■ Ino.24 クリスマス島
STATS
11人 / 人数
サバイバル / 難易度
ミディアム / 広さ
FACILITY
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施設名
説明
場所
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おひとりさま用テント
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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拠点改善案α
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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クリスマスの飾りつけ
(元施設:拠点)- 風雨から身を守る、漂着者の活動拠点。ロケーション『拠点』が開放される。
拠点
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定命SOSコール
(元施設:狼煙)- 煙を高く上げるために工夫された焚き火。遠くの船に存在を知らせられる確率が上がる。
拠点
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狼煙
- 煙を高く上げるために工夫された焚き火。遠くの船に存在を知らせられる確率が上がる。
漂着船
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ドラム缶風呂
- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が開放される。
拠点
-
クリスマス風呂
(元施設:ドラム缶風呂)- ドラム缶に海水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が開放される。
砂浜
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太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
拠点
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太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
岩場
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太陽熱蒸留器
- 太陽光による地熱で水を蒸発させて真水を集める装置。晴天時の時間更新後に確認することで真水を獲得できる。
岩場
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窯
- 効率よく火を燃し、様々なものを高温で焼くための装置。設置した場所でアクション『窯焼き』が解放される。
拠点
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雨水回収装置
- シートを広げ、雨水を効率よく集めるための装置。雨天時の時間更新後に確認することで雨水を獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
岩場
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かわいいおうち
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
森林
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小さめの捕獲器
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
森林
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
森林
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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狩猟罠
- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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あみあみのお飾り付け
(元施設:狩猟罠)- 小動物を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で動物が掛かり、確認することで獲得できる。
拠点
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漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
岩場
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漁罠
- 魚を捕まえるための罠。時間更新時に一定確率で魚が掛かり、確認することで獲得できる。
岩場
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不夜城ウッドハウス
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
砂浜
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倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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優雅な倉庫
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
倉庫を更にあれやこれや
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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高笑いが聞こえてくる倉庫
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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不夜城ウッドハウス改
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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不夜城ウッドハウス改二
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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プレゼントボックス
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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倉庫
- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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真不夜城ウッドハウス
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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不夜城ウッドシェルター
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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真不夜城ウッドハウス改
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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真不夜城ウッドハウス改二
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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クリスマス不夜城
(元施設:倉庫)- 木々を使って建てた物置。拠点に荷物アイテムを保管できるようになる。
拠点
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コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
-
コンテナ
- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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更なるコンテナ
(元施設:コンテナ)- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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キャサリンの別荘
(元施設:コンテナ)- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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ドリンクサーバー
(元施設:コンテナ)- 液体を溜めるための簡易的なコンテナ。拠点に液体アイテムを保管できるようになる。
拠点
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ゴールデン定命SOSタワー
(元施設:灯台)- 石を積み火を焚くことで、遠くへ明かりを届ける簡易的な灯台。設置することで夜海を照らす明かりになり、遠くの船に存在を知らせられる確率が上がる。
拠点
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🌟🎄クリスマスツリー🎄🌟
(元施設:灯台)- 石を積み火を焚くことで、遠くへ明かりを届ける簡易的な灯台。設置することで夜海を照らす明かりになり、遠くの船に存在を知らせられる確率が上がる。
拠点
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煙突めいた石像
(元施設:石像)- 大量の石を積み上げ削り建てられた石像。特に効果はないが、島のモニュメントに相応しい大規模な建造物。
