Ino.24 星の記憶とほりゅー1号が眠る島
平穏推奨、ロール重視。どなたでもどうぞ、初めての方もよかったら遊びましょう!
STATS
5人 / 人数
サバイバル / 難易度
スモール / 広さ
OVERVIEW
◆禁止事項◆
・年齢制限のあるロール禁止。全年齢向けでお願いします。
・過度な不穏、過度な胡乱は禁止です。
・デメリットのあるアイテムのシェアなど、他人にデメリットのあるアクションは控えてください。
※『不安だけど使ってみたい』などあれば周りの人に相談してみましょう!
◆ロール中心で!◆
外部(Discord、Twitterなど)の使用は控えて、
ゲーム内のロールで情報共有することを推奨します。
※『もう死にそう!! ○○にいます、助けて!』など、緊急性の高いヘルプは外部でしてもOK!
初プレイで不安、という方は、どうしてもわからなかったら外部を活用してもOKです。
※Discordサーバーはありません。
◆シマ発見人◆
Eno.35 レナード・ニューマン
PL:鳥塚(@ori_torizuka)(@z_muffin@misskey.yukineko.me)
↑分からないことや不安なことがあればお気軽にどうぞ↑
※参加にあたりシマ発見人への連絡は不要です。
チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「……行っちゃった」
いつのまにか、そこには水平線が広がるばかりになっていた。
ただ、少年は確実に故郷に帰れただろうという、
不思議な安堵もまた存在していた。
「……また会えることは信じてる、けど。
最後まで見送る側の立場、というのも、
なかなか堪えますわね」
先に船を降りた青年の言葉を借りてから、果てのない水平線へと向き直る。
薄れゆく意識の中で鼻をかすめたのは、嗅ぎ慣れた潮の香り。
——そういえば、ヒノモトの友達とも海へ遊びにいく約束をしてたっけ。
そんなことを考えながら、ゆっくりと目を閉じて——。
それぞれからの別れの言葉を受け取れば、
船上に残る三人を順に見やってから、めいっぱいの笑顔を浮かべて。
「イザベラのねーちゃん、クー、それにリリルカ!
オレ、みんなに会えてよかった!
この一週間のことはぜってー忘れねーし、
オレもまたすぐに会えるって信じてる!
だから——」
「はい……また、会えるのです!」
「サクヤお兄ちゃんと、ヒノモトでお目にかかるのを、楽しみにしているのですよー!」
ありがとう、の気持ちを溢れさせながら、笑顔で気丈に振る舞う。
「……花のこと。本当にありがとう。
私がこうして前を向けているのは、貴方のお陰でもありますわ」
「……っ、……。
一番目!
私、……冒険者になって、船長になって、世界を渡れるようになったら……
一番目に、“ヒノモト”を目指しますわよ!」
構いませんわよね、クー! なんて、気丈に微笑んで。
「……だから、またすぐに会えますわ!」
「えっ、ちょっ、……そ、そういう帰り方もありますの!?」
ぎょっとした。
レナードのように、船から見送れるものだと思っていたから。
あまりに突然のことで、心構えもできていない。
だが、もう止めようがないことも分かる。
「っ、……サクヤ、……」
「……ごめん、
もうちょっとみんなと一緒にいられると思ってたんだけどなー」
困ったように笑う少年の像はどこかおぼろげで、徐々に薄く、薄く。
「オレもそろそろ、行かなきゃみたいだ」
「……あれ?」
そう自覚した瞬間に感じた不思議な感覚には、どこか覚えがあった。
それはまるで眠りに落ちる時のように、静かに、とても安らかで——。
かざした手のひらに映るのは、彼方に望む薄明の色。
"自分"という存在が、この世界から希薄になっていく。
→
「……いっちゃったなー」
何もかもが見えなくなってしまった後で、ぽつりと。
「そーだよな、オレも帰らなきゃいけないんだよなー……」
→
「レナードお兄ちゃんー!またー!!」
その姿が見えなくなっても、しばらくの間、
きょうだい達と一生懸命、手を振り続けていた。
「っ、……ええ、また!
再会して、パーティできる日のこと!
心から、楽しみにしていますわよ~!!」
精一杯の笑顔で、めいっぱい叫んで。
水平線に消えてゆくその時まで見えるように、両手を振って見送った。
「……レナード、」
また会える。そう信じていても、
いざ別れを前にすると、様々な想いが去来するものだ。
溢れ出しそうになったものを、それでもぐっと堪えて……。
「それじゃーなー! レナードのにいちゃーん!」
「いつか絶対に、また会おうなー!」
あらん限りに声を張り上げて、
その姿が見えなくなるまで手を振り続けていただろう。
「まだまだ話したいことも、やりたいこともたくさんあるが……
今日はここまでにして、次会うときにとっておこう。
みんなからもらったモノも、思い出も、大切にするよ。」
「サクヤ、クー、イザベラ、リリルカ。
また後でな。」
船は汽笛を鳴らし、ゆっくりと桟橋を離れてゆく。
青年は船が見えなくなるまで、見送っていたことだろう。
#〆
まばたきの間に……船は小さな島に停泊している。
黒い木々の生える黒い森に覆われて、漂う霧は冷たく。
小さな島の小さな森だというのに、視界は木々に遮られ、
敷かれたレンガ道は曲がりくねり、その先を巧妙に影に隠している。
森からは動物たちの穏やかな気配。
コウモリに導かれるようにして、青年は桟橋に降り立った。
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