■ Ino.11 ゆうれい島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「あっ。ガリョ」
木陰からごそごそ出てくる。
「なにしてるの〜?」
岩にてごそごそしてる少年。
「どーーりゃっ!」
大声を張り上げ、ぽーんと海の向こうへ何かを投げた。
「……んなわけねーか。ははは。
きっとまたマネキンだな、そーだそーだ。
なんかマネキン結構拾ったんだよな……」
よし、そういうことにしてここは立ち去っておこう。
一応、ぺこりとお辞儀だけは残して。
何やら初日に流れ着いてた所らへんにそこそこ大きめの漂流物がある!ような気がする!
しかも人型にもみえなくもないようなそうでもないような……
動いてはいないようだ。
「…………」
砂浜をてくてく。
「撮影会どーなったんだ?
撮れたのオレも後で見せてもらいてーな」
島での出来事を思い返しながらぷーらぷら。
──と、
「あ」
「準備しないとなー…んー」
「…………」
「散歩でもいこっと」
「ふぁ~……やっべ、また爆睡しちまったせいで頭いってー…」
体もばきばき。でも晴れてるから濡れてない!
にゃは!
みんなおやすみにゃ!
ミケも眠……zzz
(一瞬で寝た)
「ねむぅ」
瞼を閉じてじっと蹲る。
船が来た。乗れば帰れるらしい。どこかへ。
「どうしよっかな……」
少年は眠りに落ちた。
現像された写真をまじまじ眺め。
ボケボケだ。
「よふかしで私の目がかすんでるのかしら?」
写真がボケボケなだけだ。
「今日は寝ちゃお」などと二人にも声をかけるだろう。
撮影会は……また明日!
睡眠欲に勝てなかった少年は撮影会を一足先に抜けて、巨木の根元へと寝転がる。
「へへ……」
その手には二枚の写真がある。
彼らとの思い出になるものが手元に残るのは嬉しい。
「……持っていけるか、これ?」
そこがかなり不安。でもきっと何とかなると思う。
ボケボケだ!
ミコは写真を撮りました!カシャッ

「ふふふ」
拠点内ではなく森へ向かう少年を見送りつつ。
いじわるに手応えを感じて大満足だ。
「それじゃ、まずおばけから試し撮りしちゃお」
ツーショットとはいえ、
自分で自分撮るというのはやったことがない。
シーツの体に勝手に身を寄せ、シャッターボタンを押してみる。
「ん、よか、った……じゃオレ寝る」
こしこしと目を擦り。
粋がってはいるけれど、まだ12歳のとっても良い子なので。
「夜更かししすぎると不良のユーレイになるから、おまえらきをつけろ、よー……おやすみぃ」
そう言い残して森のほうへと消えていった。
「はっ。そうだ。もう寝る時間」
<しかしせわしない動きからして、
ウキウキが隠し切れていない。
多分寝床ではしばらく目がギンギンだろう>
「ふふふ。まだ行かないまだ行かない。
おばけの荷物は多いので。
ガリョウはミコとお喋りしてる時は
いつもと少し違う感じだ」
まだ荷造りしてないからすぐには行かないにゃ。安心するにゃ、ガリョウ。
(荷造りと言っても、気に入ったものを持つだけなので一瞬で終わる気はする)
「おいおい!ミコ!いじわるすんな!!ばか!」
本気でやりそうでこわいぞ。
「ガリョ置いて先に行っちゃおっか」
ミケとおばけに囁く。いじわるだ。
「そっか」
「ってさすがにオレもそれは盗らねーっての!」
しまった、弱みを握られてしまった気がする。
せっかちな性格が完全に仇をなしている……これは就寝につきながら反省だ。
「うん、たぶん船もまだしばらく停泊してるっぽいし。
おばけもミケも今すぐはいかない、よな?」
念のため明日もまだいるだろうかと確認を。
「んーん。自分で撮る」
「ガリョに撮らせたらガリョのものになっちゃうでしょ」
いじわるだ。それに良い子は寝る時間。
ひらひら手を振って、早く寝るように促す。
「おやすみガリョ、明日も起きてね」
ちょっと不貞腐れている(自業自得)かもしれないが、ツーショットを撮るならカメラマン役はするだろう。
ただ少年にはもうお眠の時間らしく、瞼が重くうつらうつらしてきている。
ぱしゃぱしゃっと撮ったら眠りそうだ。
ただ、乗船については何も答えない。
「ん。じゃオレが撮ってやろーか……?」
ちら、と少年に視線を送る。
勝ち誇っている……そんな顔だ……。
えっツーショット……。
なんだか損してしまった気分だぞ。
いやまあ先にズルしたのは少年なのだからしょうがないのかもしれないけどそれはなんというかアレソレがどうのこうので……ぶつぶつ。