拠点
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メリー・メリー・クリスマス号
(元施設:小船)- 材料を集めて作った、お手製の小船。設置することで、中規模以下の島なら脱出の準備を整えることができる。
拠点
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メモ一式
(元施設:書き置き)- 誰でも書き残せられるように置かれた筆記用具。拠点に置くことで、拠点で書き置きを行うことができるようになる。
拠点
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石臼
- 大きな石に溝と穴を彫って擦り挽きできるようにしたもの。設置した場所でアクション『臼挽き』が解放される。
拠点
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ひろびろ露天風呂
(元施設:岩風呂)- 穴を掘り舗装をし、真水を入れて沸かしたもの。アクション『お風呂』が設置または強化される。
拠点
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クリスマスロード
(元施設:道路)- 地面を均して舗装したもの。設置場所への移動時に消費されるスタミナを低減する。(重複無効)
拠点
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発射用大砲
(元施設:大砲)- 大きな弾を打ち出すための古典的な臼砲。設置した場所でアクション『打ち上げ花火』が使えるようになる。
拠点
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狩猟用テント
- 森林の中で動物を見張るために置かれた狩猟用のテント。森林に設置することで狩猟の成功率が上がる。
森林
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壁材
- 拠点を補強するための壁材。拠点に置くことで拠点強度を+1し、拠点内にいる限り強い風雨による影響を無効化する。
拠点
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壁材兼大伐採系吸血鬼的な壁画
(元施設:壁材)- 拠点を補強するための壁材。拠点に置くことで拠点強度を+1し、拠点内にいる限り強い風雨による影響を無効化する。
拠点
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ハッピーシェアテーブル
(元施設:シェアテーブル)- 何かをシェアするのに有用な、設置した場所で不思議な拡散効果をもったテーブル。アクション『シェアテーブル』を使用することができる。
拠点
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花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音によって、遠くの船に存在を知らせられる確率が大きく上がる。
拠点
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花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音によって、遠くの船に存在を知らせられる確率が大きく上がる。
拠点
-
花火
- 打ち上げられた花火。その強烈な光と音によって、遠くの船に存在を知らせられる確率が大きく上がる。
拠点
TEXT LIST
「メリ~クリスマス!」(Eno.72) - 2022-10-15 22:00:01
from サンタクロースの弟子(Eno.72) - 2022-11-01 00:11:16
*『いきどまりは続く』(Eno.255) - 2022-10-18 04:00:04
*『はれた日のこと』(Eno.255) - 2022-10-29 10:00:08
*『1000年の追憶へ』(Eno.255) - 2022-10-29 16:00:08
記録の1ページのその昔と、続き(Eno.467) - 2022-10-29 04:00:07
ひとりの記録の最後のページ(Eno.467) - 2022-11-01 00:11:16
なんとかなりそうじゃな!(Eno.505) - 2022-10-17 04:00:01
■ 漂着者一覧
- Eno.24
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- アーテシュ
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拠点
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我は誇り高きブ族
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- Eno.36
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- 加密爾列
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拠点
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「……待ってるよ。ずっと」
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- Eno.72
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- サンタクロースの弟子
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拠点
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「また会おうね。メリ~クリスマス!」
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- Eno.105
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- 音祇葉 なしな・クユーノティオン
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拠点
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「皆の先に、幸せがあるよう祈っておくよ」
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- Eno.165
-
- 言織 命
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拠点
-
うぎゃ~~っ!漂流しましたわ~~~っ!!
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- Eno.255
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- トワル
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拠点
-
「頑張るから……」
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- Eno.336
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- カガリ
-
拠点
-
「たいした話じゃない」
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- Eno.467
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- 水上 咲良
-
拠点
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「これからも、諦めないからさ」
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- Eno.484
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- リザ
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岩場
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足って不便だな…
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- Eno.496
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- クリス
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拠点
-
?
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- Eno.505
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- エルシャーノ
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拠点
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「定命よ、末永く息災にな」
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■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
のぺーとしていたのは誰の目にも明らかで、真実です。
この島の人々は善良で、親切で、それゆえに警戒心も海に落っことしてきたかのように日がな転がっていたのも事実ですから。
七割がた正解で、残りの三割は伝わってない。
人差し指と親指でわっかを作ってから、また絵を指さします。
髪の長い人影と、あなたを交互に。
分かりづらければ、ひときわ小さな人影に…迷ってから🍄を描き添えます。
まあ、ここは誰に助けを求めても、誰が何を助けようと文句は言われることないでしょうから。
キャベツ農家の自分を合わせて、11人の人々の絵でした。
「え、……ち、違うの?」
大慌てで首を振る様子にちょっと驚いた。
何せ日頃見ている限りでは、
基本的にはのぺーっとそこに存在している……
といった雰囲気である事が大半であったため。
「………んん、ん、えっと。
き、キャベツ農家になりたいの……?」
畑。キャベツ。それを誰かに届ける。
またまた絵が描き足されるのを黙って見守ったのち、
ひとまずはそのようなニュアンスを見て取って。
暫しの間考えて、……ファイナルアンサー?
