Ino.3 栄光に輝く伝説の黒金檀竜灯台古代魚島 - シマナガサレ
公式サバイバルラージ開催前非公開誰でも歓迎
公式島 その3

Ino.3 栄光に輝く伝説の黒金檀竜灯台古代魚島

未知の大きな島です。

STATS

28人 / 人数

サバイバル / 難易度

ラージ / 広さ

OVERVIEW

シマナガサレ運営によるラージ/サバイバル設定の島です。
パスワードは設定されていません。

【参加に関する注意】
・初めての参加者や不慣れな参加者を慮るようにしてください。
 アイテムや探索情報などの情報を一方的に伝えたり、非効率なプレイを指摘する等、
 参加者のゲーム体験を損なわないようにお願いします。

・原則『全員で』楽しめる環境づくりにご協力ください。
 ノウハウを把握していたり、影響力のあるキャラクターによってゲームやロールプレイが一方的に展開され、
 「置いてけぼり」になる方がなるべく生じないように注意してください。

・その他、人を選ぶロールプレイやプレイングは避けるようにお願いします。
 意図的なLIFE減少や縛りプレイなど、どうしても本来の導線から外れたプレイングを行いたい場合は、
 プロフィールに記述したり参加者にメッセージ等を送るなど、
 トラブルが起きないように十分に注意してください。
 (ただし、そのようなプレイを行いたい場合は自分で島を建てた方が望ましいです)

これらに反するプレイを見た時は、その場で糾弾などはせずマイページからミュート設定を行ったり、
度が過ぎている場合は、お問い合わせからログ等を添えてご連絡ください。

チャットとメッセージ

ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。


「ほんとう?」

息を、吸い込むような声で尋ねて、腰を浮かせると
ほとんどなんにも考えないで
あなたの結ばれた手を取ろうとして
両手を伸ばしていた。

「………ぁ」

びっくりさせちゃったかな。
ちょっと、申し訳なさもあるけれど。

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「ぼ、ぼくも……」

「また…………」

膝の上で、ぎゅう、と手をにぎりこぶしにして。
ちゃんと、つたえなくちゃ。

「帰っても。
 また、こうして……いっしょに、食べれたら、いいなって」

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「……………えっ!!!??」

からん。木の匙を取り落とした音。

「……………」

ぱくぱく。
金魚みたいに、口をあけたりとじたり。

「…………エッエッエッ」

「…………エット………」

いつもなら。『いいの?』って、聞いてしまうところだけど。

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うん、と頷きながら、言葉に耳を傾ける。

聞けば聞くほど。
やっぱりいそがしそうだなぁ、とか。
あっ、学校ではそういう感じなんだ……とか。

「うん……ちょっとちがう暮らし……だね」

ちょっとどころではないかもしれない。
仕事はただでさえ忙しいだろうし、
私生活にも、色んな目や制限があるのだろう。


木の匙を、がじり。齧って。

だから

『またこうして、いっしょに食べれたら。』

なんて、とても──────

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「ちがっていて」
「だから」

「今みたいに会いたいときに会えるなんてこと
 出来ないん、ですけど」

らしくない弱気だって。
飴を食べる勢いで、噛み砕いてしまおう。

「でも会いたいのために時間がまったく作れない訳じゃ、ないから」

「連絡先とかを交換しておいたら
 また、……また、こんな風にいっしょに何かを食べたり
 出来るとおもうの」

「……」
「どう…かしら…」

多忙で時間を取りづらいのはこちらのほう。
だから迷惑をかけるとしたら、こちらのほう、で。
…そういうので、つい、声は少し弱くなる。

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「そっか…」

相槌をゆるく打つ。
中学生、って、そうした日常を送るのね、も含めた『そっか』

「コトは……帰ったら。うん。
 やっぱり、今まで…の中に帰りたいかしら」

「毎日のように劇団で稽古をして。
 テレビや、映画や、舞台や…たまにバラエティのお仕事をして。
 学校にいったら、教室の皆に、あ、今日は来たんだ、なんて顔をされて…ふふ」

