Ino.24 クリスマス島 - シマナガサレ
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■ Ino.24 クリスマス島

STATS

11人 / 人数

サバイバル / 難易度

ミディアム / 広さ

■ チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-31 02:55:08

「ま、まあそりゃ、僕が作ったものだし」

率直な言葉がむず痒くて、また少し視線を逸らした。
胸を張って人に見せられないものなんて、渡さないけど。
それを認められるっていうのは、やっぱり嬉しいし。

「……それなら、余計に。
 誰にも負けない、つもりで居なきゃね」

魔法ってのは結局、発想や想像力がものを言う。
あとは我の強さとか執念とか、良く言えば精神力ってやつ。
奥行きは果てが無く、底の見えない井戸のようなもの。
これでも900年もの間、それと向き合ってきたわけだから。

「……じゃあ、それ、……大事にしてね」

そして何より、トワルは案外理想家だ。
だから、あなたがそれを手放さない限り、いつだって。
きっと冷たい絶望の中に放り出される事はないだろう。

Eno.36 ->Eno.255

ミツ

[Eno.36] 2022-10-31 01:37:34

「へえ、魔女のおまじない付きか。
これは立派なお宝だよ」

解説に耳を傾けながら、手元のナイフを見遣る。

「……意味、あるぜ。
あんたがそうやって想いを込めてくれたなら。」

もしこれが、ただの美しい輝きを放つナイフだったとしても
あなたが贈り物をしてくれた事自体が嬉しかった。
けれど、守ってくれますように、だなんて願ってくれたなら。

「おれが住むのは、『人の想いがカタチになる街』。
強く願えば、目に見えない感情はやがて具現化する」

望みも希望も、いつか本当になる。
つまりは。

「……おれが元の世界にこのナイフを持ち帰れば、
最強のお守りになるよ。きっと」

これを持って行けば戦争でも死なずに済むかもな、
なんて冗談を零して笑った。

Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-31 00:55:03

「もう一つは、キミを守ってくれますように、って」

「そもそもの話、ずっと昔から……刃物っていうのは
 困難だとか、災いを断ち切るものの象徴なんだ。
 だから本当は、そういう意味を込めて贈られたのが先。」

だからそれは、お守りみたいなものだと思って。
そう言って、あなたの手の中のナイフを見遣って。

「ここで作って、ここを出て。
 それがどれだけの意味を持つかは、わからないけど。
 でも……こう見えて、僕もいっぱしの魔女なんだ」

「だから……少しくらいは、意味がありそうでしょ」

なんて、本当にお守り程度のものかもしれないけど。
それでもきっと、贈る事に意味があると思うから。

Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-31 00:52:39

「これで、それはキミのもの。」

金貨を受け取って、その表面を指でなぞる。
本当に形式張ったものではあるけれど。
必要なものが何だかんだ揃っていてよかったな、と思う。

「これで何かする、ってわけじゃなくて。
 この手順そのものが、
 ちょっとしたおまじないみたいなものなんだ」

必要なのは、この二つと決まった手順だけ。
そんな簡単なおまじない。

「僕からすれば後付けの俗説もいいところだけど……
 ナイフを贈るのは、その人との縁を切るって
 今はそう解釈される事もあるから。
 それを避ける為に、こうやって金貨を渡してもらって
 キミはそれを買っただけ、って事にする。これが一つ」

Eno.36 ->Eno.255

ミツ

[Eno.36] 2022-10-31 00:01:27

「礼を言うのはこっちの方だぜ。
あの夜に腹割って話したおかげで、
気付けたこともあったからな……… って」

そういうトワルの方はどうなったんだよ。
聞く前に、手渡されたのはよく磨かれたナイフと金貨。

「綺麗じゃねーか。これでなんかやるのか」

金貨をピンと指で弾けば、無意味に表が出た。
そのまま言われた通りに、そっとあなたの片手に乗せる。

Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-30 23:31:19

「ナイフは持ってて、その金貨の方だけ返して。」

徐に差し出したのは、ナイフと金貨。
その二つを一度あなたの手に持たせてから、
そう言って、改めて片手のひらを差し出した。

ちょっと二度手間に思うかもしれないけれど。
そういう慣習、に少し付き合ってくれると嬉しいな。

Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-30 23:30:03

「……はは、」

12匹のヒトデ達に纏わり付かれた様子を見て、
思わず少し笑ってしまったけれど。
つい零れた笑みの理由は、それだけじゃ、なくて。

「そう。
 うん、……うん。
 ……ありがとう。キミがそう言ってくれて、よかった。」

戦争の厳しさを知らない、わけじゃないし。
理由もなしに戦争は起きないものだとも知っている。
それでもあんな事を言ったのは、ただ単に
そう願うだけなら自由だと、ただそれだけの事。