新たに描かれた人影が、誰を指すものか。
回答者は、それには気付けなかったようなので。
花丸は貰えない回答になってしまったかもしれないね。
「……明日、か。」
今日、明日、或いはその先まで。
好きな連載小説は、長く続いた方が良い。
その結末が、登場人物達にとって。
満足の行くものであれば、もっと良い。
ほんの少しなら、その手助けも許されようか。
「うん……ま、任せて。」
「分かっておるではないか。
わしは高貴な吸血鬼。900年生きた程度の若造に心配される程は未熟ではないのじゃ」
立ち上がりはしたがそれでも心許ない足取りを時折支えてやりながら、来た道を戻る。
あなたとは対照的にエルシャは遅れてやってきた熱が体内を廻るのを感じていた。
陽光によって傷だらけになっていた服の下の肌が艶を取り戻していく。
失われ始めていた筋力も補って余りある程に回復した。
魔法使いの血は確かに吸血鬼の替えの利かない糧になったのだ。
「……そうじゃな。ほれ、行くぞ。
この島の生活も今日で終わりではないのじゃ。
お互い明日のためにゆっくり休もう」
夜が明ければきっと、今まで以上に働ける。
手始めに──塔でも建ててやろうか。
「頼りにしておるからな、トワル」
「お主はちょっと気が回りすぎるところが残念じゃな」
まさかそんな事にはならないだろう。
今まで飲んだどの血よりも美味しかったのは確かだが、生で吸えば問題ない筈。
まぁこれが初めてだから知らないけれど。
「はぁ?何でもできたら怖いのか?
恵まれた体躯と能力があるのならそれを定命の為に振るうのは望ましいと思っていたのじゃが……」
「でも自分の足でというのは言葉のあやじゃよ。
わしの嫌いな吸血鬼達の力は借りんと言う意味であって、トワル達は違う。
困ったら頼りもする。今もそうじゃろ?」
質問に答えながらゆっくりとさすり続けていた。
この状態で他人の心配しとる場合か。どれだけ心配性なんじゃ。
そんな呆れとそれ故に好ましく思う心中は柔和な笑みとしてあらわれる。
▼
キャベツの肥料にヒトを使うなんてとんでもない!
ヒトの肥料にキャベツがなるのだ。
…なんてことを思っているのかは分かりませんが、あわてて首を横に振りました。
うーんうーん、と唸り声が聞こえそうなほどに腕を組み、追加の絵を描きます。
説明不足が過ぎたのは自身も理解しているところだったので。
ふわふわの長い髪をした人影が家の中にいて。
先ほどの畑の絵から、なにやら箱のようなもの(おそらくはキャベツが側面に描かれている)が矢印でそこに結ばれます。
箱を受け取り、両手をあげて喜ぶ人影…はちょっと押し付けっぽいな…と思って描くのをやめました。
代わりに、たくさんの家を描いて、箱からまた矢印をつなげて。
これでどうだ!…どうだ?
行きたいところの返答には不適切では?
なんだかまたもや不安になっていて、それは顔には出ませんでした。
「……なんて、もしかしたら、キミからすれば。
僕に言われるまでもないだろうけど、さ」
そんな束の間の小憩にできる事と言えば、
一度脇道にどけていた、詮無い思考の整理くらい。
だからそれをする事にして、整理した思考を形にして。
それから、もう一度ぐっと膝に力を込めた。
「……ん、っと、……だ、大丈夫、っぽい。
だから、……戻ろっか、そろそろ」
幸いな事に、今度はしっかり立ち上がれた。
とはいえ、少しふらつきはしたけども。
夜の森は、決して足元が良いとは言えないだろうけど。
それでもきっと、あなたが助けてくれるだろうから。
拠点まで、二人で何事もなく戻れるはずだ。
「そ、そこまでべた褒めされると逆に怖……
他の血が飲めなくなったって訴訟された時の事を
今の内に考えておいた方がいいかな……」
一時的な貧血で頭がバグってるのかも……。
「………ね、ねえ、エルシャ……」
人気の無い森の中。静かな夜の外気は澄んでいて、
背を擦る手の動きに合わせてゆっくりと息をすれば
少しずつ気分はましになっていった。
「キミはさっき、迎えを待つのではなく
自分の足で歩いていきたいって、言ったけど。」
「いいんだよ、別に。助けてって言ったって。
きっと周りからしたら、一人で何でもできてしまう方が
却って怖いと感じるだろうし、それに。
……何だって、助け合えるのが理想だよ。違う?」
誰のものであっても、視線を感じるのは居心地が悪い。
それにはっきりとした理由があるかと言えば、
大した事は思い付かないし、単にあがり症なんだろう。
閑話休題。
「………僕?」
ふと差し向けられた指の先。
問い掛けは行きたい場所、を訊ねたものだから、
それは答えとしては少し奇妙に思えるような。
「……お前をキャベツの肥料にしてやるって……?
