■ Ino.42 どきどき!わくわく!ぷかぷか島
フリーにスモールハードコアで大暴れ〜!
STATS
3人 / 人数
ハードコア / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「シュパーズが構わないと判断したなら、私は構いません」
「それで、次の行動時間も伐採ですか?」
「あ、あと悪い。
夜動けるように成ったら少しだけ待ってくんね?
まあ大丈夫だとは思うんだが確かめたいことあるからさ」
「つい」
ついじゃないが?
「ただいま。ごめん、遅くなった」
「島の名前がいつの間にか決まってる……!?」
Eno.218:シュパーズは船を片付けました。
「……あー、先にやる事、あるなこれ」
>゜)))彡
(なにを思ったか魚のイラストが付け加えられた)
Eno.218:シュパーズは砂浜で材料を組み立て、ノアの箱舟を完成させた!
Eno.218:シュパーズは船を片付けました。
Eno.218:シュパーズは砂浜で材料を組み立て、ノアの箱舟を完成させた!
「よーしまぁ試しだ試し あ、せ~の」
くコ:彡
(カニの横にイカの落書きが付け足されている)
「ただいまもどりました。パンはふかふかしていて、ラザルが美味しいと言っていましたよ」
「……島の名前、それでよかったんですか?」
こてん!首をかしげた。
「はい!ラザルは大変頼りになります!これからも沢山色々教えて頂けると私は『嬉しい』です!」
覚えたての言葉を早速使うやつ。
「雨も降ってきました。早めに拠点に戻りましょう。体力が低下するだけではなく風邪を引く恐れがあります」
とっとことっとこ、歩きやすい道を先導するように、拠点に向かっていくか。
「……そいや今のボートがどんなもんか
確かめてなかったな。
一応置くだけおいて確かめとくか……?」
「……そっか」
言われたことをじんわりと噛み締めた。
自分がいなければならなかった。そんなことはないだろう、と心のどこかでは感じている。
でも『必要としている』と言われるのが嬉しいのは否定できなくて——
ルディに向かって、はにかむように笑った。
「役に立てたなら、幸せだな」
「それじゃ、そろそろ戻ろうか。無理言ってパン焼きさせてもらったし、その分頑張らないと。やることはまだまだたくさんあるからな」
「私は。一般知的生命体、人間の個体差を重要視していませんでした。ですが、シュパーズとラザル、お二人から人間の差異を私は理解できました」
無茶苦茶になった貴方の顔を、天使は真っ直ぐにとらえる。
「少なくとも、私は貴方のお陰で、学べたことが多くあります。
特に、嬉しいを理解できたのは、大きな一歩でしょう。
人間への理解は今だに遠く及びませんが、それでも。技術屋のシュパーズだけでは届かなかったように思えます」
息を吸い込み、はっきりと、貴方に向けて言い放つ。
「ラザル、私は、貴方の存在を必要としています。貴方がいなければ、ならなかった」
「幸せは難しい、理解しました。別サンプルの必要性は、把握しました。でも、私は、貴方の口から貴方の思う楽しいを、聞きたいと望みました。私はそれを貴方自身の口から、聞けてよかったと、思います」
「ラザル、私は……」
ただ、知りたかっただけ。
同じ目線、同じ立場に立てる今だからこそ、ラザルと同じものを見たくて、感じたくて。
それだけを、望んだ。それだけだったのに、楽しいを沢山集めて、幸福に導きたかったのに。
そんな風に、雨が降る前のような顔をさせたいわけではなかったのだ。
「……この島での天候は、夏に近かったように思えます。
晴れ渡る空は、嵐の後に見えました。
絶景も、手紙も、この場所では得られないものです」
一拍。貴方が楽しいと並べたものを、天使は重ねていく。
「島を脱出するための救命ボートは無事に完成しました。
貴方はきっと、背負子作成から裁縫が少し出来るようになりました。
私は。料理の出来る貴方を、人間の様々な事を教授する貴方を頼りに思いました」
→
「………」
深呼吸して、無理やり口角を上げる。そして喉から絞り出すような、笑い声をあげた。
「はは……改めて考えると難しいな、幸せって。
この話シュパーズにも聞いてみると面白いよ、きっと。彼は明るいから、僕とは違う観点の幸せを教えてくれると思う……」
「僕の幸せか。そうだなあ——」
「春が来ると幸せかな。
晴れわたる空を見るのも嬉しい。
はっとするような絶景が見れると嬉しいし、友だちから手紙の返事が来ると嬉しい。
仕事が無事に終わると嬉しい。
少しずつでも出来ることが増えると嬉しい。
誰かの役に立てると嬉しい。
頼りにされると嬉しい。
認められると嬉しい——」
『嬉しい』を列挙してるはずなのに、表情が暗くなっていく。
嬉しいは悲しいの裏返し。挙げれば上げるほど昔の嫌な記憶が思い出されてきて——。
表情を隠すように手で顔を覆った。
隙間から、まるで今にも泣き出しそうに唇が震えているのが見えるだろう。
→
「理解しました。次からは声をかけてから渡します」
こく。首を縦に振る。
それから貴方の食事風景もじっと見つめているか。
「おいしい。これが、ラザルの言うおいしい、ですか。記憶しました。中位天使には飲食を必要としないため、食事の機能はありません。ですので、島から脱出した時はラザルの『おいしい』を味わう機会がないでしょう」
だから、しっかり覚えねばとばかりに。
残りのパンをゆっくりゆっくり、時間をかけて食べている。
「仲間。確かに我々は仲間です。仲間と一緒に食事をする事は、ラザルにとって楽しい、ですね。記憶しました。ラザルは他に、何が楽しいですか?何をもって嬉しいと考えますか?出来るなら、貴方と同じ人間という肉体を得ている今、私は貴方の幸せを知りたいと考えています」
ちょっと食い気味に聞いてくる。ここまで意欲的なのは、初めて見せる姿かもしれない。
いきなり半分押しつけられた!
パンを手に持ち直して、軽く咳をした。
「ルディ……分けてくれるのは嬉しいんだけど、いきなり口にねじ込まれるのは困る。びっくりするから、ちゃんと声をかけてから手渡してほしいな……」
そんなお願いをしながら近くの倒木に腰掛けると、もらったパンをかじった。もふもふふわふわ。なかなかの出来ばえだ。
「おいしいな。……おいしい。
お腹が満たされるのも幸せだし、ルディと一緒に食べられるのも楽しい。
『気心のしれた相手』とはちょっと違うけど『仲間』だからな」
ラザルの口に半分を押し付けた!
「私は貴方にとって、楽しいの条件である『気心の知れた相手』ではある可能性は低いのですが。
このパン作成にあたり、貴方の労力は多大にかかっているのを知っています。
これは私だけで食べるのではなく、貴方も同様に食べるべきだと考えます」
もふもふ、と半分を天使は食べていく。
「ふわふわの感触……これがパン……肉とも魚とも著しく剥離していますね。咀嚼すれば咀嚼するほど味が出て、なんとも不思議なものです」
「ラザル、貴方はこれが『おいしい』ですか?」
Eno.309:ルディとEno.666:ラザルはルディの作ったパンを食べた!ふっくらとした焼き立てパンだ!