「ぴとりさんとは、ちょっと
 違う暮らしーってかんじ、かも」

……。
集めた飴を口に運び、ぱりぱりと噛み砕く。

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「ぼく?」

飴をつつく匙をみつめていた視線が、となりへと。
ぱちぱち、瞳をまるくして。

「えと……中学生だから、学校、で。
 それから、塾。帰ったら、家のコトして」

「……それくらいの日常、かも」

あっ、改めて口にだすと、平凡すぎる。
隠してるわけでもなく、
したいこととかそういうのもあんまりない人生……!

「………コトさん、は?」

苗字で読んだ方がいいかなと思っていたけど、
つい、一人称がうつっていた。

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「ええと」

ええと、
こうしたことを口に出すの
得意なほうだと思っていたのだけど…。

なんとなく器の端っこについた飴を
匙でつつくようにして集めながらに言葉に迷い。

「ぴとりさんは、」
「帰ったらどうする―――という言い方もおかしいけど」

「ここに来る前はふだん、どう過ごしていたのかなあとか。
 帰ったら、何がしたいかしら!とか。気になって…」

「あ。プライベートなことだものね。
 答えたくないならないで、ぜんぜん、いいのだけど!」

慌てて言葉を足す。

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ここではひとつの目標に向かって、みんなが自然に助けあって。

……けれど、噂の通りなら。
この島の生活はもう、終わりが近くて。

「……どうか、した?」

言葉少なくなった様子をみて、ちいさく首をかしげ。

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きっと大変な世界なんだろうなという、ぼんやりとした印象があるけれど。
自分にとっては、隣に座る小学生の女の子。

「うん」
「………ふふふ」

いっしょの器で、自然に距離が近くなる。

以前だったら、びっくりして飛びのいてしまったかもしれないけれど。
アイスが冷たいからか、いまは、なんだかそれも心地よかった。

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帰ったら。
こんなふうには、気軽に、何かをいっしょに味わえなくなる。

帰ったら。
こんな風にはできないかも、しれないけれど、

……。

何と切り出そうか迷うことばも結局
アイスといっしょに、舌の上で溶かした。

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学校ではない場所に世界を持っていると
教室には馴染みづらく――周囲は親切だけど、少し、ずれがあって。
かといって演技の世界では、同年代とは仲がよくても『同僚』であり『ライバル』になる。


そんな、自分にとっての当たり前を、今まで当たり前として受け入れてはいたけれど。

「うん。おいしい」
「……ふふ」

隣に並んで、アイスを口に運んで。
ひとつの器からわけあっているから
自然と肩と肩がすこし触れあいそうに、距離が近くなっている。

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「……そう、なんだ」

少し意外だったのか、目をぱちぱちとした。
あなたのまわりはいつだって、にぎやかな印象だったから。

「……うん……」

小さくうなずいて、笑みがこぼれる。

「ぼくも」

ここにこれてよかった、なんて。
言いかけて誤魔化すように、アイスをもう一口。
しあわせな甘味が、口いっぱいにひろがって。

「……おいしいね!」

つい、何度だって言ってしまう。
器のうえで、アイスがなくなるまで。

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おいしくて、溶けないうちにと。
ついつい夢中になって食べてしまって。

無人島でいっしょに食べる、アイスにパンケーキ。
作ってもらったのを、いっしょのお皿で食べて。

(……夢の中みたい……)

そんなふうに思っていたら、
よかった、という言葉が聴こえてきて。
顔をあげて『?』を浮かべた。

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「考えてみたら…
 疲れた日のアイスを、こんなふうに誰かといっしょにする事って、
 あんまりなくって」

