■ Ino.11 ゆうれい島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
5人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「お舟にふしぎなこだわりが……。
! ツーショット。
つまり、二人で映る?
うんうん、映りたい! 映りたいぞ~!」
<テンションが爆上がりした>
にゃ…!いいのにゃ……?
(少しだけ、明るくなった声のトーン。とてもわかりやすい)
フィルムの余ったカメラを手でいじくる。
このままだとなんだか締まりが悪いような気もする。
「じゃあ……ミケとおばけは私と一緒に撮る?」
「ツーショット」
控えめな提案。
すすり泣きにはじわじわと心が痛み始めた。
「ミコにはちっちゃなお船が必要なのよ……
手漕ぎで……木製で……ふたり乗りの……」
船に対する注文が多い。
「この島を出るまではお船の後ろにくくって
いかだをひっぱってもらおうかしら……」
二人からの精神攻撃になけなしの心が折れつつある。
(ぐすんと鼻をならす。)
写真なくても、枕元に来てくれるって言ってたのにゃ。信じて待つにゃ……
<でもやっぱり寂しさはぬぐえない。
とりあえずできるだけ記憶に焼き付けるべく
ミコの顔をじーっと見ておくことにした>
*じー*
「うらめしい……うらめしい……
写真をひとりじめされてうらめしい……」
<急におばけとしての自覚を取り戻した感じの
低ーーい声……。
なお大して怖くはないだろう。オーラ0>
「なんちゃって……。
それならしょうがない。
ガリョウの写真はガリョウのもの。
写真がなくても思い出せばよいことだから」
「……」
「ほら、ミケもおばけも、めそめそすんなって!
死んでもな、また夢で逢えたりするもんなんだよ。だから大丈夫だぜ」
何の根拠もない持論を吐く。
「なななななんだよ!?」
もの凄く意味ありげな『ふーん』を受けてちょっとキョドってしまう──が、
「そうだよ!この写真はオレが欲しくてオレが(隠し)撮ったんだから、オレのなんだよ!」
ぷいと顔を反らし、本音を暴露。
少年はとても傲慢で強欲で我儘なのだった。
*しくしく……しくしく……さめざめ……*
うぅ……約束にゃ……絶対枕元に来てにゃ……
ミケ、ちゃんと生きて帰るから、絶対来てにゃ……
「あら、ガリョ……
さっきの隠し撮りは分けてあげないの?」
なんだか我関せずな雰囲気でいる少年に声をかける。
写真欲しがってる人、いますよ。
「自分だけのものにするんだ……
隠し撮りを……ふーーーーん…………」
「…………」
なんかどうツッコんでいいのか迷う少年。
それぞれ事情はあるものだから、あんまりゴネるのがよくなってのはわかるもんだ。
ポラロイドのフィルムはまだあるけれど、次も勝手に撮るともっと怒られそうだからなあ……
おばけ、ミケ、欲しいなら自力でがんばれ!
なんてことを考えている。
「大丈夫よミケ、
私が直接枕元に立ってあげるわ……」
そう、こういう時のゴネは意味がない。
のれんに腕押し、ゴネをあしらい始めている。
「いつまでもみんなの心の中にいるのよ……」
初日の勢いを追い越すレベルでてきとうを言っている。
背中をぽんぽん叩いて慰めてあげる。ぽん……
「ミコはカメラも使えるし、
おばけよりずっとかしこい。
そのミコが言うなら、仕方がない。
でもおばけもミコの写真欲しいな」
<勿論フィルムの枚数が残っていれば、だが>
<しょぼんとおばけは項垂れている。
死んでる。死んでるんだって。
その言葉にもう手に取るように分かるほど
おばけは落ち込んでいた。
自分だっておばけを名乗っているのに>
「そっか……寂しいね」
<不思議なほどの見込み早くおばけはそう言う>
うわーん!一緒って言ったのにゃ〜!
やにゃ、やにゃ〜!
(こういう時の駄々は意味がないが、知ってて駄々をこねる)
ミケもミコの写真欲しいにゃ〜!枕の下に入れたら、夢で会えるのにゃ〜!!
「う゛っ!」
すごく言われたくない言葉を突き付けられた!
「なんかミコ撮らせてくれそーにない感じしたからさ~…いやまあ勝手にそう思っただけだけど……ごめん」
でも撮ったものは返さないぞ!の姿勢。
だってさなんかいつ消えてもおかしくない気がしたから。
焦ったのだ。少しでも早く、と。
「だからって。
隠し撮りはカッコよくないよ」
あまりにもあっけらかんと言われたものだから、
ついつい笑ってそう返す。
「私のこと覚えておいてくれるのね。
……ありがとう」
「わり、話しの邪魔しちゃった」
おばけとミケのほうにごめん、とジェスチャーをつけ謝罪。
ミコには、
「ひどくねーよ。だってオレもミコの欲しかったから」
当然のように言ってのける。
「あ」
撮られた。
「どうしてそんなひどいことするの?」
不意打ちの一枚。
少年もポラロイドカメラを持っていたのだ。
ちょっとミスしたのはご愛敬だ……。
ガリョウは写真を撮りました!カシャッ

カシャッ