…わけじゃ、ないんだろうけど」
その行動と、新たに描かれた絵の関連性。
流石にそれが悲観的に過ぎるのは、わかってるけど。
「……僕は、帰らなきゃいけないから。
だから……キミをどこかには、連れて行けないよ」
この解釈で合っているのかだって、わからないし。
そもそもの話、途中式が幾つか抜け落ちている。
これは、そんな不十分な答えだ。
「これは……?」
いつの間に置かれていた素敵なプレゼント。
しげしげと眺めて、ようやくそれが自分に宛てられたものだと理解すると、
持参の大切な小刀と一緒の荷物入れにしまった。
「……メリークリスマス、なあ」
持って帰る場所はともかくとして。
確かにそれは己の財と呼べるものだ。
「じゃあ、なんで名前なんか付けたの。」
ヒトデの名前。
最初にキャサリンと名付けたのはあなただった。
ものに愛着を抱く事を恐れるなら、
当然固有名詞なんか与えない方がいい、なんて。
「中途半端だね。」
わかりきった矛盾点を指摘する。
いっそ不躾な物言いで、淡々と。
別に、何が嫌いだとか、怒ってるとかじゃなくて。
「生きなよ。好きなもの山ほど作って、
絶対死んでたまるもんかって思ってさ。
自分が、好きなものの為に生きなよ。」
「未練があるのって、別に悪い事じゃないでしょ。」
訂正、戦争ってヤツは少し気に入らないけど。
たったそれだけの事なんです。
「いやぁ~引き籠りには辛いのじゃな。
想像以上にお主の血が美味くてな。噂は本当じゃった……まだ口の中にあの味と香りが残っているようじゃ。
色々予防線を張っていたようじゃが冗談抜きで誇ってよいぞ!」
必要かは怪しい吸血レビューをしたためて褒めた。褒めているつもりだ。
無理をしてまで動く必要もない。
座り込んでしまったあなたの隣に座って背中をさすった。
雲はすっかり何処かへ流れ、澄んだ夜空に月がよく見える。
逃げた動物たちの気配も戻りつつあり、島は元の姿を取り戻していく。
今宵の儀式もあなたが明かさないならば、きっと何事も無かったかのように日常に溶けていくだろう。
「よいよい。拠点で倒れられたらわしも困るのじゃ。
帰るまで面倒を見るのもわしの責務じゃから落ち着くまで傍におる」
とても吸血したからなんて言い訳はできないし。
『メリ~クリスマ~ス!』
枕元にリボンのついた石の斧が。
どうやら、クリスマスプレゼントのようです。
言葉を介さない、ニュアンスと雰囲気だけの会話未満でしたが、それでも満足げ。
目を合わされずともじつと見てゐる視線は心地が悪いかもしれません。
行きたい場所。はて。
人差し指を顎にあて、すこし思案ののち。
あなたを指差して…また、地面に絵を描きます。
片目が隠れた人影が、畑で山盛りのキャベツを持ってうれしそうにしている絵を。
行きたいところ、というよりは…夢の絵かな?という印象を受けるでしょう。
「………………わかるだろ」
肩に置いた手を離せば、背中の銃が鈍い金属音を立てる。
微かな血に似た錆鉄の匂い。
人を殺すための道具。
「おれは兵隊だよ」
一歩後ずさり。
周りに他の人影が無いと判れば、
青年はぽつぽつと身の上の事情を話すだろう。
「キャサリンよりおれの寿命の方が短い。
どう考えたって生き物なんか飼うべきじゃねえ……
愛着が湧いても、ただ苦しむだけだ」
「………、」
日陰者は、相手の顔を見て話すという事が苦手なので。
笑ったように見えた、その顔は見えなかったけども。
何となく、そんな雰囲気は感じたのかもしれない。
まあ何とも言えないニュアンスも感じるんだけど。
「……じゃあ、質問を変えよう。
キミが行きたい場所はある?」
ここにずっとは居られない。
でも、何処かに行く事はできる。
きっと、選択肢は元居た場所に帰る、だけではなくて。
「まあ、……今ははっきり答えが出なくたって
これからできる、かもしれないし。」
だから、今、無理に答える必要は無いような。
これもまた、そんな他愛の無い問い掛け。
「ぅひっ、」
引き抜かれる瞬間、また少し痛んで。
それから、少しざらついた舌が皮膚を撫でる。
なんとも形容し難い二つの感覚が、
一瞬だけ、ぞくりと背筋を這って、消えていく。