それでも、あなたがそれを聞いて、考えて、考え抜いて。
そうしてその答えを出したという事が。
言葉にしてしまえば、陳腐だけれども。
本当になんだか、奇跡みたいな事に思えるんだ。

「じゃ、じゃあ。……ちょっとこれ持って」

Eno.505 ->Eno.255

エルシャ

[Eno.505] 2022-10-30 23:28:42

「なんじゃ、改まって。わしはいつでもよいと言ったであろう?
 別に島内に限った話じゃ無くてトワルが生きとる間は、じゃぞ。
 ……まさかもう死んでおったりはせぬよな?」

はっはっは!ちょっとした吸血鬼ジョーク。
海風を浴びて長い金髪をなびかせながら、甲板に立っていた吸血鬼だ。

「眷属ぅ?そりゃ劣化版わしじゃなからな。
 日光もじゃしお主の知っとるその他大勢の弱点も効く。
 案外定命とどちらが強いか……と言ったところじゃな。
 そんな事聞いてどうするのじゃ?」

ヘンな事を気にするものだ。高位の吸血鬼は眷属化もコントロールできるからむやみやたらと同族を増やさない。
余程の事情があれば話はまた別だが。

Eno.505 ->Eno.72

エル

[Eno.505] 2022-10-30 23:16:20


「"また"な──エス」

Eno.505 ->Eno.72

エルシャ

[Eno.505] 2022-10-30 23:15:47

「…………はぁ~まったく仕方ないのぅ。
 わしに会いに来るのは当たり前じゃろ!
 世界を股にかけようと絶対、ぜったい見つけるのじゃ。
 もし月を隠す雲があるのなら吹き飛ばして見せよう!
 お主は高貴で偉大な吸血鬼に任せて修行に専念しておくだけでよいのじゃ!
 もちろんクリスマスだってパーティの用意をして迎えるから」

あなたが離れていく。もう追わない。
追えばまた、ぐずってしまう。それは高貴な吸血鬼として見せてはならない姿。
今生の別れではなくてもやっぱり寂しくはあって、さっきは欲張った。

でも。
結局優しさと約束でほだされてしまった。我ながら甘いな、とこっそり苦笑して。
最後にもう一度ぎゅっ、はもうしてもらったから。
大事な家族の感触はこの身に刻まれたはずだ。

Eno.505 ->Eno.72

エルシャ

[Eno.505] 2022-10-30 23:15:16

「っ!」

また逃げ出すところだった。
こわいものは、見たくなかった。
だけど駆けだす前に抱き止められてしまった吸血鬼は、無理やり抜け出そうとあなたの手を掴んで……異常に気付いた。

「は……はは……なんじゃそれ。
 何もないところから生まれて何もないところへ消えるとは、本当に不思議な存在よ。
 なるほどずっと一緒はどうしたって叶わない訳じゃ」

消えかかった指先をなぞると、初めての贈り物がちゃんとある。
どれだけ夢幻の存在だろうと、この指輪があなたを繋いでくれる気がした。
お互いに表情は見えないまま。
触れ合った体で気持ちが伝わってくる。
ふわふわでもこもこであたたかい。

Eno.36 ->Eno.255

ミツ

[Eno.36] 2022-10-30 22:40:06

つまり、あなたの問いに対する答えは。

「……もう少し、生きてみようと思う。」

Eno.36 ->Eno.255

ミツ

[Eno.36] 2022-10-30 22:38:25

「おう」

あなたの声に振り返る青年の身体には、色とりどりの星形。
合計で十二匹のヒトデが張り付いている。

「悪いな、返事待たせて……
聞きに来てくれてありがとよ」

骨ばった手で、一匹ずつヒトデを剥がしていく。
そのまま、倉庫から持ち出した水槽へと優しく放り込んで。

「……おれ、こいつら全員飼うことにしたよ。
責任持って毎日世話する」

Eno.255 ->Eno.505

トワル

[Eno.255] 2022-10-30 22:24:32

「……や、やっぱり眷属も
 日光とかダメだったり……する感じ?」

諦めていなかったらしい。
正当且つ合法的に外に出なくていい理由というやつを。
引きこもり兼世界の強火のオタク兼最古の魔女は、
最後の最後まで、やっぱり努力や挑戦の方向性が妙だった。

Eno.255 ->Eno.505

トワル

[Eno.255] 2022-10-30 22:23:55

「……ね、ねえ、エルシャ。
 その……キミの話が聞きたい、って言ったのは
 ……まだ有効だったり、する?」

慌ただしく船に乗り込んだ後のこと。
ふとあなたに問い掛けたのは、いつかの夜にした約束の事。
とはいえそれは、もしかしたら。
いつかまた聞けるかもしれない事、ではあるけども。

