うと……どのような状況であれ、無事でいて欲しいな……と、思わずにはいられなかった。
「それがいい。
ま、ひょっとしたらもう島にいねえかも知れないけどな」
レイの時にあったような気配がないので、もしかしたら何らかの要因で脱出できたのかもしれない。
島を離れる前に見回りだけして、見つからなければそう言うことだろう。
「衰弱している……と考えればいいかな。
船が来たら運搬ぐらいはしておこうか」
視線を追ってじゃれ合いを見、途中の腕のような肉には顔を青くしたものの、陽気な姿に思わずくすくすと声を漏らしつつ笑ってしまった。
夜なのに明るいな……など。
「ミミのことだよな。
岩場の辺り、呼びかけたり物資置いたりしたんだが、手をつけられた形跡がねえんだよな……」
一人でも生きてはいけるとレイが証明したわけだが、はてさて……。
「流石に食べ物は、そのー……」
これ以上更に責めるのもなにかと思ってしまい語尾が弱くなる。
特に魚の方は思うとこなくはないけど。なくはないけど!
「あー…………岩場のエリアでうずくまってたのは見ました、かね……」
周りの反応に気づきうろたえている。
「ここ連日ずっと肉をさばいてて思いついちまったんだよぉ……」
さすがにアイランズハイが過ぎたと反省して、これも罰かとカニに鼻を挟まれている。
「やっておしまい!」
やまないブラックジョークの根源に向かってわっと大量の小カニをけしかけた!
「そうなのか? 見たことないな……」
ツッコむのはやめた。疲れるため。
どうしてそんなにバイタリティに溢れているんだとは思いつつ。
←流石に悪趣味が過ぎると思ってる顔
「あいつは何をしているんだ次から次へと……」
今度は人間の腕(まず偽物だろうが)を食べ始めている様子を見て、わかりやすく溜息をついた。