それなりに高いお店や、高いアイス、知ってはいるし
日常に戻れば気軽に求められるものだけれど。

「無人島、たいへんなのは、そうなのだけど……。
 おともだちに、自分の作ったアイスを、ごちそうして
 おいしいーーーって言いあえるの」

「コトはね、……あの、…
 無人島にこられてよかったって、ちょっと、思っちゃうのよ」

言葉をつむいで、何かを誤魔化すよう、乳白色を頬張る。
さっきより早くお口の中でアイスは溶けた。

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「溶けないうちに、食べましょ、食べましょ」

いびつな木製の匙を渡して
おおきな器に盛ったアイスを、端と端から、食べていく。

アイスも、シャーベットも、かざりの飴も
それぞれ違う甘みをしていて
だけどお口の中ですべてすぐに蕩けて溶けていく。

名残惜しさに、また一口。
午後になって日が出てあたたかな一日だから
なおのこと美味しい。

「ふふふ。……よかった」

いろいろな、意味合いを含む『よかった』をぽつりと。

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「きれい……スゴイ、ね……!」

食べるのがもったいないくらいだけど、
はやく食べなければ溶けてしまう。

あまくてやさしいミルクの味と。
さっぱりしてみずみずしいぶどうの味。
飴はアミ模様がぽりぽりして、口のなかで楽しいリズム。

「……うん……」

確かに、疲れも、心も、少し楽になる気がした。
いっしょに食べているあなたにむかって。

「おいしい……ね!」

自然に笑顔がこぼれた。

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聞こえてきた声に、思案から顔をあげれば。

「アイスクリームッ!?」

木の器のうえの豪華さに、今度は声が裏返った。

アイスにシャーベット、それになんと飴飾りまで!
きらきらと輝く、器の上のお菓子たち。

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器に盛られているのは
ミルク色のアイスクリームと
ぶどう色のシャーベット。

その上には飴を格子のようなアミ模様のような形で固めたものが
飾りとして、きらきらと金色につやめき輝いている。

……ほんとうはレストランで見たみたいに
飴を糸のようにしたものをドーム状に固めて
鳥の巣のような飾りにしたかったのだけど…技術も道具も追いつかなかったのはここだけのお話。


「やっぱり疲れたときにはね
 ちょっといいアイスを食べるものだと、コト、思うのよ!」 力説。

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「おまたせしましたっ」

ぱたたた。
木の器を手に、戻ってくるころには
明朗――というか、すこし得意げですらある、笑顔を見せる。
自信作だもの。

「食べやすいものだから、きっとぴとりさんのお口にもあう筈なのよ。
 見て見て」

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明るく笑う姿に。
まっててね、と向かうあなたを見送りながら。
俯いた表情が焼き付いて、ぐるぐる。

(何か。何か……)

(もっと、ちゃんと、伝えられたらいいのに)

もどってくるまで、じっと思案していることだろう。

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「ア……」

俯くあなたを見て、声を漏らす。

そう、行方不明で大変なのは、ここにいるみんなおなじで。
そうはいっても、自分だったら
その抱えているものに耐えられたかわからない、とも思う。

だって、芸能人だとかそのまえに、ひとりの小学生の女の子なのだ。

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…、 瞼をいちど降ろし。持ち上げて。

「…だからこそ。
 脱出のための英気を
 美味しいもので養っておかないと、だわ!
 ねっ」

明るく笑う。顔も、声も、両手をぐっと拳にする仕草も。
腰を持ち上げると、まっててね、って
さっきみたいに言ってぱたぱた歩いていく。

向かう先には氷室があるようだ。

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「そうね………」

「おしごとに穴をあけて
 ご迷惑をおかけしているかもしれない…」

それを思うと心苦しさがぐるぐると胸で重たくうず巻く。
数秒、浅く俯いた。

「……でも」
「帰らないと心配されて、さわぎになっちゃう、というなら
 ぴとりさんだってきっと同じだわ。
 ご家族とか……」

大事に思われているから。
心配されている。
そういう意味なら、知名度の如何で、変わるところはない、はず。

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