「あ、あとさ……」

Eno.36 ->Eno.72

ミツ

[Eno.36] 2022-10-30 22:05:34

そのまま、暫く時間が過ぎた後。

「んじゃー、そろそろ船まで行くか。
元の世界に着くまで色々話そうぜ」

青年はぱっと明るい笑顔を取り戻し。
共に船着き場まで歩いて行く事だろう。

最後に二人で眺めた青い海は、
いつまでも美しく瞳の奥に焼き付いていた。

Eno.36 ->Eno.72

ミツ

[Eno.36] 2022-10-30 22:02:05

「ん……」

こうして覚えているのは、あなたのしてくれる話が、
声色が、その笑顔が何よりも好きだから。
言葉にはしないまま、同じように背中に手を回して。

「そっちも元気でいてくれよ。
また会えるの、楽しみにしてるぜ」

繋いだ手から伝わる体温が嬉しかった。
背中に感じる温もりに、優しくて大きな手に安心した。
生きることを選んで良かったと思った。

「……おれと出会ってくれてありがとう。」

メリークリスマス。
最後に呟く言葉には、未来への祈りを込めて。

Eno.255 ->Eno.36

トワル

[Eno.255] 2022-10-30 21:29:11

「……その、キャサリン達、どうしようか」

慌ただしく船に乗り込んだ後。
一応、も何も自分が言い出した事なのだから。
考えあぐねているなら、責任を持たないと。
って、いうのと。

「………あと……ええと、……前の話、なんだけど」

「……答えは、決まった?」

いつかの嵐の夜のこと。
お互い様、の言葉に返事は無かった。
あなたの口から、その返答を聞けるのは。
これが最後の機会、になるかもしれない、と思って。

Eno.72 ->Eno.36

サンタクロースの弟子

[Eno.72] 2022-10-30 21:18:36

「そう~。『みんな幸せであれ』
 ほんとうに、よく覚えてくれてるなぁ。ミツくん。」

ひとつひとつ、何気ない話まで。
ミツくんと出逢えて、ほんとうに良かったと思う。

あの日の握手とはちがい、今度はしっかりと。
ぎゅ、と握りかえす。あたたかいな、と思った。

そして、もう片方の手を、背中にまわして。
ぽんぽん、と軽く撫でたたいた。
ぬいぐるみにはしていたけれど、
この姿ではまだしてなかったから。

「元気でね~。また会いにくるからね。
 ──メリ~クリスマス!」

Eno.72 ->Eno.505

 

[Eno.72] 2022-10-30 20:45:49

この島ではじめて知った、家族というもの。

―ゆっくりと、手を離す。

言葉を伝え終えて、
あなたを引き留めることは、もうしないはずだ。

Eno.72 ->Eno.505

エス

[Eno.72] 2022-10-30 20:44:42

「でも。
 また、こっそり遊びにくるから。
 どこにいたって、見つけてみせる。」

「そのときは、エル。
 ……また、いっしょに、月を見てほしい」

Eno.72 ->Eno.505

サンタクロースの弟子

[Eno.72] 2022-10-30 20:43:52

「―エル!」

うしろから抱きとめようと、手を伸ばす。

―引き止めるのは、かえって酷なことではないか。
そう思うよりも先に、ただ無意識に身体が動いていた。

指に光るのは、あなたからもらった指輪。
その指先は、うっすらと消えかかっていて。

「……帰らなくちゃ、ぼくはこのまま消えちゃうから……。
 だから、ごめんね。ずっといっしょには、いられない。」

地上に、ずっととどまることはできない。
このサンタクロースは、そういう存在。
後ろから、あなたに語る表情は、見えない。

Eno.36 ->Eno.72

ミツ

[Eno.36] 2022-10-30 18:31:12

『みんな幸せであれ』な日、……だったよな。
サンタさんの思う、クリスマスの意味」

素敵な考えだから、それも故郷の仲間に伝えたいと思った。
そう祈る人自身も、"みんな"の中に入っているのだと。
あなたがしてくれた話はずっと記憶に残っていて。

「もうひとつの約束、だな」

差し出してくれた手に、自身の右手を重ねる。
いつかの日の、震える指先だけの握手とは違って。

今度こそ離さないように……
想いを込めて、ぎゅっと握った。

Eno.505 ->Eno.72

エルシャーノ

[Eno.505] 2022-10-30 18:12:29

「──さようなら……っ」

言い切る前に背を向けて駆けだそうと足を踏み出した。