■ Ino.15 わおーん!!!!!!!!島
体験版用の小さな島です。 想定人数:5人以下
STATS
8人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
「ん……」
優しい接吻。
おでこを合わせて、たおやかに笑う。
カッコいいなぁ、なんて思う。
いつも思ってたケド。
そっと彼の手を取った。
もう少しだけ、二人の時間を味わおう。
「プラたんがどんな大人になってるか、楽しみ。
ウチらもうんと明るい未来で、待ってるからね!」
どうか、自分を見つけて、笑顔で再会できますように。
「リーちんも、プロポーズがんば!!
リーちんイイ男だから、きっと大丈夫だよ。」
違う世界から集まった人たち。ワンちゃん。
またいつか運命の糸が交わり、絡まるのなら。
重々しい別れなんていらない。
だって、そうじゃんね。
Our future is bright!
そうして男は手首に巻いた、"この世のものとは思われない"銀に煌めくミサンガを陽光に掲げた。
「好きなだけ遊んで満足したら、糸を手繰ってちゃんと連れて来やがれ!」
シリウスは賢い。
シリウスならどこでも上手くやれるだろう。
自分はシリウスの望みを尊重する。
けれども犬は、人より先に逝くものなのだ。
そしてシリウスは子犬ではない。
「だぁから、こその、連絡先なのさ」
我儘、勝手な男は呟くように言って、
果てしない海を眺める。
「シリウスは他の犬とは別次元の賢さをもってる犬だが、死ぬまで今からすぐ一緒にずっといられる準備ができる人間は、いま俺以外、他にどっこにもいないってことをさ」
ハクとまいまいは、二人暮しを始めるのなら余裕がないだろう。くっしーは上手くやるかもしれないが、それでもまだ高校生だ。
船上の人となった男はずっと笑っている。
チョークスリーパーをキメた時も怒った顔はしていない。
シリウスみたいに
「笑った方がいいと思う」からだ。
「新しい連絡先ってやつはできたけど、
ちゃんと分かるだろうなあいつら。まあ、まいまいは優しいけど現実的だから、ハクと話し合ったら二人とも分かるだろうな。
くっしーは言うまでもなし。
……プラシオも喜ぶって信じてる」
酷い言い様で、船のへりに肘をかけた。
我儘、勝手な男は呟くように言いながら、
果てしない海を眺める。
【うさぎのリュックの底に畳まれている紙】
リアンダー・ラザリアキス
冬月舞♡
水鳥川 紅信 (Mitorigawa Kushin)
ハク・エセルバート(Haku Ethelbert)
七瀬朔
プラシオ
俺たち私たちは、この犬の友だち、
…………
……
犬は、生きて帰るの前提です
――まだ、余韻が許されるのであれば、
犬の未来を変えることができる。
船上の犬や
岩手県花巻市にいる犬でもよい、
好きに遊んであげてほしい。
この島のみんなの、ロール、メッセージ、プロフィールを見て、犬の未来は判定される。
9日目の朝ごろに、犬のプロフィールに反映されているだろう。
Eno.241:ひとつの星はコイントスをした! ……表が出た!
さてこの男。
この世に自分の残すものが何もないので「自分のもの」は何もかも置いていく。という心構えであったので、持っていたノートの残ったページに書いて貰ったみんなの名前の下に、
住所、電話番号欄
を作って、船上で全員に書いてもらうのである。
強制である。ハク、プラシオと自分以外は、書かない人間などいないと思っているが。さてはて本当に同じ世界・同じ時代にいる者があれば、相棒が困っているとき、
「新しい連絡先」
ができたというわけだ。
男はその紙を、うさぎのリュックの底に捩じ込んだ。
ぽりぽり……ささみジャーキーがおいしい!
リーは船に乗り込みました。
「なるほど、ね。かわいい野望じゃん?
変な虫に絡まれないよう、面倒見なきゃだなあ?失恋予定のおにーちゃん♪」
リーの通り過ぎざまに、軽く肩を叩く。
「プラシオちゃんも夢の国に行くなら、コイツの言うことよく聞きなね?ま、その点はあんまり心配してないけどさ」
「じゃーな。
俺はこれから一刻も早くプロポーズしたあと、平手打ちされる予定なんでそろそろ行くぜ。
お前らがもたもたしてたら、俺の方から行くから」
それじゃあな、と今生の別れでもなし、男は気軽に荷物を持ち直し、プラシオと手を繋いで楽しそうに海辺へと向かう。
途中で様子を伺い待機している船員に、夏バテして倒れてる子についてよくよく頼み確認たり、ちゃんと犬と意思疎通できるの、などと質問責めにして困らせるなどしつつ……
先に船上の人ならぬ、船上の犬となったシリウスを追うように歩いていく。
「―勿論、知ってるさ。
俺の…俺だけのプリンセス」
触れるだけの優しい口づけを落とし、こつん、と額を当てる。
遠くになったら、君が見えなくなっちゃうから。
二人の間に刺す青白い月明かりが、君の赤い頬をそっと照らしていく。
すごく綺麗だな…なんて思ったり。
…まぁ”いつも”だけどさ。
「…みんな待ってるだろうけど…もう少しだけ、歩こうか。
お手をどうぞ?マイ姫」
「夢の中で1週間過ごして目が覚めたら5分しかすぎてなかった」
「夢で1時間遊んだつもりが起きたら翌朝だった」
よくあることだろ? と肩を竦めた。
「だから油断してると次にお前らが会うプラシオは頼もしい立派な男か、頼りになる強い美人になってるかもしれないし。今のままかもわからんから、
いつでも恥ずかしくない自分で待ってな」
「だ、そうだ」
「それくらいなら俺が手伝おうとしなくても、今のプラシオならうちにいればあっという間に大人になれるだろ?
何しろ夢の中の時間の流れは、現実と違う伸び縮みの仕方をするからな。」
犬は救助隊の船の上で、犬用ご飯をたべている!
「や、野望って程でもないですよ……?
えっとですね…ぼくが成長して大人になったら、いつかぼくから皆さんに会いに行こうと思ってて…!」
「な、泣かさねーし…」
自信なさ男は語尾が少々萎んだ。
「まあ、多分いけると思うよ…(化け物を見る)勇気があれば。
つか、言質をとるな、言質を。
…で、なんだよ?プラシオちゃんの野望って?」
「そんな簡単に行けるの!?
んふふ、それは楽しみだね……!」
「いつでも呼びな、多分まいまいは素質があるしハクがなんかこう便利な魔法でビビってやったら俺ん家(プロポーズできてないので未定)にこれるだろ」
「リーちん、そうなの!
はっくんたら、たくさん隠し事してるんだよ。
はっくんに泣かされたらリーちん呼んでこよっと。」
「プ、プラたんの野望……?
天下統一とか?」