「……ん、……うん、大丈夫、」
続く問い掛けには、これまで通りにそう答えて。
立ち上がろうと膝にぐっと力を入れ、……
「……じゃないかも……
ごめん、戻るのちょっと休んでからでいい……?」
目眩がして逆戻り、を通り越して
そのままその場に座り込むはめになった。
とはいえ単に体力不足が祟っただけの事。
顔色は普段よりもやや悪いけれど、それだけだ。
「………なんで、」
言い掛けてやめたのも、視線が合わないのも。
別に、あなたの事を恐れているわけではない。
そもそもの話。
案外トワルは無遠慮で、ずけずけとものを言う質だった。
「ヒトデでも何でも、好きなだけ飼おうとしないの。」
身も蓋もない言い方をすれば。
空気が読めないとか、距離感を測るのが下手だとか。
本人だってそれは自覚しているけれど、
わかっていてどうにかなる事でもなかった。
「これで終わり、みたいな言い方するのもさ。
クリスマスなんて、……生きてれば、誰だって。
これからも、何度だって祝えるでしょ」
まあ、さして大切なことではありません。
大事な漂流仲間の疑問に答えた、それだけのことです。
変わったところ、にはすこしだけ…笑ったように見えました。
何故なら今の状況もかなりかなりなので。
帰りたいかと言われると…すこしだけ首を捻って、悩むような様子です。
ここに長居できないのは分かってはいますが、皆が優しく協力できる…そんな今が心地よいから。
帰りたい、とは…思ったのでしょうか。
見ないふりをしていたのかもしれません。
「……まあ、違うよね」
もし、仮にそうだったら。
それで何かあったかと言えば、
特に何も無い。そんな些細な疑問なんだけど。
「魔法……それとも、そういう種族?
何にしても……変わった所から来たんだね」
再び描き足された絵。
描かれたものをそのままに受け取るなら、
随分と変わっているな、と思う。
勿論それは、自分の知っている前提と比べて、だけど。
「……キミは、やっぱり帰りたい?」
その場所に。
自分にとっては変わった場所であっても、
あなたにとっては自分の居た場所、であるのだし。
「それわざわざ聞くか?普通」
すっかり大人しくなった帰り道。
溜息を吐いて肩の上でしがみ付いた頭──その耳元に顔を近づけた。
「満点じゃ」
遠くの波のさざめきに負けそうなほど小さく、けれどはっきりと答えた。
「エスが、見てるじゃろ……」
全然大丈夫じゃないので、諦めはしたがやっぱり恥ずかしくて縮こまっている。
もちろんエルの性格上、サンタとしてのあなたの前でも、可能ならばエスとしてのあなたの前でも高貴な吸血鬼で居たい気持ちはある。
さっきまでのあれやそれやはちょっと漂流とか諸々で疲れていただけ。
やれば出来る。いつかきっと。たぶん……
「まったく、わしをここまで気安く扱うとは……とんだ肝っ玉の持ち主なのじゃ。
しかもほとんど無意識にやっとるあたりが質が悪い……天然タラシめ」
今更取り繕ってもこの扱いは変わらないだろう。
あなたはそういうひとだ。
──恥ずかしい気持ちを棚に上げれば、残った楽しい気持ちも嘘じゃない。
▼
「任せるのじゃ」
当然だ。少なくとも事に至る前はそんな気持ちの猶予もあった。
「はぁ、」
吸血鬼は長くも無いが短くも無い時間食事に溺れていた。
目立った抵抗も無かったならば、猶更。
──そうして。
余裕も遠慮も忘れた行為はあなたに一声で終わる。
突き立てた歯を抜き、最後に溢れたものを舌で舐め取ってからようやく身を離した。
「こく……悪い。少々やり過ぎた。大丈夫か?」
口に残った味を余さずに嚥下してからばつが悪そうに気遣う言葉。
コップ1杯よりは少ない量であったが、すぐに動き回るには多い失血だ。
今更過ぎるが痛くなかっただろうか、失望させなかっただろうか、不安が押し寄せてきて、小さく空いたふたつの穴が見える首元と、あなたの顔を交互にちらちら見ている……
月明かりが照らす夜道を歩く。
行きは、あなたに手をひいてもらって。
帰りはこうして、肩に乗せて。
「そういえば~。
けっきょく、『ぎゅっ』はあれでよかったの?」
なんて、道すがら尋ねながら。