Ino.45 雨水を安全に飲むためにはまず沸島
シマv.2.0公式島3のアフターです。関係者のみナガサレてね
STATS
18人 / 人数
サバイバル / 難易度
ラージ / 広さ
OVERVIEW
書いてること
・シマv.2.0公式島3のアフターシマです。関係者のみ来てね
・パスワードは『〇水』の〇の部分の英語。小文字
・プレイスタイルは私は好きにするお前らも好きにしろ（迷惑はかけちゃだめだよ）
ここは何処にでもあるような無人島の一つ……ではない。少なくとも、きっとアナタにとっては。
そして、ここにて一人、金髪の少女は少し荒れているものの、それでもこれが様々な人々（広義）を模したことは分かる石像を眺めながら説明口調で話し始める。
やあやあ閲覧の皆サマご機嫌よう。俺は……っと。そういう場ではないな。極論語るは誰であっても良く、そこに個人等必要ないのだから。
さて、しばらくこのシマについて説明しよう。
お急ぎの筆者サマは意味をより含めているところ周辺を読んで居ただければおおよそはお分かり頂けるよう努めるんだぜ……いやまあ、凡そは上にあるんだけども。
参加要項
一番大事なこれからいこう。ここは何度も言うと思うが、かつてどこぞのアホ共が流された島のその後って設定だ。
なので、少なくとも筆者サマはその経験者であって欲しい。嫌だろう？参加したらうっかり知らん奴らの同窓会とか。
さてさて。俺含めた参加者だが。それに関しては俺はあまり何も強制しない。権限もないし、必要ないだろ。今回の俺は暴君でもなしに。なので、未来だったり過去だったり、ありもしない姿だったりなんなら本人ですらなくその縁者だったりその他いろいろだったりなんでもあるかもしれない。
ただ、その場合もこのシマの事を知ってることが望ましいがね。うっかり知らん奴らの……あ、これ良い？あらそ。
それに従って合言葉を設定させていただく。内容は簡単。『俺含めた一部のアホは何水を飲んで怒られていた？の何』を英語でな。全て小文字で四文字だ。スペル思い出せない？上の検索欄からggってくれ。誰しも忘れることはあるし、こっちも入力する前に三度は確認した。
この島について
このシマあの色々あった島のその後浮かび上がった後って設定だ。俺はとりあえず石像を見てあのシマだと確信したが、望むなら別の目印等を持って確信したとしても構わない。
とりあえずラージ設定にはしてるんだが、余程集まらなさそうならミディアムにして作り直すかもしれん。ほら。こう、ほとんどがまだ水没してるーみたいなアレで。
プレイスタイル
俺は好きにするお前らも好きにしろ。でも迷惑はほどほどにな……まあ、前回参加者想定だし前くらいの雰囲気なら良いよってコト。タグはどっちも付けておいたけど、まあ、好きにしてつかーさい。
こんなもんかな。まー。とりあえず同窓会だし楽しめっつーワケ。OK？了解？分かり申し？
以上お相手はー俺と筆者サマの（@sorisudoll）でっしたー。なんか文句言い分意見あったらコチラまでよろしく。
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「その……手を見せて貰って良いだろうか。
着付けのことには関係ないのだが。
おかしなところは、とくに」
現在おかしいのは当人の態度の方だ。そわそわしている。
覗き込まれると、無言で頬に朱がさす。
風呂上がりのような、高温状態になった時の様子に、
それは似ていた。
「……まあ、そうだな。同じ所に居るな」
あなたの真意をつかみかねて同じ言葉を返す。
「……技能は展開したので着用自体は問題ないはずだが、
お前から見て何か気になるか？」
あなたの困惑の原因がどこにあるか分からず、
問いかけながら表情を探るように顔を覗き込む。
許可を得たのでいそいそと近くに立つ。
手を伸ばせば簡単に触れられる距離。
「うん……大丈夫？ ではある。いや、うん……。
懐かしくはあるが、郷愁で困惑してる訳ではない」
里心がついたわけではないのだと、そこは否定する。
が、普段と違う理由についてはうまく説明出来ない。
「その。シュリ殿が。……」
言葉を探す。視線を彷徨わせて。
「……本当に、同じ所に居るのだな、と……」
今更のような当たり前の言葉。
「それはかまわないが……大丈夫か、ソウエン？」
この世界に存在する国のものであるとはいえ、
あなたにとっては戻れぬ国の装いに見えるはず。
あなたの見せるただならぬ様子からそう思い至り、
気遣うように問いかける。
もし、貴方が他国の衣装を着た事があったとしても、
同じように褒めてはいただろう。
しかし今回は声に籠る熱量が違っていた。
「似合っている」
三度目。何時もならもっと違う感想もある筈だ。
「今……色んな感情が渦巻いていて、他に言葉が浮かばない。
もう少し、側に行きたい」
昨日許してくれたのだから、とねだるように伺った
「……ふふ」
近づいてくる着物姿のあなたに向けて、
どこかはにかんだような笑みを見せて。
「他ならぬおまえにそう言ってもらえるのなら、
わたしも嬉しく思う」
