■ Ino.11 ゆうれい島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
ミコ、写真ありがとうにゃ!
大事にするにゃ!
(ものすごく大事そうに持っている)
ミケも準備ばっちしにゃ!
なんかミコがおばけの中身をみようと屈んでいるのを怪訝にみやってから、取り出された写真を拝見。
どれどれ……
「ぼけぼけじゃん」
「おお~~~」
どさくさに紛れてさらに身を屈め、
シーツの中をなんとか覗き込んでいる。
その中身は……少女の口からは言えない。
最後なので闇に葬ろうとしている。
そのほうがロマンチックなので。
<消失マジックがウケて嬉しい>
おけ×→おばけ◎
>>70585
「ふっふっふ。
ガリョウにはアヒルちゃんの恩がある。
お見せしましょう……」
<ガリョウにスススと近づいて
撮ってもらった素敵なツーショット写真を
シーツの中から取り出して見せた>
※拠点ログ参照
「なんだそれ!?おけすっげ!!」
ドラム缶とマネキン消失マジックをみた。
「お、撮れたのか!」
見せろ見せろ~と二人にすり寄るかもしれないが、見せるも秘密にするのもお任せだ。
なんたって少年は一足先にズルしちゃってるからな。
「いやーん」
<おばけは ウネ と体をひねって
シーツの中を覗く視線から逃れる>
「おや? おばけを疑う?
では見ていてね」
<おばけは中が見えないよう慎重に、
しかしどんどん際限なく
ドラム缶やマネキンをシーツの中に入れていく。
これは……! 四○元ポケット!
おばけは単純かつすぐに油断するので
不意を打てばシーツの中を覗いたり
めくったり出来なくもない。
最後だからめくってみてもいいし、
最後だから放っておいてもいい>
「ちゃんと撮ったよお。おばけとミコと!」
両者ボケボケだが。
しかし撮った写真はそれぞれふたりに渡してしまった。
そこはどうにもならないので、目配せ。
見せるかどうかはふたりに一任された。
「ぜんぶ? ほんとお~?」
おばけのシーツをめくりこそしないが、
かがんで覗き込むような姿勢で訝しげに。
「じゃあこれ」
浜に打ち捨てられたドラム缶をごろごろ転がしてきた。
ごろごろ。
「これも」
マネキンも転がしてきた。
ごろごろ。
「おう、オレもばっちしだぜ」
「そだ、ツーショット写真は撮ったのか?
オレまだ見てないからみてーなあ」
<次第に集まりつつある皆に順繰り手を振る>
「おばけは準備万端だぞ。
島で拾ったものも、もらったものの、
全部大事にこの中にとってある」
<おばけはぽんぽんとシーツの表面を叩く>
「おーいおーい」
ぶんぶん手を振って返す。
「ガリョも準備できた~?
私たちは……ばっちり」
たぶん……。
「おーい」
もうみんな揃っているだろうか。
少年が遅れて浜辺へと手をふりながらやってきた。
後の探索品はぽいぽいっと適当に選別して拠点の中へ保管しておいたり、窯の中につっこんでおいたりした。
一つを残して。
小さなそれをズボンのポケットに押し込む。
これにて荷造り完了。
「おばけに貰ったクラッカーはあとで鳴らすとして。
あとー…やばい灰があったな。あれも後で海にまく」
立つ鳥濁しまくる気だ。
ミケにもらった焼き魚はその日のうちに食べたから腹の中。
あとは──…
「ぶどうのタネ、結局まだどこにも蒔いてないんだよな。
もうすぐ沈むってわかってるのに植えるのもどうなんだ~?
むーん……」
ま、いいか。たぶんいつかまた浮上する可能性もあるのだから。
海に沈んでも出てこないようになるべく深くに植えよう。
場所はここ、巨木の近くにでも。
*ごそごそ*
これで2つは『ゆうれい島』──あ、ちがった、えーと。
『†くおんなる……なんたらうんたら†の島』で得たものを一緒に持っていけるはずだ。
ミコの発案で撮ったみんなとの写真。すごく良いものだ。へへ。
自分が隠しとってしまった分も一緒に合わせて2枚で1セット扱いだ。
それと、両面に文字が書かれた布切れが数枚。
最後の一枚は送ったままでこちらには戻って来てはいない。
そこに青いウロコを挟み込んで無くさないように1つに。
「よっしゃ!これでばっちりだぞ!どうだ!」
それを暑くて脱いでた上着の内ポケットへとしまう。
もぐもぐ。
「薬は~……」
とっておきたい気持ちはあるけれど、ここ数日間の生活で擦り傷だらけだ。
幽体なのにおかしなもんだなと思うけど、そういう状態なんだと受け入れるしかない。
それに、これをくれた友達も使ってもらえる方が喜んでくれそうだし。
「使っとくか」
所々擦り切れている肌に薬を塗り込んだり絆創膏を張ったり。
よし!
ナイフは腰元に差し戻した。
Eno.186:幻夢の囚われ少年は携帯食料を食べている。
*ごそごそ*
ほとんど寝泊り拠点としていた巨木の根元にて、少年が荷造り中。
「ここで初めて気づいた時にすでにもってたのが3つだ。
たぶん、"あっち"に持ってけるのも3つ……なんだと思うんだよな」
地面には、携帯食料(お菓子)、救急キット(使いかけ)、ナイフの3点が置かれている。
「これは食べとくか」
やっぱりボケボケだ!
ミコは写真を撮りました!カシャッ
「あっ。ミケ!」
旅の支度は大体済んだ。
あいも変わらずはだしのまま、浜を駆けて寄ってくる。
「写真とろ! ピースピース!」
ほとんど飛びつくように隣までやってくると、
ちょっぴり強引にカメラを構える!