「シュリ殿」
和服姿の貴方の元へ近寄っていく。
こちらもそれまで着ていた洋服ではなく、
かつて島にいた時の着物姿である。
「しゅりどの」
重ねて呼ぶ。が、言葉は続かない。
改めて目に焼き付けるようにその姿を眺めて。
「………。……似合って、いる」
言葉としては月並みな。
けれど諸々の感情を制御するのに、他に見つからなくて。
「似合って、いる」
ちょっと泣き出しそうな、焦がれたような声音で、再度告げた。
メッセ見てないから気付かんかったすみませんんん！！！
「あーごめん、木の実と容器でいっぱいになっちゃった」
（なお荷物に空きは無いです）（土下座
たった一言の労いの言葉。
それだけで、全ての苦労が報われた心地になる。
単純なものだと、己に呆れそうになるが。
……それでも、嬉しいものは、嬉しいのだ。
存在を認識して声を掛けられ、彼の人の世界に自身も居ると分かることが。
近くに居られる『特別』な権利。それが自分にも与えられ、許されてる事が。
独りではないと、気づいてくれることが。
……こちらから強請らずとも、彼方の意志でそうしてくれることが。
「おい」キレる。
「…………まあ、仮定の話となっただけいいでしょう」
「行かれるのですね。」
「終わりのない舞台はありません」
「地獄は煉獄となり、やがて天国へ上ります」
大丈夫だよ。
消えゆくあなたの背中に手をかざして、押し出してみせた。
「いーよ。人間になる気はないとはいえ、基本は合わせないといけない立場だ。同じだと勘違いしてくれる程に俺はお前達と親愛になれた、ってコトでもあるからさ」
それは役割としてこれ以上ない成功だ。読者にただ救われるのではなく、共に協力して助かったという事実を与えたかったから。
「今だから言うが、あいつが最後の呼びかけに応えなかったら俺はあいつと沈んだぜ。良かったな、あいつが物分かりの良い子で」
とんでもない爆弾をさらっと流すんじゃない。
「これでも目が良いのでね。ある程度理解済。裏も取れてる。……だから、ちょっと悪い事するだけだ」
「安心しな。上手くいけば二人一気に解決だ。一緒に笑って出来るだろう船にどんぶらこっこってワケ」
ね？と何時ものように笑って向かう……少しだけ、背中は、小さくなっていたけれど。
「……そういうことでしたか」
死の価値観が違うが故の苦しみ。
己もよく味わった。だから否定しないし、むしろ、
「……すみません、同じなどと軽々しく」
はっきりと謝罪を。
「……そうですね。前にうちには来ないと言われましたが。
確かに私では、あなたを飼えない」
「……そういえば。
レオンハルトさん……あの人、ずっと船に乗ってたんでしたっけ」
「居場所を探すと言ってたのに」
「作者と物語」
「あの人となら、きっと。」
「一応一回冷静になったから自己解決したのもあるからな……？」
名誉の為の補足。ここでの名誉なぞない。
「違うんだよ。読者がただ思うように思うだけなら良いんだ。寂しいねって、ずっと一緒に居たいのにねって」
「俺はさ。本来死なないから、お前らと死の価値が違う。死はただの頁の終わりだ」
「それでも、今ミスるとガチで消えるという恐怖がある」
「パンパな死の価値観と、生きてるみたいな死への恐怖があるとさ」
「誰か一人でも、一緒に沈もうと、手を本気で引いてしまいそうで、誰が乗ってくれそうかまで考えてしまって、それが怖かったんだ」
「たった一回一緒に沈んでくれるだけで良い……言葉にしただけで破綻してる……だから、だめ」
「やったら面倒くさくなってたアレですか。それを解決させたと」
身も蓋もない言い方。
「それで、顔出したら、ずっといようって言いそうで、怖いと」
「……そう考えてるのが、あなただけなんて思い違いも甚だしい」
「この縁がずっと途切れぬままつながり続けることを願っているのは」
「……私もです」
「言っちゃいそうなんだよ。ずっとここに居ようって。分かってんのにな、沈むの。だから、前祝とおこぼれだけでじゅーぶん」
「……大丈夫だよ、前の服の子のようになる程しにたがりではないから」
「お前が思うより深い意味はないよ」
何処まで話すべきか、話さないべきか。
「古代魚で一発ウケを狙おうと狙って、そして笑っちまうくらいに大失敗して、ガキみてーに不貞腐れてたらさ。倉庫の古代魚が増殖しててさ。こっそり頂戴してたってワケ」
前半は本当。本当にそれだけのつもりで嵐に飛び込んだんだこの馬鹿は。
「まあ、元々俺が独り占めする気はなかったよもったいないし。コダック欲しがってるアイツに支援として？とも思ってたけど、流石にモノがモノ過ぎて下手に遠慮されても困るし。そもそも相対して渡すのはさ、こっそり取った関係でやりにくいんだよ」
「だから宴は都合が良かった。無礼講だし馬鹿みたいにテーブルが回ってるからな。居ないのはまあ、祝いだけじゃ上手くいかなさそうな心境だったからってコトで」
「宴なんて好みそうなものにあなたがいないなんて。だからバレるんですよ、私に」
突然出された、大きすぎる魚。あなたが巡って。
「……なんであんなことしたんです？」